一人暮らしでは部屋干しが多くなるものの、臭いが気になったり乾きにくかったりといった悩みが多く聞かれます。この記事では、一人暮らしの部屋干しで乾かないとお悩みの方へ、時短やスペースを確保するコツについて、おすすめグッズと併せて紹介します。

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ライフスタイル

一人暮らしの部屋干しは乾かない?20年の経験による後悔&対処法

2024年7月25日

一人暮らしの部屋干しは「湿気がやばい」「臭くなる」「乾かない」などの悩みを抱える方が多くいます。

実際に筆者も初めはよく分かっておらず、適当に部屋干しをした結果、壁や家具にカビが生えたことも。

しかしデメリットをうまく解消すれば、部屋干しは外干しよりも格段に便利です。

この記事では、一人暮らしの正しい部屋干し方法や、部屋干しはどれくらいで乾くのか、また効果的なスペース確保のコツなどを詳しく解説します。

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【一人暮らし20年以上の経験談】部屋干しで後悔したこと

一人暮らしの部屋干しで乾かない、湿気がやばい、スペースが狭いなどの経験談

筆者が初めて一人暮らしをした部屋は、外に干すスペースがありませんでした。

家賃が安いワンルームでスペースが狭く、開放できる窓は1ヶ所だけ。

必然的に洗濯物は部屋干しになり、たまにコインランドリーも利用していました。

初めての一人暮らしで、洗濯して干すことの要領もよく分かっていない状態でした。

そんな環境で、筆者が経験した部屋干しの失敗は下記の通りです。

部屋干しの失敗経験

  • 窓が1つしかないのに、湿気対策が不十分で家具にカビが生えた
  • 部屋に友達を入れたとき「カビの臭いがする」と言われ、自分では気付かなかった
  • 干すスペースが狭く洗濯物を重ねて干していたら、乾きが悪く生乾き臭が付いた
  • 一度にたくさんの洗濯物を部屋干ししたら、室内の湿度が上がりすぎて気持ち悪くなった

何も考えず湿気対策もせず部屋干しをしていて、気付いたらカビや生乾きの臭いが発生していました。

部屋の掃除を適度にしていたわけでもなく、カビに気付いたときは大掃除レベルで対処しました。

そもそも、家具にカビが生えるという認識すらありませんでした…。

ただでさえ風通しが良くないアパートのワンルームで、部屋干しでは湿気が溜まりやすく、乾かないのは日常茶飯事でした。

当時は浴室乾燥機で洗濯物を乾かせることも知らず、どれだけの物を無駄にカビさせてしまったのか後悔しています。

【関連記事】部屋の湿気が多いとこんなにやばい!すぐにできる対策を紹介

【関連記事】アパートで洗濯機は何時から回していい?クレーム例も紹介

部屋干しのコツをマスターすればメリットがたくさん

部屋干しのコツをマスターすればメリットがたくさん

部屋干しでは、下記のようなデメリットが考えられます。

【関連記事】一人暮らしでタオルは何枚必要か|20年の実体験を基に伝授

デメリット

  • 室内は無風なので乾くまでに時間がかかる
  • 乾燥に時間がかかると、生乾きのニオイが発生しやすい
  • 室内に洗濯物を干すスペースが必要
  • 湿度が上がるとカビやダニが繁殖しやすくなる

しかし部屋干しには、外干しにはないあらゆるメリットがあります。

メリット

  • 紫外線による変色や傷みなどのダメージを防げる
  • 花粉、排気ガス、PM2.5などが付着しない
  • 途中で雨が降ってきても取り込む必要がない
  • 強風で飛ばされる心配をしなくて済む
  • 夕方から洗濯して、干す時間が夜中になっても問題ない
  • 女性の場合、盗難や生活リズムを知られるなどのリスクを避けられる

仕事から帰ってきて洗濯をする場合、夜中の外干しは難しいですよね…。

生乾きなどになりやすい部屋干しですが、デメリットを解消すれば外干しより優れた点がたくさんあります。

また、梅雨の時期はどうしても部屋干しが多くなるので、コツを知っておいて損はありません。

快適な環境で住み続けるためにも、正しい部屋干し方法を理解しておきましょう。

一人暮らしの部屋干しで活躍!サーキュレーターや扇風機

サーキュレーターと扇風機

洗濯物は5時間以内に乾かさないと、菌が増殖し生乾きを引き起こしやすくなります。

しかし実際は、スペースや環境の都合により「一人暮らしで部屋干しが乾かない」と悩む方が多くいます。

そんな悩みを解決してくれるのが、サーキュレーターや扇風機です。効果やそれぞれの違いについて見ていきましょう。

部屋干しは実際どのくらいで乾く?

部屋干しで洗濯物が乾く時間は、気温や湿度によって異なりますが、大まかな目安は下記の通りです。

外干し部屋干し
春/秋約5時間約10時間
約2~3時間約4~6時間
約6時間約12時間

春/秋や夏であれば、朝7~8時頃に外干しすれば正午~14時くらいには乾きます。

しかし部屋干しの場合は、日差しや風を受けず水分が蒸発しにくいため、外干しの倍ほどの時間がかかることも。

特に気温が低くなる冬は、晴れている日の外干しでも洗濯物は乾きにくくなります。

冬場は洗濯物が厚手になるので、部屋干しだとなおさら乾くのに時間がかかりますね。

部屋干しを2時間以上短縮するための条件

外干しに比べ部屋干しは乾くまでに時間がかかります。

しかしポイントを押さえれば、部屋干しの乾燥時間を2時間以上短縮することも可能です。

効率的な部屋干しのポイント

  • 部屋全体の空気を循環させる
  • 洗濯物に風を当てる
  • 室内を適度な温度・湿度に保つ

これらの条件を手っ取り早く満たすのに便利なのが、サーキュレーターや扇風機です。風で空気を循環させると、湿った空気が拡散されやすくなります。

また洗濯物に風を当てることで、そのまま干した場合に比べ乾燥時間を2~3時間以上短縮できます。

扇風機の風を洗濯物に当てた場合は、当てない場合に比べ、「速乾シャツ」「綿シャツ」「トレーナー」の乾燥時間が早くなった。乾燥度合(洗濯物に残った水の割合)が1.0%未満になるまでの乾燥時間は「速乾シャツ」では1.5~2.5時間、「綿シャツ」では2~3時間以上早くなった。

引用元:兵庫県立生活科学研究所
乾燥時間を大幅に短縮

サーキュレーターと扇風機のどっちを使うべき?

効率的な部屋干しの方法として、サーキュレーターの使用がよくおすすめされています。

しかし、扇風機があれば十分なのでは?と思いますよね。それぞれの特徴や違いを見てみましょう。

サーキュレーターと扇風機の違い

サーキュレーター扇風機
目的空気の循環に特化人に風を当てる
風の特徴直進的で強い風を遠くまで送る穏やかな風を広範囲に送る
使用時期1年中主に夏場
稼働音やや大きい小さい

サーキュレーター

部屋干しに便利なサーキュレーター

サーキュレーターは、床から天井まで効率よく空気を循環させるため、部屋干しにとても効果的です。

冷房や暖房と併用すれば室内の温度にムラがなくなるので、1年を通して活躍します。

扇風機に比べコンパクトでデザイン性に富んでおり、インテリアとしても優秀。ただし、稼働音が大きくなりがちな点はデメリットです。

最近は稼働音を抑えたタイプも販売されています。

サーキュレーターはこんな人におすすめ

  • 部屋干しの乾燥時間をより短縮したい
  • 季節に関わらず室温を快適に保ちたい
  • 設置スペースにあまり余裕がない

扇風機

部屋干しに便利な扇風機

扇風機の風は人が涼むことを目的としているので、サーキュレーターほどの空気循環機能は備えていません。

しかし効率的な部屋干しという点では、扇風機の風でも十分な効果を発揮します。

また扇風機は、サーキュレーターに比べ静音性が高いのも利点です。

扇風機はこんな人におすすめ

  • 部屋干しのスピードはそこまでこだわらない
  • 就寝中の部屋干しに使いたい
  • エアコンよりも扇風機を使う頻度が多い

除湿機を併用すれば部屋干し対策は完璧!

除湿機を実際に購入

購入費用がかかったり置くスペースが必要だったりしますが、一人暮らしでは除湿機を持っておいて損はありません。

筆者は部屋干しのために除湿機を1台持っています。

除湿機は部屋干しの湿気を吸い取ってくれますし、乾燥時間も短縮できます。

サーキュレーターや扇風機と併用すれば、雨の日の部屋干しでも2~3時間て洗濯物がパリパリに乾きますね。

サーキュレーターや扇風機がなくても、除湿機を持っておくだけで十分価値がありますよ!

雨の日が続く梅雨の時期などは部屋干しではまともに乾かないので、筆者は除湿機が手放せませんね。

除湿機が必要かどうかは、こちらの記事で詳しく解説しています。

【関連記事】一人暮らしで除湿機は必要か?エアコンとの違いや実体験を解説

部屋干しのコツは便利グッズ!一人暮らし向けのアイデアを紹介

部屋干しのコツは便利グッズ!一人暮らし向けのアイデアを紹介

一人暮らしで部屋干しをしたくても、アパートやマンションではレイアウトに困りますよね。

ここでは便利グッズを活用した、一人暮らしの室内干しアイデアを紹介します。

  • 折りたたみスタンド
  • 部屋干しワイヤー
  • 突っ張り棒
  • パラソルハンガー
  • エアコンハンガー
  • ドアハンガー

折りたたみスタンド

X型&4本脚のタイプが主流で、中にはポールを自由に伸縮できる商品も。十分なスペースがあれば、室内のどこでも設置可能です。

また折りたためるので、使わないときはコンパクトに収納できます。

大きめのタイプであれば、布団やシーツも干せますよ。

\軽量&コンパクトで布団も干せる/

部屋干しワイヤー

必要なときだけワイヤーを伸ばして、反対側の壁に設置したフックへ引っ掛けます。部屋干しのたびに器具を設置する手間がありません。

スタイリッシュなデザインなので、どんな空間にも溶け込みやすいでしょう。

干す量が多いと、重さで洗濯物が中央に寄ってしまうのが難点です。

\壁に穴開け不要&薄いのに頑丈/

\部屋干しロープも手軽で便利/

突っ張り棒

突っ張り棒を使えば、部屋のデッドスペースを利用して部屋干しできます。窓に近い場所へ設置すれば、日光を当てながら乾かすことも可能。

ただし、設置方法や耐荷重などには十分な注意を払い、落下を防ぐことが重要です。

パラソルハンガー

小物類やタオルなどをまとめて干したいときに、横幅を取らずに乾かせるパラソルハンガー。

2~3段構造であれば、洗濯量が多くてもたっぷり干せます。洗濯量が少ない場合は、フックで引っ掛ける吊り下げ式が便利です。

\高さ調整可能で省スペース/

ドアハンガー

ドア上部に取り付けて部屋干しのスペースを作ります。安定感のある2箇所固定の横長タイプや、小物をまとめて掛けやすい縦型タイプなど、種類が豊富です。

折りたためるドアハンガーなら、使用時以外は邪魔になりません。

\テコの原理を利用したアイデア商品/

エアコンハンガー

エアコン下のデッドスペースに洗濯物を干し、風を当てて乾かすアイテムです。すぐに乾くので、急ぎの洗濯物があるときはとても重宝します。

ただしエアコンの状態や周囲の環境によっては、取り付けが難しい場合も。

エアコンハンガー自体は、女性1人でも工具不要で簡単に取り付けられます。

部屋干しでカビや生乾きを防ぐコツ

部屋干しでカビや生乾きを防ぐコツ

部屋干しをしたいけど、一人暮らしでは湿気対策もままならず、生乾きの臭いやカビ・菌の繁殖が心配になりますよね。

ここでは、部屋干しによる生乾きやカビ・菌の発生を防ぐ方法について解説します。

脱いだ衣類は洗濯カゴへ入れておく

一人暮らしでは洗濯カゴ(ランドリーバスケット)を使わず、脱いだ衣類をそのまま洗濯機に入れておく人も少なくありません。

筆者も以前は、服を脱いだらそのまま洗濯機に投げ込んでいました…。

しかし、洗濯槽は湿気がこもりやすい構造なので、特に梅雨~夏場はカビが生えやすくなります。

カビの発生や菌の繁殖を防ぎたいなら、通気性に優れた洗濯カゴを使いましょう。

\ 折りたためるランドリーバスケット /

「アーチ干し」で乾かす

「アーチ干し」とは、外側に長い衣類・内側に短い衣類を干し、アーチ状にする干し方です。

アーチ干し

アーチ干しにすると風通しが良くなり、空気が効率よく循環します。

そのため普通に干すよりも、乾くまでの時間を30~60分程度短縮する効果があります。

窓を開けて適度に換気

部屋干しをすると室内の湿度が上がるため、適度な換気が必要です。特に雨の日は、屋外よりも屋内の湿度が高くなる場合も。

換気をするときは、2ヶ所以上の窓を開けると空気が流れやすくなります。

もし窓が1ヶ所しかない場合は換気扇を回したり、部屋のドアを開け扇風機で空気を流したりなどがおすすめです。

窓が一つしかない場合の換気方法
出典:日本摂食嚥下リハビリテーション学会

洗濯槽を掃除する

部屋干しの環境を整えても、洗濯槽が汚れていたら意味がありません。

手入れを怠ると雑菌が繁殖し、洗濯物に付着し嫌な臭いが発生してしまいます。

可能であれば1~2ヶ月に1回、最低でも3ヶ月に1回は洗濯槽を掃除しましょう。

使用後は洗濯機のフタを開けておくと、カビの発生を抑えられますよ。

「宅配クリーニング」の保管サービスを利用すれば、衣類により良い環境下で6~12ヶ月預けておけます。

クローゼットのスペースが空く上に、カビ・ダニ発生の心配がありません。

衣替え時に衣類をまとめてクリーニング&保管したい方は、ぜひ活用をご検討ください。

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部屋干しは工夫次第!快適な一人暮らしを送ろう

スペースか限られている一人暮らしの部屋でも、ちょっとしたアイデアやグッズで快適に部屋干しできます。

部屋の環境や洗濯の頻度に合わせて、ぜひ最適な部屋干し方法を探してみてください。

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