光回線が引けない物件では代わりとなるインターネット回線があるのか、オンラインゲームや動画視聴は快適にできるのかなど悩みますよね。この記事では、光回線の代わりになる方法5選に加え、オンラインゲームにおすすめの代替手段について詳しく解説します。

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インターネット

光回線が引けない時の代わり5選!オンラインゲーム向きおすすめも

2025年1月20日

マンションの事情やエリア外など光回線が引けない物件の場合、代わりとなるインターネット回線があるのか悩みますよね。

動画視聴やオンラインゲームを楽しみたいとき、光回線以外の方法でどれだけ対応できるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、光回線が引けない環境で代わりになる方法5選や、オンラインゲームにおすすめの回線について詳しく解説します。

実際に光回線以外の端末を使用した筆者が、経験談を交えながら紹介します。

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光回線が引けない理由とは?

光回線が引けない理由とは?

建物の構造や設備の制約があるから

古い賃貸物件や建物では、下記のように光ファイバー導入の環境が整備されていない場合があります。

  • 光ファイバーを引き込むための電柱が近くにない
  • 建物内に光ファイバーを引き込むスペースがない
  • 入居者が増設工事を自由に行えない契約内容になっている

築年数が古い物件では、配管の劣化や破損によって光ファイバーを通せない場合も。

提供エリア外だから

光回線のサービスは、地域やエリアによって対応状況が異なります。

特に地方や郊外では、光ファイバー設備の構築が進んでおらず、サービス対象外となるケースも少なくありません。

また都市部であっても、新興住宅地や開発が遅れている地域では同様の問題が発生することも。

もし光回線のエリア内でも、物件のすぐそばに光回線が張り巡らされていないと、導入自体ができません。

提供エリア外か確認する方法を見る

管理者や行政からの許可が得られないから

賃貸物件では、オーナーや管理会社が建物の景観を気にしたり、他の入居者への影響を懸念したりで、工事許可を出さないことがあります。

光回線の工事は多くの場合、壁に穴を開けて引き込み作業をします。

また集合住宅では、管理組合での合意が得られないケースも。

さらには、行政が工事に関して規制を設けており、開通工事の許可が下りないことも考えられます。

光回線の代わりに利用できるインターネット回線5選

光回線が引けない時の代わり5選(ホームルーター、ポケット型Wi-Fi、ケーブルテレビ、テザリング、衛星通信)

光回線が引けない場合に代用できるインターネット回線は、主に下記の5種類です。

【関連記事】光回線の乗り換えがめんどくさい!手間を最小限にする解決策

ホームルーター(据え置き型Wi-Fiルーター)

ホームルーターの特徴(写真付き)
写真の商品:Broad WiMAX

ホームルーターは、スマホのようにモバイル回線を利用してインターネットが使える、自宅据え置き型のWi-Fiルーターです。

工事不要でコンセントにさすだけで使え、また複雑な設定も必要なく、電源を入れるだけでWi-Fi利用できるのが魅力。

ホームルーターの特徴・こんな人におすすめ

メリット

  • コンセントにさすだけでネット接続
  • 開通手続きや工事が不要
  • 初期設定がシンプルで簡単
  • 光回線より初期費用が安め
  • 引っ越し後もすぐ使える

デメリット

  • 通信速度や安定性は光回線より劣る
  • ヘビーユーザーは速度制限のリスクがある
  • コンセントがない部屋では使えない
  • 設置場所によっては電波が入りにくい

光回線に比べると通信速度では劣りますが、多くのホームルーターはデータ容量無制限なので、一般的なネット利用であればそこまで問題はありません。

▶ホームルーターのレビュー記事を見てみる

こんな人におすすめ

  • 光回線の工事や手続きが面倒
  • 光回線が引けない物件に住んでいる
  • ネット利用はWEB閲覧や動画視聴程度
  • 回線工事の業者を部屋に入れたくない、立ち会いたくない
  • 機械が苦手で複雑な設定や配線をしたくない
  • 引っ越し後すぐインターネット環境が必要

【関連記事】一人暮らし向けホームルーターおすすめ7選!容量無制限のみ

ポケット型Wi-Fiルーター(持ち運び向き)

ポケット型Wi-Fiの特徴(写真付き)
写真の商品:Broad WiMAX

ポケット型W-Fiは自宅でも使えますが、基本的には外出先でインターネットを利用するときに便利な端末です。

ポケット型Wi-Fiの特徴・こんな人におすすめ

メリット

  • Wi-Fi環境を外出先へ持ち運べる
  • 固定回線やホームルーターより料金が安い
  • フリーWi-Fiよりも安全性が高い
  • 端末や料金プランのバリエーションが豊富
  • 停電時も使える

デメリット

  • 光回線やホームルーターよりも速度制限にかかりやすい
  • 外出先の環境次第では通信が不安定になる
  • バッテリー残量に注意が必要

自宅での使用は、光回線やホームルーターに比べ接続がやや不安定。自宅よりも外出先で使い機会が多い方におすすめです。

▶ポケット型Wi-Fiルーターのレビュー記事を見てみる

こんな人におすすめ

  • 自宅でも外出先でもWi-Fiを使いたい
  • 通信速度や容量は通常利用の範囲内でいい
  • できるだけ安くWi-Fiを利用したい

中には、通常のWi-Fi1台程度の料金で「ポケット型Wi-Fi+ホームルーター」の2セットを利用できるWiFi革命セットなどのサービスもあります。

【関連記事】一人暮らし向けポケット型Wi-Fiルーターのおすすめ7選

CATV(ケーブルテレビ)

ケーブルテレビのインターネットの仕組み

物件情報の中に「CATV(ケーブルテレビ)」と記載されている場合があります。

CATVとは、地域ごとのケーブルテレビ局が提供するサービスのことで、地デジやBS・CS放送の電波をまとめて受信可能。

このケーブルを利用して、J:COMなどではインターネットや電話のサービスも提供しています。

CATVは光回線と同じ固定回線ですが、光ファイバーケーブルが途中までしか配線されていないため、通信速度は遅い傾向にあります。

メリット

  • テレビで視聴できるコンテンツが豊富
  • 有線接続で回線が安定しやすい
  • スマホ割引が適用されるケースも

デメリット

  • 光回線よりも速度が安定しない
  • 月額料金が高くなりがち
  • 加入できるネット回線が限定される

こんな人におすすめ

  • インターネットよりもテレビを利用する機会が多い
  • インターネットの通信速度にはこだわらない

スマートフォンのテザリング機能

テザリングの仕組み

テザリングは、スマホのモバイルデータ通信を利用し、パソコンやタブレットをインターネットに接続できる機能のことです。

外出先でもスマホの電波があれば、パソコンやタブレットなどもインターネットに接続できます。

ただし通信速度は安定しないため、長時間の使用よりも一時的にネット環境が必要な場合に役立つでしょう。

メリット

  • フリーWi-Fiがない場所でも、スマホがあればパソコンをネットに接続できる
  • Wi-Fiルーターのような利用料金の負担がない
  • ポケット型Wi-Fiを持ち歩く必要がない

デメリット

  • スマホのデータ通信を使うため、通信速度が低下しやすい
  • バッテリー消費が激しく長時間利用には不向き

こんな人におすすめ

  • 必要なときだけ手軽にネットを使いたい
  • 光回線やWi-Fiルーターの手続きが面倒
  • 荷物を増やしたくない

衛星通信

衛星通信の仕組み

衛星通信とは、人工衛星を介して地球上のあらゆる場所へ通信を提供する技術です。

電波がつながりにくい山間部や離島でも利用できるため、光回線が利用できな地域での貴重な通信手段に。

また災害時に通信インフラが使えなくなっても、衛生通信であれば影響を受けず安定した通信を提供できます。

メリット

  • 光回線設置が難しい場所でも通信を確保できる
  • 高速通信&低遅延で使える
  • 災害時でも安定した通信環境

デメリット

  • スマホで受信するにはWi-Fiルーターが必要
  • 天候や障害物の影響を受けやすい

こんな人におすすめ

  • 光回線やモバイル回線が届かない地域に住んでいる

光回線が引けない物件でオンラインゲームはできる?

光回線が引けない物件でオンラインゲームはできる?

光回線の代わりに利用できるインターネット回線で紹介した方法の中で、オンラインゲームができるものは下記の4種類です。

インターネット回線 オンラインゲーム
ホームルーター
ポケット型Wi-Fi
ケーブルテレビ
テザリング

この4種類の中でオンラインゲームをするなら、総合的にホームルーターがおすすめです。

ホームルーター

ホームルーター(据え置き型Wi-Fiルーター)は、オンラインゲームに必要な速度目安を満たしています。

また、ホームルーターはLANポートがあり有線接続もできるため、より回線速度を安定させることも可能

Speed Wi-Fi HOME 5G L13の有線LAN接続

FPS以外のオンラインゲームは、基本的に回線速度が50Mbps以上あれば普通にプレイできます。

より快適に遊びたい・やり込みたい場合は「70Mbps~100Mbps以上」あると安心ですね。

FPS70Mbps以上
FPS以外50Mbps以上

「Broad WiMAX」や「モバレコAir」などのホームルーターであれば、オンラインゲームに必要な通信速度を十分に満たしています。

※1Gbps=1,000Mbps

  Broad WiMAX モバレコAir
通信速度 4.2Gbps 2.1Gbps
月額料金(税込) 4,708円 5,368円
データ容量 無制限 無制限
LANポート 2つ 2つ
スマホセット割 au
UQmobile
SoftBank
Y!mobile
公式サイト Broad WiMAX モバレコAir

※ホームルーターでもジャンル次第では快適に遊べますが、FPS/TPSのゲームをやり込みたい方には不向きなのでご注意ください。

▶Broad WiMAXのレビュー記事を見てみる

【関連記事】一人暮らし向けホームルーターおすすめ6選!容量無制限のみ

ポケット型Wi-Fiルーター

ポケット型Wi-Fiルーター(持ち運び向き)は室内でも使えるので、オンラインゲームの種類によってはプレイできます。

ただし筆者も実際に試しましたが、ポケット型Wi-Fiルーターは光回線やホームルーターに比べ、通信速度が不安定になりがち。

Speed Wi-Fi 5G X12とスマホ

よって、リアルタイム性が求められるFPSやMOBAゲームには向きません。

「持ち運びを重視したいけど、自宅ではオンラインゲームも楽しみたい」という方には、通信速度が速い&データ容量無制限のBroad WiMAXなどのポケット型Wi-Fiがおすすめです。

データ無制限であれば、長時間プレイが可能な場合もあります。

▶ポケット型Wi-Fiルーターのレビュー記事を見てみる

【関連記事】一人暮らし向けポケット型Wi-Fiルーターのおすすめ7選

CATV(ケーブルテレビ)

CATV(ケーブルテレビ)は固定回線なので、無線接続に比べ安定性があります。

ただし、光回線のように光ファイバーが自宅まで通っていないため、特に夕方~夜間など混み合う時間帯は遅延が多くなる傾向に。

また、契約プロバイダや接続環境などによっても品質がばらつくので、プラン内容をよく確認する必要があります。

CATVで通信速度にこだわりたい場合は、FTTH方式(光回線の配線方式)を取り入れているプランを検討するといいでしょう。

テザリング

スマートフォンのテザリング機能でも、オンラインゲームのプレイ自体はできます。

ただし、通信速度が求められるFPS/TPSなどはプレイが困難ですし、ゲームのインストールやアップデートもかなりの時間を要します。

一人でプレイできて対戦機能などがないゲームであれば、テザリングでもなんとか遊べるでしょう。

光回線が引けるかどうか確認する方法

光回線が引けるかどうか確認する方法

引っ越し先で光回線を利用したい場合は「すでに光回線が導入済みか」「回線工事が可能な物件か」を確認しておくと安心です。

【関連記事】光回線の乗り換えがめんどくさい!手間を最小限にする解決策

物件サイトだけでなく不動産会社にも聞く

光回線が導入されていれば、物件情報の「光ファイバー」「インターネットあり」などの記載で確認できます。

しかし、中には詳細情報を省略している可能性もあるため、物件情報だけでは不十分な場合も。

また物件サイトによって、インターネット環境の表記が異なるケースもある(インターネット完備・インターネット対応等)ので、不動産会社に直接問い合わせるのが確実です。

  インターネット無料 インターネット完備 インターネット対応
回線 引き込み済 引き込み済 各部屋へは未開通
プロバイダ 契約済 契約済 個別契約が必要
利用日 即日利用可 即日利用可 開通工事後
利用料金 貸主or共益費等 基本入居者 入居者

【関連記事】インターネット無料物件はやめとけの真実!経験者が欠点を解説

また、管理会社やオーナーとのやり取りが必要なケースもあります。不動産会社が仲介することで、スムーズに確認が進む可能性が高いです。このように、サイト情報だけに頼らず、直接質問することで誤解を防げます。

光コンセントが設置されているか

光コンセントは壁面に設置された小型の端子で、光ファイバー回線を接続するためのものです。

壁面に光コンセントがあれば、光回線は導入済みである可能性が高くなりますが、設置されていない場合は追加工事が必要となります。

ただし光コンセントがあっても、下記の2点はチェックしておきましょう。

  • 実際にどのプロバイダが利用可能か
  • 建物全体で光回線に対応しているか

光ファイバーが通っていないのに、光コンセントだけ設置されている場合もあります。

光回線事業者の公式サイトをチェック

光回線事業者の公式サイトを活用することでも、光回線導入済み物件かどうかを調べられます。

この検索機能を使えば、具体的な住所で利用可能かどうかが簡単に分かります。

光回線以外の回線を選ぶ際の注意点

光回線以外の回線を選ぶ際の注意点

データ通信量&速度の制限

光回線以外のインターネット回線の多くは、データ通信量や速度に制限が設けられています。

WEB検索や動画視聴程度であればそこまで支障はありませんが、下記の状況では影響を及ぼす可能性があります。

  • オンラインゲームや動画のストリーミングなど、大容量データが必要
  • 高画質動画の長時間視聴で速度制限がかかる
  • 「データ無制限」と記載されていても、混雑時は速度制限にかかる場合がある

制限がかかる条件やタイミングはサービスによって異なるため、目的に合った通信環境を得られるかどうか、契約前によく確認しておきましょう。

初期費用や月額料金の比較

光回線は工事費用やルーター代など初期費用がかかりやすいものの、長期的な利用を考えた場合、ホームルーターやポケット型Wi-Fiの方が割高になるケースがあります。

光回線によっては、毎月の割引やキャンペーンを適用すれば、長期利用の方がお得になるサービスもあります。

一定期間を過ぎると月額料金が上がる場合もあるので、コストを抑えたいなら条件を細かく確認しましょう。

【関連記事】一人暮らしにおすすめの光回線!スマホ割がお得だけど注意点も

契約期間や解約時の追加料金等

ホームルーターやポケット型Wi-Fiでは契約期間が設けられており、期間内に解約すると違約金が発生することがあります。

また「毎月割×3年(36ヶ月)で端末代が0円」の条件を2年で解約した場合、残り1年分にあたる端末代を負担しなければなりません。

ライフスタイルの変化で急な引っ越しが考えられる場合は、長期割引よりも「縛り期間なし」などで契約した方がいいでしょう。

まとめ

光回線が引けない状況でも、現代ではあらゆる代替手段が選べます。

ただし、光回線に比べ通信速度や快適さではどうしても劣るため、目的や予算に適した方法をじっくり探してみてください。

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