一人暮らし賃貸でインターネット環境やWi-Fiは必要なのか、契約はどうすればいいのか、状況別に詳しく解説。ネットを快適に使えるのは光回線であるものの、使用頻度が多くないなら回線工事不要タイプが適している場合も。また、一人暮らしはテザリングで十分というケースもあるので、併せて紹介。

※記事内に広告を含む場合があります

インターネット

一人暮らしでインターネット環境やWi-Fiはどうしてる?状況別に解説

2024年2月18日

一人暮らしでインターネットを使うなら光回線を引いた方がいいのか、それともスマホだけで十分なのか、どれがいいのか分かりにくいですよね。

インターネットを快適に使えるのは光回線ですが、ネットサーフィンや動画閲覧程度しか使わないなら、回線工事不要で使えるタイプの方が適しているかもしれません。

この記事では、一人暮らしの賃貸でインターネット環境やWi-Fiは必要なのか、状況別のおすすめを詳しく解説します。

また「一人暮らしはテザリングで十分」というパターンもあるので、併せて紹介します。

この記事を書いた人

通常のアイコン
ブログ管理人
  • 一人暮らし歴20年以上
  • 宅配サービスの利用経験多数
  • 数々の失敗経験を基に発信
  • 最新サービスも随時試し中

一人暮らしのインターネット環境にWi-Fiは必要?

一人暮らしでWi-Fiが「必要な人」「いらない人」の目安

まずは、一人暮らしでインターネットを使う場合、Wi-Fiは必要かどうかについて見ていきましょう。

インターネット(光回線)とWi-Fi(無線LAN)の違い

インターネット(光回線)は有線設備で、建物内にケーブルを引き込むことで安定性が高い高速通信を実現できますが、基本的に開通工事が必要です。

一方でWi-Fiは、無線接続を利用してインターネットが使える仕組みです。

光回線を引いていない環境でも、スマホと同じようにモバイル回線で通信できるほか、光回線の有線接続とWi-Fiの無線接続を併用することも可能です。 

Wi-Fiが必要な人

Wi-Fiが必要な人

  • スマホのデータ通信を大容量や上限なしで利用したい
  • スマホで動画を見るとき、高画質でも快適な通信速度で再生したい
  • テレワークのWeb会議やオンライン授業でパソコンを使う機会が多い
  • オンラインゲームのダウンロード速度やパフォーマンスを安定させたい
  • 有線ケーブルなしで複数端末(スマホ・タブレット・ゲーム機等)を同時にネット接続したい

スマホで大容量のアプリをインストールしたり、高画質の動画を視聴したりするとき、契約プラン次第では通信制限になる恐れがあります。

またWeb会議やオンライン授業では、通信速度が不安定だと画像や音声が乱れる可能性も。

インターネットをストレスなく使いたい人には、Wi-Fi環境が必要です。

Web会議やオンライン授業が多い人は、通信速度や安定性に優れている「固定回線でのWi-Fi」がおすすめです。

【関連記事】一人暮らしでパソコンはいらない?20年の経験による判断基準

【関連記事】一人暮らしはパソコン代わりにタブレットでもOK?使用場面を比較

Wi-Fiはいらない人

Wi-Fiはいらない人

  • 自宅でのインターネット使用は、最低限のネットサーフィンや動画視聴程度
  • 外出が多く自宅で過ごす時間は少ない
  • 通信費をできるだけ抑えたい

自宅でインターネットをあまり使わなかったり、外で過ごす時間が長かったりする人は、Wi-Fiの必要性は高くないと言えます。

またWi-Fiを導入すると、スマホ代とは別に通信費を負担しなければなりません。

一人暮らしで他に優先したい生活費がある場合は、Wi-Fiの導入は後回しでもいいでしょう。

「ゲームをやりすぎると速度制限がかかってしまうけど、月末だけ我慢すればいい」と割り切っている人もいますね。

ただし、Wi-Fiを使う回線の種類によってメリット・デメリットが異なります。次の項目で詳しく見ていきましょう。

Wi-Fiの利用手段は主に3種類

光回線・ホームルーター・ポケットWi-Fiの比較表

Wi-Fi利用時におすすめの回線は「光回線」「ホームルーター」「ポケットWi-Fi」の3種類です。

ここではそれぞれの特徴や、どんな人におすすめなのかを解説します。

光回線

光回線は、光ファイバーケーブルでデータを送受信する回線です。

電磁波の影響を受けないため、通信速度が非常に安定しています。

メリット

  • 通信速度がとても速い
  • 回線の安定性が高い
  • 月々のデータ使用量が無制限

デメリット

  • ケーブルの開通工事が必要
  • 月額料金が高め
  • Wi-Fiを使うにはルーターが必要

通信速度や回線の安定性に優れているため、動画視聴やオンラインゲームなどをストレスなく楽しめます。

また、ほとんどの光回線は月々の速度制限や容量制限がないので、一般的な一人暮らしであれば実質無制限で使えるでしょう。

短期間で引っ越す予定などがなくインターネットを快適に使いたいなら、基本的には光回線がおすすめです!

デメリットは、有線ケーブルを自宅へ引き込むための開通工事が必要な点です。

工事で建物を傷付ける可能性があるため、大家さんや管理会社の許可を取らなければなりません。

なお、光回線でWi-Fi接続や複数端末の同時接続をしたい場合は、Wi-Fiルーターが別途必要です。

筆者は自宅でのパソコン作業が多いため、光回線+Wi-Fiルーターを使っています。

通信速度で不便に感じたことはありませんね。

光回線の例:ドコモ光auひかりソフトバンク光

光回線はこんな人におすすめ

  • スマホのデータ量をたくさん使うので、通信制限を避けたい
  • 自宅でのパソコン作業やWeb会議などが多く、通信速度・安定性を重視したい
  • 動画視聴やオンラインゲームを快適に楽しめる環境が欲しい
  • ネット接続のスマート家電(スピーカー、照明、洗濯機、監視カメラ等)を導入する予定
  • しばらく引っ越す予定がない

一人暮らしにおすすめの光回線は、こちらの記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたい
一人暮らしの光回線のおすすめタイプは、スマホセット割・格安SIM向け・縛り期間無し型・西日本エリア特化です。それぞれお得な特典があるものの、注意しなければ損をしてしまうケースも。この記事では、一人暮らしにおすすめの光回線を項目別に分けて解説します。
一人暮らしにおすすめの光回線!スマホ割がお得だけど注意点も

ホームルーター

ホームルーターは、モバイルデータ通信(携帯電話回線)を利用した据え置き型の機器です。

コンセントに挿し込むだけで、工事不要でWi-Fiが使えます。

メリット

  • コンセントに挿すだけでWi-Fiが使える
  • 開通工事の手間や費用が不要
  • 設定がシンプルで簡単

デメリット

  • 固定回線よりも通信速度や安定性はやや劣る
  • 速度制限のリスクがある
  • コンセントがない場所では使えない

固定回線のような開通工事が不要なので、物件の環境にかかわらず設置できます。

設定方法は「①パソコン・スマホのWi-Fi設定をONにする②設定画面で接続用パスワードを入力」と簡単なので、接続関係が苦手な方でも安心ですね。

「光回線の工事で業者を室内に入れたくない、立ち会いたくない」という方には、工事不要のホームルーターがおすすめです。

【関連記事】女性の一人暮らしで危ない&狙われる要因と防犯対策38選

デメリットは、固定回線に比べると通信速度・速度制限の快適さで劣る点です。

ただし、多くのホームルーターはデータ容量無制限で使えるため、一般的なインターネット利用であればそこまで問題はありません。

ホームルーターの例:BroadWiMAXモバレコAirドコモ home 5G

ホームルーターはこんな人におすすめ

  • 開通工事は難しいけど、インターネット速度をより安定させたい
  • 回線の開通工事で業者を部屋に入れたくない、立ち会いたくない
  • 面倒な初期設定なしでWi-Fiをすぐ使いたい
  • 引っ越し時の手間をなるべく省きたい

一人暮らしにおすすめのホームルーターは、こちらの記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたい
コンセントを挿すだけでインターネットが使えるホームルーター。種類が少なく選びやすい&多くの機種がデータ容量無制限なので、一人暮らしで活用してるが多数います。一人暮らし向けホームルーターのおすすめを、5種に厳選して紹介します。
一人暮らし向けホームルーターおすすめ7選!容量無制限のみ

ポケット型Wi-Fi

ポケット型Wi-Fiは小型で持ち運びができます。自宅でも使えますが、外出先でパソコンやスマホをよく使う方向けのタイプです。

メリット

  • Wi-Fi環境を外出先へ持って行ける
  • 固定回線やホームルーターより料金が安く済む
  • 端末や料金プランが豊富に用意されている

デメリット

  • 通信制限や容量制限があり、自宅でのメイン使いには不向き
  • 外出先の環境によっては通信が不安定になる
  • バッテリー残量に注意する必要がある

バッテリー式なので、充電があればどこへでもWi-Fi環境を持って行ける点が大きなメリットです。

また、スマホのインターネット利用でポケット型Wi-Fiを経由すれば、通信費を削減できる可能性が高くなります。

外出先のフリーWi-Fiより安全性が高い点も注目ですね。

ただしポケット型Wi-Fiは、1ヶ月の通信制限や容量制限が設けられているタイプが主流。

高画質の動画視聴などをよく利用する方は、プランをよく確認しておきましょう。

ポケット型Wi-Fiの例:モバレコAirBIGLOBE WiMAX +5GシンプルWiFi

ポケット型Wi-Fiはこんな人におすすめ

  • 自宅でも外出先でもWi-Fiを使いたい
  • 通信速度や容量は通常利用の範囲内でいい
  • できるだけ安くWi-Fiを利用したい

なお、自宅でも外出先でも手軽にインターネットを使いたい場合は、ホームルーターとポケット型Wi-Fiを低価格で併用できるWiFi革命セット」などのサービスがおすすめです。

「WiFi革命セット」は、1台分程度の料金で「ホームルーター+ポケット型Wi-Fiの2台セット」が利用できます!

一人暮らしにおすすめのポケット型Wi-Fiは、こちらの記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたい
自宅だけでなく外出先でもインターネットが使えるポケット型Wi-Fi。サービスによって無制限・高速・安い・無料お試しなど特徴が異なるため、目的に合ったタイプを選ぶ必要があります。この記事では、一人暮らし向けのポケット型W-Fiルーターのおすすめを6つに厳選して紹介します。
一人暮らし向けポケット型Wi-Fiルーターのおすすめ7選

一人暮らしはテザリングでも十分?Wi-Fiとどっちがいいの?

テザリングの簡単な概要、Wi-Fiよりテザリングが適しているのはこんな人

一人暮らしなら「Wi-Fiがなくてもテザリングで十分なのでは?」という声もよく聞かれます。

そもそもテザリングとWi-Fiはどう違うのか、どんな人はテザリングが適しているのかを確認しておきましょう。

テザリングの簡単な概要

テザリングは、スマホのモバイルデータ通信を使い、パソコンやタブレットをインターネットに接続できる機能です。

メリット

  • フリーWi-Fiがない場所でも、スマホがあればパソコンをインターネットに接続できる
  • Wi-Fiルーターのように利用料金を負担しなくていい
  • ポケットWi-Fiを持ち歩く必要がない

デメリット

  • スマホのデータ通信を使うため、通信速度が低下しやすい
  • バッテリー消費が激しく長時間利用には不向き

フリーWi-Fiは、情報漏洩や遠隔操作などのさまざまなリスクが潜んでいます。

その点、テザリングはスマホを介してネット接続するため、セキュリティ面ではフリーWi-Fiよりも安全です。

Wi-Fiよりテザリングが適しているのはこんな人

テザリングは、長時間利用だとスマホの通信速度が低下しやすくなりますが、短時間利用ならそれほど支障はありません。

また、スマホの機種によっては有料のテザリングオプションもありますが、料金はせいぜい500円程度です。

よってテザリング利用が適しているのは、必要なときだけ手軽にインターネットを使いたい人です。

スマホのみでインターネット接続ができるため、余計な荷物を持って行きたくない人にもおすすめです。

テザリングがおすすめな人

  • 利用時間が短い
  • 手軽にインターネット接続したい
  • 荷物を増やしたくない

Wi-Fiがおすすめな人

  • 自宅や外出先でインターネットを利用する時間が長い
  • 速度制限や容量制限を気にせず使いたい
  • 複数のデバイスを同時に接続したい

一人暮らしの「インターネット無料物件」とは

一人暮らしのインターネット無料物件とは

物件の中には「インターネット無料」と記載されている場合があります。

インターネット無料物件とは、すでに回線設備整っていて入居後にすぐネットが使え、また毎月の通信料などは物件所有者が負担してくれる仕組みのことです。

手間や費用が省けて一人暮らしにはありがたい条件に思えますが、快適に使える品質かは分からないなどの注意点も。

メリット

  • 引っ越し後すぐインターネットが使える
  • インターネット接続に必要な費用がかからない
  • 契約や開通工事が不要

デメリット

  • 通信速度が不安定な場合もある
  • 家賃や共益費にネット接続費用が含まれていることがある
  • 契約プロバイダが決まっていて選べない

またインターネット無料の物件によって、接続方式が異なります。

有線接続LANケーブルとパソコンを接続
無線接続用意されているルーターの設定をして接続

インターネット無料物件は「通信速度にこだわりがなく、最低限使えればいい」「開通工事や設定の手間がどうしても面倒・苦手」という方以外は避けるのが無難です。

一人暮らしで実際Wi-Fiはどうしてる?実例を紹介

一人暮らしで実際Wi-Fiはどうしてる?実例を紹介

ここでは、実際に一人暮らしをしている人はどのようにWi-Fiを使っているのか、実例を紹介します。

光回線の実例

オンラインレッスンで回線速度は必須なので、光回線を引いてる。

一人暮らしを始めてから、モバイルルーターやホームルーターなど色々試した結果、光回線の開通を決めた。

光回線は月額料金がかかるけど、高速通信を安定して使えるのは大きい。携帯回線がダメになった時、ネットに繋げる手段としても重宝する。

ホームルーターの実例

一人暮らしは光回線に越したことはないけど、オンラインゲームをしないならホームルーターで十分だと思う。

それなりに速度が安定していてお試しで使えるタイプもあるので、ホームルーターがおすすめ。

光回線工事の許可が面倒なのでホームルーターでいい。

ポケット型Wi-Fiの実例

大学生の一人暮らしでは、持ち歩けるポケット型Wi-Fiがおすすめ。大学のWi-Fiも感度悪いことがあるし、スマホ契約も通信容量が少なく済む。

一人暮らしでは光回線を引かない人が増えている。ポケット型Wi-Fiやホームルーターで事足りる時代になっている。

ポケット型Wi-Fiはすぐ制限が来るので。ホームルーターにしようと思っている。

一人暮らしの環境に適したWi-Fiを見つけよう

一人暮らしに適したWi-Fiは「光回線」「ホームルーター」「ポケットWi-Fi」の3種類です。

使い勝手や料金を比較しながら、ぜひ自分にピッタリなタイプを見つけてみてください。

-インターネット
-,