一人暮らし女性が狙われる犯罪は後を絶たず、性犯罪だけでなく強盗目的の事件も増加。リラックスして過ごせるはずの自宅でも、女性の一人暮らしでは油断できないのが現実。この記事では、実際に起きた女性一人暮らしの恐怖事件12例に加え、防犯対策も併せて紹介します。一人暮らしが初めてという女性はこの機会に実態を把握しておきましょう。

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防犯・防災

一人暮らし女性を襲った恐怖事件12例!自宅でも油断しないで

2024年12月16日

一人暮らし女性が狙われる犯罪は後を絶たず、近年では性犯罪だけでなく強盗目的の事件も増えています。

リラックスして過ごせるはずの自宅でも、女性の一人暮らしでは油断できないのが現実。

この記事では、実際に起きた女性一人暮らしの恐怖事件12例(2024年12月時点)に加え、防犯対策も併せて紹介します。

令和の現代では、不審者は予想もできないあらゆる手口で襲ってくるので、一人暮らしが初めてという女性はこの機会に実態を把握しておきましょう。

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一人暮らし女性が犯罪被害に遭った事件12例(2024年12月時点)

一人暮らし女性が犯罪被害に遭った事件12例(2024年12月時点)

①無施錠のドアから侵入され襲われる

日付2020年
発生時刻深夜2時半頃

社会人1年目女性がオートロック付きマンションの自室で寝ていたところ、深夜2時半頃に物音で目を覚ました。

玄関が無施錠だった可能性があり、男に侵入され口を押さえられ性被害に遭った。

男はスマホで女性の顔と裸の体を撮り「誰かに言ったら勤務先に動画を送る」と脅して出て行った。

女性は男のDNAなど証拠を集め、2ヶ月半後に男は逮捕されたものの、PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断された。

参考:“性暴力”裁判 被害女性が語った15分のことば

②合鍵を勝手に作られ侵入される

日付2024年11月
発生時刻-

55歳の会社員男性が部下の30代女性宅に侵入し、下着の物色や撮影をしていた。

男は女性のバッグから鍵を盗み出し合鍵を作り、女性の勤務中を狙い合計40回ほど侵入していた。

また女性宅には、浴室やキッチンに小型隠しカメラが設置されていた。

シリンダーキー(アパート玄関ドアなどの一般的な鍵)は刻印されている製造番号が分かれば、本人以外でもネットで合鍵を作製できます。

③下の階からベランダ伝いで侵入される

日付2021年4月28日
発生時刻午前6時50分頃

女子大生がマンション3階の自室で殺害された。

後頭部を鈍器で殴られた上、太ももを刃物で深く切られ失血死。

犯人は女性の真下に住む部屋の住人で、ベランダにはしごを掛けて侵入した。

女性を襲撃したあと自室に火を放ち、一酸化炭素中毒で毒死した。

④3階の窓から就寝中に侵入される

日付2024年7月
発生時刻不明

男がアパート3階の一室に侵入し、就寝していた20代女性にわいせつな行為をしようと怪我を負わせた。

男は3階までよじ登り鍵がかかっていない窓から侵入し、気付いた女性ともみ合いになり逃走した。

男の自宅は女性宅から21キロほど離れており、自転車で現場付近を徘徊しターゲットの女性を物色していた。

近年では性犯罪だけでなく、女性を狙った強盗事件も増えています。

⑤屋根裏から約1年侵入され続ける

日付2023年3月~
発生時刻-

女子大生が住むアパートの一室に、40代男性が約1年もの間侵入を繰り返していた。

女子大生の隣の部屋に男の親戚が住んでおり、部屋の合鍵を作り親戚宅の天井裏から女子大生の部屋へ侵入していた。

女子大生の部屋の天井に直径2ミリほどの穴を開け、小型カメラなどを使い生活をのぞき見たほか、浴室の天井から降り部屋に何度も侵入していた。

男は親戚から「隣の部屋にかわいい女性が住んでいる」と話を聞いていた。

⑥ドアスコープから室内をのぞかれる

日付2021年7~8月
発生時刻主に夜

マンションで男が玄関のドアスコープに単眼鏡を押し当て、中に住む女性が着替える様子などをのぞき見していた。

男は女性と同じマンションに住んでおり、一目ぼれして尾行し部屋を特定していた。

工具を使い、外側からドアスコープが外されるケースもあります。

⑦ドアポストからスマホで盗撮される

日付2024年6月
発生時刻-

男がアパートの玄関ドアポストに自撮り棒付きスマホを差し入れ、10~20代の複数の住人女性を盗撮した。

男のスマホからは動画が約500件見つかり、被害女性の数は30人に及んだ。

⑧オートロックドアで後ろから襲われる

日付2024年9月3日
発生時刻午後11時半頃

20歳の女子大生がマンションのオートロックから入った直後、後ろから何者かが頭に袋を被せた。

女性は首を絞められ口をふさがれ転倒し、犯人は女性の携帯電話と鍵の束を奪って逃げた。

スマホを見ながらオートロックのドアに入り、後ろから一緒に入ってきた不審者に気付かなかった例も。

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⑨エレベーター内で抱きつかれる

日付2019年9月10日
発生時刻

専門学校生の男がマンションのエレベーター内で、同じマンションに住む女性に背後から抱きついた。

男は大麻を吸っており、女性のバッグを奪おうとしていた。

⑩宅配業者に襲われる

日付2021年12月23日
発生時刻午後6時45分~7時頃

10代専門学生女性宅に飲食物を届けに来たウーバーイーツ配達員の男が、女性宅内に侵入し性的暴行を加えた。

男は玄関先で飲食物の受け渡しをしたあと、室内へ侵入した。

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⑪クリーニング業者に襲われる

日付2024年9月
発生時刻昼間

エアコン修理で男性業者がマンションに住む20代女性宅を訪問した際、睡眠薬を飲ませてわいせつ行為に及んだ。

業者は「暑いから」と女性に睡眠薬入り飲み物をすすめ、意識がなくなった女性を襲った。

引っ越し業者が女性の下着を盗む、部屋に隠しカメラを仕掛けるなどのケースもあります。

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⑫ゴミ出しへ行った隙に侵入される

日付2020年8月
発生時刻不明

アパートで住人の20代女性がゴミ出しへ行った隙に、男が部屋に侵入し女性にわいせつな行為をしようとした。

ゴミ置き場はアパートの敷地内に設置されており、女性の部屋から15メートルほどの距離だったことから、女性は鍵をかけていなかった。

一人暮らし女性は自宅でも犯罪トラブルに遭いやすい

一人暮らし女性は自宅でも犯罪トラブルに遭いやすい

面識のない人物が女性宅を無差別に狙っている

警視庁の資料によると、警視庁が認知している女性への強姦事件のうち56%が住宅で発生しています。

また、女性への強制わいせつ事件は29%が住宅で発生しており、路上に次いで多い割合です。

さらに同資料によると、大学生以上の女性が住宅内で被害に遭う場所として最も多いのは室内です。

なお、住宅内で発生した女性への事件の犯人は、約64%が面識のない人物であったことも判明しています。

女性宅を無差別に狙っている不審者が多く存在するため、自宅内にいれば安全とは限りません。

【二次被害も】デジタルの進化で巧妙な犯罪手口が相次いでいる

上記の事件例で「天井の2ミリの穴から小型カメラで盗撮していた」という手口がありましたが、デジタル機器の進化により盗撮も悪質化しています。

ぱっと見ではカメラが仕込まれているとは疑いもしないような「ハンガーフック型」「シャンプーボトル型」などのツールが、今の世の中では誰でも簡単に購入できてしまいます。

また、Wi-Fiでデータを飛ばして映像記録を残さないタイプであれば、現行犯以外では逮捕が難しい現実も。

さらに機材だけでなく、脱衣所や更衣室で女性が女性を盗撮し動画を売買するなど、盗撮の目的や手段も変化しています。

一人暮らし女性向け防犯対策【簡易版】

一人暮らし女性向け防犯対策【簡易版】

一人暮らしの女性が安心して過ごすために気をつけることを、外出時の対策も含めて簡易版を紹介します。

なお「女性向け防犯対策の完全版」はこちらの記事で詳しく解説しているので、併せてご参照ください。

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女性の一人暮らしで危ない&狙われる要因と防犯対策38選

①部屋探し編

内見は物件だけでなく、下記の周辺環境もチェックしておくのが大事です。

  • 周辺に24時間頼れそうな交番やコンビニがあるか
  • 小学校や保育園が近いか(比較的治安が良い地域)
  • 夜道は街灯が十分にあるか
  • 夜の駅前や繁華街の治安は問題なさそうか
  • 1階の部屋はなるべく避ける

閑静な住宅街は夜道が意外に暗く感じることもあるので、内見はできれば夜の環境も見ておきましょう。

内見は家族や友人と一緒に見てもらうと、自分が見落としやすいところに気付いてもらえますよ。

▶部屋探し編の詳細(別記事)を見る

②物件編

ドアスコープやドアポストからの盗撮・のぞき見を防ぐ対策も必要です。

  • 無施錠による侵入窃盗が多いため、必ず施錠する
  • オートロックでも防犯は完全でないため油断しない
  • ドアスコープやドアポストからの盗撮・のぞき対策をする
  • モニター付きインターホンがなかったら後付けする
  • エレベーターに乗るときの対策を覚えておく

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疲れている・酔っているなどの状態で施錠忘れが不安な方は、ドアを閉めると自動施錠してくれる「スマートロック」が便利です。

エレベーターで男性と2人になり、近隣住民か分からない場合は、スマホが鳴ったふりをして通話をする素振りを見せれば、途中で降りても不快感を与えずに済みます。

▶物件編の詳細(別記事)を見る

③生活編

女性の一人暮らしでは、配達員・業者・店員とのトラブルも発生しやすいため注意が必要です。

  • チャイムが鳴ってもドアをすぐ開けない
  • 部屋に業者を入れる場合は安全な方法を検討する
  • SNSに部屋や周辺環境の写真をアップしない
  • ゴミの出し方に注意する
  • 公共料金をコンビニで支払わない

インターネット環境を整えたい場合は、ホームルーターであれば光回線のような工事は不要で利用できるため、業者と接する必要がありません。

ホームルーターの特徴

コンセントに挿すだけでWi-Fiの電波が利用でき、また初期設定が簡単なので、機械操作が苦手な方でもすぐ利用できます。

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▶生活編の詳細(別記事)を見る

④外出編

女性が特に狙われやすいのは、夜遅くの帰宅時。対策を万全にしておく必要があります。

夜中に人通りの少ない薄暗い道を通る場合は、スマホのカメラもしくは動画をオンの画面にしながら歩くのがおすすめ。

実際にカメラを起動していなくても、カメラ画面を開いているだけで不審者が警戒します。

また、シリンダーキーは製造番号が分かれば本人以外でも複製が可能なので、厳重に管理してください。

▶外出編の詳細(別記事)を見る

まとめ

女性がたまたまアパートの部屋に入るところを不審者に見られただけで、犯罪のターゲットになることも十分考えられます。

突然襲われると女性一人ではなかなか手に負えなくなるため、後悔しないよう日頃から防犯対策をしておきましょう。

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