一人暮らしで飲み水の確保はどうしてるのかを詳しく解説。ペットボトル購入よりも、長期的には浄水器やウォーターサーバーの方が安く済むケースも。また一人暮らしでは、日頃から水を備蓄しておくことも非常に重要。一人暮らしで飲み水や備蓄水をコスパよく確保したい方は、ぜひ参考にしてください。

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防災 食事

一人暮らしの飲み水はどうしてる?備蓄水は確保できてる?

2024年7月9日

お金のやりくりが必要な一人暮らしでは、飲み水をどのように確保するかが意外と重要です。

ペットボトルを購入する方も多いと思いますが、長期的に見た場合、実は浄水器やウォーターサーバーの方が安くなるケースも。

また一人暮らしでは、日頃から水を備蓄しておくことも非常に重要です。

この記事では「一人暮らしで飲み水をコスパよく確保する方法」「水を備蓄しておかないとどうなるか」について詳しく解説します。

飲み水の確保方法のメリット・デメリットをそれぞれ比較するので、ライフスタイルに適したものを見つけてください。

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こんの
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一人暮らしの人は家で飲む水をどうしてる?

一人暮らしで飲み水を確保する手段

一人暮らしで飲み水を確保する手段は主に4パターンです。

ペットボトルの水を利用

メリット

  • 手軽に購入できる
  • 品質が安定している
  • 豊富な種類から選べる

デメリット

  • 少量の購入だとコスパが高い
  • 家まで持ち運ぶ必要がある
  • 容器のゴミが増える

ペットボトルはコンビニやスーパーなどでいつでも購入でき、品質も安心です。

ただし長期的にはコストがかさみやすく、またペットボトルのゴミが増えて処分が面倒になることも。

通販などでまとめて購入すればコストを抑えられる上に、その都度購入する手間も軽減できるでしょう。

ただし部屋のスペースが狭い場合は、まとめ買いも難しいですね…。

水道水の水をそのまま利用

メリット

  • コストが安い
  • 水をストックせずに済む
  • 時間を問わずいつでも使える

デメリット

  • 地域によって味やニオイが異なる
  • 配管や貯水タンク劣化のリスクがある
  • 状態に応じて煮沸が必要

水道水を飲み水として選択肢に入れていない方もいるかもしれません。

しかし、日本では厳格な水質基準が定められているため、日本は水道水を安心して飲める数少ない国のひとつです。(参考:国土交通省 日本の水

東京の水道水は大丈夫?

大都市である東京の水道水は、品質に問題がないのか気になりますよね。

東京都水道局では、水源から蛇口まできめ細やかな水質検査を行い、あらゆるポイントを徹底的にチェックしています。

加えて、国が定める水質基準以上の検査を実施し、24時間365日安全&おいしい水道水を提供しています。

ただし、水道水は注意すべき点も。

水道管が劣化してサビが混じったり、マンションの貯水タンクに衛生的な問題が発生したりする可能性もあります。

水道水の味や色に異変が見られた場合は、すぐ水道局や管理会社へ確認しましょう。

水道水にどうしても抵抗があるという方は、煮沸させると塩素が抜けてより飲みやすくなりますよ。

浄水器を使用

メリット

  • 不純物を取り除ける
  • 一度設置すれば手間がかからない
  • 長期的なコスト負担を抑えられる

デメリット

  • 定期的なメンテナンスが必要
  • 浄水した水は長期保存に向かない
  • 取り付け費用が高額になるタイプも
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一人暮らしで浄水器は必要か徹底検証!ペットボトルとのコスパ比較も

水道水を浄水器に通すと、不純物が取り除かれおいしい水が飲めます。

購入やメンテナンスに費用がかかるものの、長期的に見ればペットボトルを買い続けたり、ウォーターサーバーを導入したりするよりも安くなるでしょう。

なお浄水器にはいくつか種類がありますが、一人暮らしで浄水器が必要か迷う場合は「ポット型」「蛇口直結型」のどちらかがおすすめです。

ポット型フィルター付きポットに水を注ぐ
蛇口直結型蛇口の外側に取り付ける
蛇口一体型水栓本体に内蔵されている
ビルドイン型シンク下にカートリッジを設置

「蛇口一体型」「ビルドイン型」は、設置費用がかなり高額で工事が必要な場合も。

ポット型は、ろ過フィルターが付いたポットに水道水を注ぎ、冷蔵庫で冷やして使うタイプです。

蛇口に取り付ける必要がないため、どんな蛇口でも関係なく浄水できて便利。

蛇口直結型は、浄水ポットよりも大量の水を浄水できるのが大きな魅力。

飲み水としてはもちろん、お米研ぎや料理の下準備にもそのまま使えます。

ウォーターサーバーを導入

メリット

  • 冷水や温水がすぐ利用できる
  • 良質な水を買いに行く必要がない
  • 災害時の備蓄水としても重宝する

デメリット

  • 月々のコストが高い
  • 設置スペースを取る
  • 定期的なメンテナンスが必要

ウォーターサーバーがあれば、スーパーへ水を買いに行く必要がありません。

買い物不要で良質な水がいつでも飲めますし、重いペットボトルを毎回持ち運ばずに済みます。

また、ボタンひとつで冷水や温水をすぐ用意できる点も便利。

夏場に帰宅したらすぐ冷たい水が飲め、冬場は温かい飲み物を即座に用意できます。

お湯がすぐ使えれば、カップ麺やスープなどのインスタント食品も楽に用意できますね。

さらに一人暮らしでは、災害時の備蓄水としてもペットボトルより適しています。

備蓄水について詳しく見る

デメリットとしては、水代や電気代のコストが毎月かかる点です。

また一人暮らしの限られたスペースでは、ウォーターサーバーやボトルの保管場所の確保も難しくなります。

事前に費用がどれくらいかかるか計算したり、ウォーターサーバーのサイズや設置場所を確認しておくといいでしょう。

浄水型のウォーターサーバーも

ウォーターサーバーは水を宅配してくれますが、中には水道水をろ過して使える「浄水型」もあります。

水を使えば使うほどコスパが高くなるので、水の品質にこだわりがない人は宅配型よりお得でしょう。

ただし、水道管につなげる初期工事が必要だったり、備蓄水には使えなかったりなどのデメリットもあるため、ご注意ください。

一人暮らしの飲み水のコスパを比較

一人暮らしの飲み水のコスパを比較

「一人暮らしで飲料水代を節約したいけど、水の品質は妥協したくない」という方もいるのではないでしょうか。

ここでは飲み水の種類と、それぞれの1ヶ月&1年間あたりのコスト目安を解説します。

※「ペットボトル」「水道水」は筆者の場合です。

種類 1ヶ月の
コスト目安
1年間の
コスト目安
ペットボトル 約3,000
~4,000円
約36,000
~60,000円
水道水 約9.6~14.4円 約115.2~172.8円
浄水器 約200
~800円
約6,000
~25,000円
ウォーター
サーバー
約3,000
~5,000円
約30,000
60,000円

筆者の場合、スーパーで2リットルのペットボトル1本を約80円で購入し、2~3日に1本のペースで消費します。

500ミリリットルのペットボトルやお茶を購入するときもあるので、多めに見積もると1ヶ月のコスト目安は約3,000~4,000円です。

水道水は水道料金なので、飲み水の分だけで考えるとコストはゼロに近くなります。

東京都水道局で算出している、1リットルあたりの単価0.24円×ペットボトルの消費量目安で計算すると、1ヶ月の飲み水分の水道水は約9.6~14.4円です。

浄水器はポット型と蛇口直結型で差はあるものの、本体代+維持費を考慮しても、どちらもペットボトルを購入するよりも格段にコストを抑えられます。

蛇口直結型は購入価格が高いため、一人暮らしで自炊の頻度が多い人以外は、ポット型浄水器で十分でしょう。

狭いシンクで蛇口直結型をつけると、洗い物がしづらくなる場合も。

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ウォーターサーバーに使う水の料金は種類によって異なりますが、3,000~4,000円程度が目安です。

設置するための初期費用は無料の場合と、数千円~1万円程度かかる場合があります。

またレンタル料やメンテナンス料も、サービスによって無料・有料とさまざま。

「初期費用無料」となっていても、オプション料金が別途発生する場合があるのでご注意ください。

一人暮らしでは水の備蓄も超重要

一人暮らしでは水の備蓄も超重要

一人暮らしでは、防災用に水の備蓄をしておくことも重要です。

もし防災グッズなど何も備えていないという方は、水だけでも今すぐ用意しておきましょう。

水を備蓄しないとこんな危険が

一人暮らしで普段から水を備蓄していないと、突然の災害時に手遅れになるかもしれません。

大災害が発生してライフラインが寸断した場合、真っ先に直面する問題が水です。

飲み水が足りなくなるのはもちろんですが、調理・トイレ・洗濯などあらゆる場面で水が使えない状況に。

夏場の暑い時期に災害が起きたら、余計に水が必要ですね。

備蓄の水が十分でないと、停電や断水が長引くほど命に危険が及びます。

自分の身は自分で守るためにも、日頃から水を備蓄しておくことが重要です。

一人暮らしの備蓄に必要な水の量

備蓄水は飲料用として必要なのはもちろんですが、トイレ・洗顔・調理などの生活用も含めた量を用意しておくと安心です。

農林水産省によると、飲料用+生活用で「1人あたり1日3リットル×3日分9リットル」の備蓄水が必要とされています。

災害時は断水がいつまで続くか分からないので、最低でも3日分の水は用意しておきたいところですね。

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備蓄用の水を確保する手段

一人暮らしで備蓄水を確保する方法は、手軽なペットボトルか、効率良く保管できるウォーターサーバーがおすすめです。

ペットボトル

ペットボトルを定期的に購入してストックする方法です。

一人暮らしで水や食料を備蓄する場合は保管場所に悩まされますが、「ローリングストック」を活用すると効率的に消費できます。

ローリングストックとは

備蓄食品を普段から多めに買い置きし、賞味期限の古いものから消費していく方法。

消費した分を買い足していけば、賞味期限が新しい備蓄食品を常にストックしておけます。

コストや時間を最小限に抑えられ、また買い置きのスペースを少し広げるだけで済みます。

また、備蓄用に販売されている保存水であれば5~7年など長期保存が可能です。

ウォーターサーバー

ペットボトルは、容量が大きいサイズでも1本2リットルなので、ある程度の保管場所が必要です。

その点、ウォーターサーバーのボトルは1本あたり10リットル前後なので、ペットボトルと同じ量でも保管しやすく備蓄向きと言えます。

ウォーターサーバーでも「ローリングストック」が有効です!

おすすめのウォーターサーバーコスモウォーター

天然水の宅配サービス「コスモウォーター」

一人暮らしでウォーターサーバーを使うなら、災害時用のお水の備蓄にも役立つコスモウォーターがおすすめです。

おすすめポイント

  • 1本12リットルのお水をローリングストックできる
  • 「smartプラスNext」は停電時でも使える
  • 「安心サービス」加入で被災した場合はお水24リットルを無償でお届け

1本12リットルのお水が定期的に届くため、順番に使用していくだけで常にローリングストック状態になります。

また、2リットルのペットボトル×6本分を1本で保管できる省スペースな点も魅力。

そもそも「停電したら使えないのでは?」と思われがちですが、「smartプラスNext」は停電時も常温水が使えるほか、それ以外のモデルも別売のポータブルスタンドセットを使えば利用できます。

さらには「安心サービス」に加入すると、下記のようなさまざまなサービスが受けられます。

  • 被災した場合、お水のボトル2本(24リットル)を無償でお届け
  • ウォーターサーバーの破損や故障時に無料交換
  • 引っ越し時のサーバー移動が無料

被災時のお水無償お届けは「お水の備蓄が足りなかった」「断水が長引いている」などの状況で心強いサービスですね。

\WEB申込限定で初期費用0円!/

公式サイトで詳細を見る >

一人暮らしでの飲み水の消費量目安

一人暮らしでの飲み水の消費量目安

成人男性の場合、からだの約60%が水分でつくられています。

普通に生活しているだけで1日2.5リットルの水分が失われていますが、食事や体内で生成される水の量は約1.3リットル。

そのため、意識して水をこまめに摂取しないと、1日で1.2リットルの水分が不足してしまいます。

水分摂取量が不足しすぎると、脱水症状や熱中症だけでなく、筋肉のけいれんや循環不全(血液が全身に送られない)を引き起こす恐れも。

また、入浴中や就寝中は汗をたくさんかくため、入浴後や起床時は水分が不足しがちです。

日頃から「寝る前」「起床直後」にあと2杯の水を飲む習慣をつけることが大事です。

参考:厚生労働省

一人暮らしで自分に合った飲み水の選び方まとめ

ペットボトル

・水道水よりも品質にはこだわりたい
・生活スタイルに合わせて必要な分だけ購入したい
・まとめ買いしても置くスペースがある

水道水

・水の味にこだわるより低コストを優先したい
・水を置くスペースをなくしたい
・ペットボトルなどのゴミを出したくない

浄水器

・水道水で節約したいけど品質を良くしたい
・長期的な水代を安く抑えたい
・備蓄用はペットボトルなどがあればいい

ウォーター
サーバー

・冷水と温水をすぐ使いたい
・コストよりも品質や買い物の手間を省きたい
・備蓄用の水を効率的に備えたい

一人暮らしの生活パターンやお金の事情は人それぞれです。

費用や設置スペースを考えつつ、備蓄水の確保も意識しながら、ぜひ自分に適した飲み水を選んでみてください。

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