一人暮らしでは米を何キロ買うか悩みますよね。2キロだと少ないのか、5キロは何ヶ月もつのか、目安がないと分かりにくいものです。米にはおいしく食べられる期限があるため、消費量目安を把握してから購入するのがおすすめ。この記事では一人暮らし歴20年以上の筆者が、適切な米の量の選び方を徹底解説します。

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食事

一人暮らしで米は何キロがいいの?20年の経験者が徹底解説

2024年7月1日

一人暮らしをでお米を自分で買うようになると「2キロだと少なすぎる?」「5キロは多すぎる?」など、何キロを選べばいいのか悩みますよね。

「とりあえず多めにあれば安心」と考える方もいるかもしれませんが、お米にはおいしく食べられる期限が存在します。

そのため、お米の消費量目安を把握してから購入すれば、無駄に余らせたり足りなくなったりするリスクが減ります。

この記事では、一人暮らし歴20年以上の筆者が自身の体験を基に、適切なお米の量の選び方を徹底解説します。

実際に2キロや5キロのお米を買っている人達の声や、お米の購入方法についても紹介します!

一人暮らしで買うお米は2キロ?5キロ?何日もつかの目安

一人暮らしで買うお米は2キロ?5キロ?何日もつかの目安

まずは、一人暮らしでお米を買ったら何日もつのか、どのくらいの頻度でお米を買えばいいのかの目安を見ていきましょう。

なおここでは、一人暮らし向けの「2キロ・5キロ・10キロ」のお米を中心に解説します。

お米をおいしく食べれる基準は1~2ヶ月程度

お米は精米してから少しずつ風味が落ちるため、野菜や果物と同じように早めに食べ切ることが求められています。

よってお米には、明確な消費期限や賞味期限は設定されていません。

袋が未開封でもお米は徐々に劣化します。

ただし、お米には「精米時期()」が記載されており、お米をおいしく食べられる基準は精米時期から1~2ヶ月程度とされています。

夏場は特にお米が劣化しやすいので、精米時期から1ヶ月以内には食べ切るようにしましょう。

)令和4年3月31日までに精米したものは米袋に「精米年月日」と記載されています。令和4年4月1日以降に精米したものは「精米時期」と表示が変更されました。参考:農林水産省

一人暮らしのお米の消費量目安

炊飯したご飯はお茶碗1杯分で約150グラム(0.5合)で、お米1合はおよそ2杯分に相当します。

お茶碗1杯は約150グラム
2キロ約13合(150グラム×25~30杯分)
5キロ約33合(150グラム×65~70杯分)
10キロ約66合(150グラム×132~140杯分)
※2キロ・5キロ・10キロで販売されているケースが多いですが、1キロ・3キロ・4キロなどもあります。

1日に食べるお米の量&キロごとの消費期間目安は、下記の通りです。

  2キロ 5キロ 10キロ
1日1杯
米一杯
25~30日 65~70日 132~140日
1日2杯
米一杯×2
12~15日 30~35日 66~70日
1日3杯
米一杯×3
8~10日 20~23日 44~46日

ただし、下記の状況によって消費期間目安は変動します。

  • 1杯の量を大盛り、小盛にする
  • おかわりをする
  • パン、麺、外食の日もある

筆者の経験上、疲れているときや自炊が面倒な日は外食で済ませることが多いので、実際は消費期間目安よりも長持ちします。

普段は5キロのお米を買っていますが、仕事が忙しいと自炊しなくなるので、繁忙期だけ2キロを購入しますね。

一人暮らしにおすすめの米の消費量とサイズ

お米をおいしく食べられる基準は精米年月日から1~2ヶ月なので、基本的には1ヶ月の消費量を目安に購入するといいでしょう。

食べる量や生活スタイルによって必要なキロ数は変わりますが、一人暮らしであれば5キロがおすすめです。

2キロを2回買うよりもコスパが良いですし、すぐなくなることも余らせすぎてしまうこともありません。

もし1ヶ月で使い切れなかったら、余ったお米を炊いて冷凍保存すれば大丈夫です。

冷凍保存や冷蔵保存の方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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お米1ヶ月分の購入目安

  • 1日1杯→2~3キロ、2キロ×2回
  • 1日2杯→5キロ
  • 1日3杯、大盛り/おかわり多め→10キロ

一人暮らしでお米を買っている人の声

実際に一人暮らしでお米を買っている人の声

ここでは、一人暮らしの人は実際に何キロのお米を買っているのか、また購入理由について紹介します。

「2~3キロ」を購入

  • 保管しやすい
  • 5キロだと1ヶ月以内に食べ切れなかった
  • お米以外にパンや麺類も色々食べる
  • 色んなお米を試しやすい
  • 開封するとどんどん劣化する
  • 一人暮らしの消費量に合わせやすい
  • 割高でも冷蔵庫の野菜室で保存できる

「5キロ」を購入

  • 2キロは少ないけど10キロだと棚に入らない
  • 自炊を始めたら1ヶ月5キロくらいがちょうどよかった
  • 10キロは使い切る前にカビが生えそう
  • 2キロをチマチマ買うと手間やコストが無駄
  • スーパーから持って帰ることを考えると5キロが限界
  • 好きな銘柄のお米が5kgしかなかった
  • 前は2kgだったけど、在宅になり消費量が増えたので

「10キロ」を購入

  • ほぼ外食せず毎日自炊する
  • 10キロだと価格がお得になる
  • しばらくお米を買いに行かずに済む
  • ネットスーパーで届けてもらえるので重くても大丈夫
  • 5キロでも意外とすぐなくなり面倒で10kgにした

一人暮らしは米をどこで買うのがいい?

一人暮らしは米をどこで買うのがいい?

一人暮らしではスーパーでお米を買うケースが一般的。

しかし、重いお米を自宅まで届けてくれるネット通販も便利です。

①スーパー

メリット

  • 必要な量を手軽に購入できる
  • 2キロや5キロが豊富にそろっている
  • ポイントカードや割引クーポンを使えばお得

デメリット

  • 5キロや10キロでも持ち運ぶ必要がある
  • スペースの関係上、置けるお米の種類は限定される

スーパーでは小容量の2キロや5キロのお米を多く置いているので、一人暮らしでのお米の購入先としては一般的です。

ただし、重いお米を家まで持ち運ぶのが少し大変。

配送の依頼はできますが、配送料や届くまで日数がかかる場合もあります。

②コンビニやドラッグストア

メリット

  • 食品以外の商品とまとめて買い物できる
  • コンビニならスーパーの営業時間外でも購入できる
  • 自宅から近い場所であれば持ち運びの負担が減る

デメリット

  • 取扱い商品数が少ない
  • スーパーよりも価格が高い場合も

コンビニやドラッグストアの店頭でも米を扱っています。

スーパーよりも自宅から近い場所で購入しやすくなりますが、割高になったり選択肢が狭くなったりなどのデメリットも。

コンビニやドラッグストアでお米を買うなら、パックご飯の方がいいかもしれませんね。

③ネット通販、食材宅配サービス

メリット

  • 重いお米を自宅まで届けてくれる
  • 幅広い商品の中から選べる
  • 遠く離れた地域のお米も購入できる

デメリット

  • 購入前に現物を確認できない
  • 配送料がかかる、すぐに入手できない
  • 支払い方法や届け先の入力が必要

ネット通販なら自宅にいながらいつでも注文でき、また重いお米を玄関先まで届けてもらえます。

ただし現物を確認できなかったり、配送料負担や届くまで日数がかかるなど、通販ならではのデメリットも。

とはいえ注意点を踏まえて利用すれば、ネット通販は一人暮らしの強い味方になってくれます。

コープデリなどの食材宅配サービスを利用すれば、お米以外の食品もまとめて届けてもらえるので、スーパーのレジで並ぶ必要もありません。

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④農家から直接購入

メリット

  • 新鮮なお米が手に入りやすい
  • 農薬や化学肥料を抑えたお米も選べる
  • 日本全国から個性的なお米を見つけられる

デメリット

  • 良い農家を探せる保証はない
  • 取引がスムーズにいかない可能性も

お米を生産している農家から直送してもらう方法もあります。

新鮮でこだわりのお米を購入しやすく、スーパーでは販売していないものに出会える可能性も。

ただし、そもそも品質や安全性が万全な農家と出会える保証はなく、実際の利用者はまだまだ少ないのが現状です。

一人暮らしは無洗米や玄米もおすすめ

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そんなときは、無洗米や玄米がとても役立ちます。

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時短&節水効果がある「無洗米」

無洗米はその名の通り、洗って研がなくても炊けるお米のことです。

通常の精米は表面にヌカが残っていますが、無洗米は特殊技術でヌカを除去しています。

無洗米は時短になるのはもちろんですが、水で研ぐ必要がないので節水にもつながります。

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基本的な栄養素は通常の白米と変わりませんが、価格は少し高め。

とはいえ、無洗米は忙しい一人暮らしで重宝すること間違いなしです。

無洗米を炊くときのポイント

商品によっては表面にでんぷん質が残っているケースがあります。
水が白く濁る場合は、無洗米でも水で1~2回すすいでください。

食物繊維不足を補える「玄米」

玄米は、収穫した米からもみ殻だけを除去した、精米されていないお米のことです。

胚芽や外皮が残っているため、通常の白米に比べ健康に必要な栄養価が豊富に含まれているのが特徴。

栄養バランスが乱れやすい一人暮らしの食生活では、強力な味方になってくれます。

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玄米も無洗米と同様、通常の白米よりも価格は高くなります。

なお、玄米にも洗う必要がない「玄米無洗米」があるので、手間をかけず栄養素も摂りたい方はぜひ試してみてください。

玄米を炊くときのポイント

玄米は白米のように研ぐ必要はありません。
2~3回さっと洗い、汚れを軽く落とすイメージでOKです。

一人暮らしでお米を長持ちさせる保存方法

一人暮らしでお米を長持ちさせる保存方法

米袋のまま保管している方もいるかもしれませんが、お米は保存容器に移すのがおすすめです。

米袋には破裂防止用の穴が開いているため、そのまま放置すると湿気や虫が侵入しやすくなります。

米袋から直接お米をすくおうとすると、床にこぼしてしまうことも。

お米は容器に移して冷蔵保存するのが理想的です。

しかし、一人暮らしでは食材をかいだめたりと、冷蔵庫のスペースを確保しにくいですよね。

常温保存でも1~2ヶ月であれば大丈夫ですが、より鮮度を長持ちさせたいなら、ペットボトルや専用容器を使って冷蔵保存するのがおすすめです。

「一人暮らしでのお米の適切な保管方法・おすすめの米びつ」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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まとめ

一人暮らしで米を何キロ買えばいいかは、生活スタイルによって変わります。

仕事が急に忙しくなると、お米を買ってもまったく使わなくなる可能性も十分にあります。

もし使い切る自信がない場合は、まとめて冷凍保存しておくのがおすすめです。

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