急な引っ越しや電気・ガス・水道などの手続きに追われ、インターネットの開通が間に合わなくなると、リモートワーク・オンライ日常的にインターネットを利用する人にとっては大問題です。この記事では、引っ越しでインターネット開通が間に合わない場合にネット環境を整える方法に加え、いずれ退去する際の回線撤去についても解説します。

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インターネット 新生活

引っ越しでインターネット開通が間に合わない、すぐに使いたい人向け対処法

2025年2月18日

急な引っ越しが決まったり、電気・ガス・水道などの手続きに追われたりで、インターネットの開通が間に合わなくなることがあります。

開通が遅れると、リモートワーク・オンライン授業や動画視聴など、日常的にインターネットを利用する人にとっては大問題ですよね。

しかし開通が間に合わない場合でも、インターネット環境を整える方法がいくつかあります。

この記事では、引っ越しでインターネット開通が間に合わない場合の対処法に加え、いずれ退去する際の回線撤去についても詳しく解説します。

インターネットの利用目的によっては、光回線以外の方法で十分なケースもあります。

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光回線は本当に必要?別の方法で十分な場合も

光回線は本当に必要?別の方法で十分な場合も

インターネット=光回線が当たり前と考えてしまいがちですが、光回線がなくても無線接続の「ホームルーター」「ポケット型Wi-Fi」があればインターネットを日常的に利用できます。

どちらも工事不要&最短即日発送なので、インターネットがすぐに利用できます。

光回線以外で日常的にネット利用する方法

  • ホームルーター:据え置き型Wi-Fiルーター
  • ポケット型Wi-Fi:持ち歩ける小型Wi-Fiルーター

詳細箇所を見る >

ただし下記に該当する方は、やはり通信速度や安定性に優れた光回線が最適と言えます。

  • パソコン作業やWEB会議をストレスなく進めたい
  • スマートフォンの通信制限をできるだけ避けたい
  • 高画質の動画を快適に再生したい
  • データ容量を多く消費する作業(動画編集・オンラインゲーム等)の頻度が多い

開通工事は間に合わないけど光回線が必要な場合は、一時しのぎでインターネットを使う方法を検討するのがいいでしょう。

光回線開通までの一時しのぎ

  • Wi-Fiレンタル
  • スマートフォンのテザリング機能
  • フリーWi-Fiスポット

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【関連記事】一人暮らしでインターネット環境やWi-Fiはどうしてる?状況別に解説

【状況別】引越し時にインターネット開通が間に合わない場合の対処法

【状況別】引越し時にインターネット開通が間に合わない場合の対処法

インターネット開通が間に合わない場合の対処法を、下記の2パターンに分けて解説します。

①インターネットを日常的に継続利用したい場合

②回線開通まで一時しのぎしたい場合

①インターネットを日常的に継続利用したい場合

インターネットの使用目的によっては、光回線以外の方法を選んだ方が良い場合もあります。

  • ホームルーター(据え置き型Wi-Fiルーター)を利用する
  • ポケット型Wi-Fi(持ち歩ける小型Wi-Fiルーター)を利用する

ホームルーター(据え置き型Wi-Fiルーター)を利用する

ホームルーターの特徴(写真付き)
写真の商品:Broad WiMAX
ホームルーターの特徴・こんな人におすすめ

ホームルーターは、スマートフォンのようにモバイル回線を利用してインターネット/Wi-Fiが利用できる、自宅据え置き型のWi-Fiルーターです。

光回線のような工事が不要で、コンセントにさして簡単な設定をするだけで済むのが魅力。

メリット

  • コンセントにさすだけでネット接続
  • 開通手続きや工事が不要
  • 初期設定がシンプルで簡単
  • 光回線より初期費用が安め

デメリット

  • 通信速度や安定性は光回線より劣る
  • ヘビーユーザーは速度制限のリスク有り
  • コンセントがない部屋では使えない
  • 設置場所によっては電波が入りにくい

光回線より通信速度や安定性では劣るものの、インターネットはWEB閲覧・検索や動画視聴程度の利用であれば、そこまで支障はありません。

「動画編集作業が多い」「オンラインゲームをよくプレイする」など、大量のデータ通信が必要な場合は不安定になります。

また、機種によっては最短即日発送に対応している(下記参照)ので、急な引っ越し時でもすぐにインターネットが使えます。

サービス名 月額料金(税込) 特徴
BroadWiMAX 4,708円 業界最安級のお得な料金プラン
とくとくBBホームWi-Fi 4,928円 いつでも無料で光回線へ乗り換え可
カシモWiMAX 4,818円 8日以内無料お試し可能

【関連記事】一人暮らし向けホームルーターおすすめ6選!容量無制限のみ

ホームルーターは速度制限が気になるところですが、多くの機種はデータ容量無制限で使えます。

また、光回線のように面倒な設定や配線作業もないため、機械が苦手な方でも安心です。

▶ホームルーターを実際に使ってみたレビュー記事を見てみる

ポケット型Wi-Fi(持ち歩ける小型Wi-Fiルーター)を利用する

ポケット型Wi-Fiの特徴(写真付き)
写真の商品:Broad WiMAX
ポケット型Wi-Fiの特徴・こんな人におすすめ

ポケット型Wi-Fiは、持ち歩ける小型Wi-Fiルーターのことで「モバイルWi-Fiルーター」と呼ばれることもあります。

基本的には外出先でのインターネット利用メインの人に重宝されています。

またポケット型Wi-Fiは、1日単位からレンタルできるサービスも。(後述の項目で解説しています)

メリット

  • Wi-Fi環境を外出先へ持ち運べる
  • フリーWi-Fiよりも安全性が高い
  • 停電時も使える

デメリット

  • 通信制限・容量制限にかかりやすい
  • 外出先の環境次第では通信が不安定になる
  • バッテリー残量に注意が必要

ポケット型Wi-Fiでスマートフォンを使えば、通信費を安くできる可能性が高くなります。

ただし、1ヶ月のデータ容量を設けているタイプが多いため、自宅でのメイン使いには不向き。

▶ポケット型Wi-Fiを実際に使ってみたレビュー記事を見てみる

中には、Wi-Fi1台分程度の料金で「ポケット型Wi-Fi」「ホームルーター」の2台セットが利用できるWiFi革命セットのようなサービスもあります。

光回線は引けないけど、ポケット型Wi-Fiやホームルーターだけでは不満という人でも、安価で2台分のいいとこ取りが可能です。

【関連記事】一人暮らし向けポケット型Wi-Fiルーターのおすすめ7選

②光回線開通まで一時しのぎしたい場合

インターネット回線開通までのつなぎとして、下記3パターンの方法があります。

  • Wi-Fiレンタルを利用する
  • スマートフォンのテザリング機能を使う
  • フリーWi-Fiスポットを利用する

Wi-Fiレンタルを利用する

Wifiレンタルどっとこむでは、急な引っ越しで開通工事が間に合わない方のために、Wi-Fiレンタルサービスを提供しています。

メリット

  • 最短1日からレンタル可能、延長もOK
  • ルーターのラインナップが豊富
  • 引っ越し先のコンビニでも受け取れる

デメリット

  • レンタル期間次第では割高になる
  • 利用開始3日前からのキャンセルは料金がかかる

1日だけの短期レンタルも可能な上、光回線の開通工事が予定より遅れた場合でも、手続き無しで利用を延長できます。

最短で翌日に到着するので、引っ越し後でもすぐにインターネット利用が可能。

また、コールセンターが24時間365日稼働しているため、困ったらいつでもサポートを得られます。

▶Wifiレンタルどっとこむ 公式サイト

引っ越しの際にインターネット環境を整えるのにかなり出遅れ、引っ越し直後にネットもWiFiも使えない状態になりました。
とっさに検索し、WiFiルーターのレンタルがあることを知り、非常に助かりました。
メールでの問い合わせもしましたが、返事も速かったです。

引用元:WiFiレンタルどっとこむ

予定通りに綺麗な状態で商品が配達されました。WiFi ルーターの設定方法はとっても簡単でした。
WiFiルーターの返却の案内もとても分かりやすかったです。今回は引っ越し前後のつなぎとして使用しました。
60代半ばの私にでも、レンタルWiFiは簡単に利用できました。

引用元:WiFiレンタルどっとこむ

スマートフォンのテザリング機能を使う

テザリングの仕組み

スマートフォンのテザリングはモバイルデータ通信を使い、パソコンやタブレットをインターネットに接続できる機能のことです。

メリット

  • Wi-Fiルーターのような利用料金負担がない
  • フリーWi-Fiがない場所でも、スマホがあればパソコンのインターネット接続が可能
  • ポケットWi-Fiを持ち歩かなくていい

デメリット

  • スマホのデータ通信を利用するため、通信速度が低下しやすい
  • バッテリー消費が激しく長時間利用には不向き

テザリングは長時間利用には向かないものの、短時間利用であればそれほど支障はありません。

機種によってテザリングは有料オプションになっていますが、料金はせいぜい500円程度。

光回線開通までの一時しのぎとして、手軽にできる代用手段と言えます。

【関連記事】一人暮らしはテザリングで十分な人&固定回線が必要な人の条件

フリーWi-Fiスポットを利用する

フリーWi-Fi

光回線が開通するまでの間、無料のフリーWi-Fiを利用できるスポットでしのぐ方法もあります。

無料フリーWi-Fiが利用できるスポット例

  • コンビニ
  • カフェ、喫茶店
  • ファミレス、ファーストフード店
  • 公共施設
  • 公共交通機関
  • 自治体提供の公共Wi-Fi

メリット

  • 基本的に無料で使える
  • 街中で使える場所が多い
  • 公共交通機関での移動中でも使える

デメリット

  • 不正アクセスや個人情報漏洩などのリスクがある
  • 場所によって速度が遅くなることも

フリーWi-Fiは街中のさまざまな場所で利用でき便利ですが、下記のようなセキュリティ対策を徹底する必要があります。

  • 提供しているWi-Fiの名称と接続先の名称が同じか確認する
  • 鍵マーク付きではない、暗号化されていないWi-Fiは利用しない
  • 個人情報を入力しない
  • 必要なとき以外は接続しない(自動的に接続される可能性がある)
  • 周囲からパソコン画面などを見られていないか注意する

【関連記事】インターネット無料物件はやめとけの真実!経験者が欠点を解説

引越し前にインターネット開通を間に合わせるための準備

引越し前にインターネット開通を間に合わせるための準備

次の引っ越し時にはインターネット開通をスムーズに進められるよう、準備の流れを押さえておきましょう。

また、引っ越し先でWi-Fiやルーターをそのまま使えるかどうかについても、併せて解説します。

インターネット回線の申し込み時期と手続きの流れ

光回線を開通させる場合は工事を伴うため、申し込んでから実際に利用できるまで1ヶ月以上かかる場合もあります。

そのため引っ越し日から逆算して、余裕を持ったスケジュールで手続きを進めることが重要です。

手続きは引っ越しの1ヶ月前までに、遅くても2週間前には済ませておきましょう。

申込の手順


  • 対応エリアをチェック

    希望するプロバイダーのサービスが、引越し先のエリアに対応しているか確認する。


  • プランの選択

    通信速度・料金・セット割等の有無を比較し、適したプランを選ぶ。


  • 申し込み手続き

    ホームページor店舗で申し込みを完了させる。


  • 開通工事の調整

    工事が必要な場合、管理会社や大家に許可を取る。基本的に立ち会いが必要。


  • 利用開始

    開通工事が完了後、ルーターの設置や接続設定を行う。


【関連記事】一人暮らしにおすすめの光回線!スマホ割がお得だけど注意点も

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開通工事の申し込みは繁忙期を避け早めに

引っ越しシーズンである3~4月は、開通工事の申し込みが集中して混雑する可能性があります。

予約が取れないと1ヶ月以上待たされることもあるため、可能であれば早めに申し込んでおきましょう。

申し込んでも工事日がすぐに決まるとは限らず、調整に数日かかることも考えられます。

現在契約中の回線を引き継げる?

現在使っているインターネット回線を、引っ越し先でそのまま使えるかどうかは、契約しているプロバイダと引っ越し先の対応状況によって異なります。

メリット

  • 同じ光回線サービスの提供エリア内に引っ越す(例:フレッツ光 → フレッツ光)
  • 同じマンション・アパートで回線がすでに導入されている

デメリット

  • 引越し先が現在のプロバイダーの対応エリア外
  • 光回線からCATVやマンション専用ネットに変更する必要がある

なお、光回線を乗り換えれば「通信費節約」「通信環境改善」「割引特典・キャッシュバック」などのメリットを得られる場合があります。

乗り換えの手間が面倒に感じてしまいますが、少し頑張れば長期的にはお得になるかもしれません。

【関連記事】光回線の乗り換えがめんどくさい!手間を最小限にする解決策

引越し先でWi-Fiやルーターをそのまま使える?新規契約とどっちがいい?

現在使っているWi-Fiサービスは、引っ越し先が対象エリアであれば継続利用できます。

また、光回線の場合は

  • 回線の引き込み工事が可能
  • 無料Wi-Fi付き物件などすでに環境が整っている

などの環境であれば、そのまま使い続けられます。

【関連記事】インターネット無料物件はやめとけの真実!経験者が欠点を解説

上記の条件を満たしていない場合は、Wi-Fiの新規契約or乗り換えの手続きが必要です。

引っ越しを機にWi-Fi環境を改善したいからと、乗り換える人も少なくありません。

場合によっては、乗り換えキャンペーンやキャッシュバック適用によって、結果的に新規契約や乗り換えの方がお得になることもあります。

ただし、利用中のサービスを解約するタイミングによっては、解約金や手数料が発生する場合もあるのでご注意ください。

なお、ホームルーターやポケット型Wi-Fiなどは回線の引き込み工事が不要なので、引っ越し先でもそのまま利用できます。(※転居手続きは必要)

退去時に「光回線の撤去が間に合わない!」を防ぐ対策

退去時に「光回線の撤去が間に合わない!」を防ぐ対策

賃貸で部屋を退去する際、光回線の撤去が必要な場合と不要な場合があります。

撤去の手続きが遅れ次の入居者に影響が出てしまい、迷惑料支払いを提示されたというケースもあるため、適切な対策を押さえておきましょう。

光回線の撤去を忘れた、間に合わなかった場合のリスク

退去までに光回線の撤去工事を行わなかった場合、下記のリスクが考えられます。

  • 契約期間の延長
  • 撤去完了までの家賃支払い
  • 違約金の発生

撤去が間に合わないと契約期間が延長されるため、その分の家賃を月額もしくは日割りで支払わなければなりません。

また、回線を撤去せず放置したまま退去した場合、原状回復義務を怠ったことになるので、違約金の対象となる可能性も。

引っ越しが決まったら、光回線の撤去手続きは優先して早めに行いましょう。

光回線の撤去が不要なケース&必要なケース

撤去は不要

  • 光回線が共用設備として導入されている
  • 管理会社や大家から撤去不要の了承を得ている
  • 次の入居者が同じ回線を使う予定がある

撤去が必要

  • 管理会社や大家から撤去を指示された
  • プロバイダーの契約条件で撤去が必要とされている

元から回線が導入されている建物であれば、原状回復義務がないため撤去は必要ありません。

また、次の入居者が同じ回線を利用する場合、撤去を行わず契約を引き継ぐケースも稀にあります。

回線の引き込み工事をした場合は、次の入居者の回線利用時に支障が出ることもあるため、基本的には撤去工事が必要です。

光回線の撤去にかかる費用

撤去費用はサービスや住居形態によって異なりますが、1~3万円程度が相場です。

ただし回線を乗り換える場合、サービスによっては撤去費用について「全額負担」「○万円分還元」などのキャンペーンを実施しています。

引っ越しのタイミングで乗り換えを検討している方は、キャンペーン内容も確認しておきましょう。

光回線を撤去する流れ

光回線の撤去には、プロバイダーや回線業者への手続きが必要です。

撤去作業には業者の派遣が必要な場合もあるため、早めの対応が求められます。


  • プロバイダへ解約申込

    電話orオンラインで解約手続きを行います。契約解除料が発生する場合があるため、事前に契約内容を確認しておきましょう。


  • 撤去工事の日程を調整

    引っ越しシーズンで混みやすい3~4月はなるべく避け、早めに申し込む。


  • 撤去作業の立ち会い

    配線・ONU・ファイバーケーブルなどの取り外しが行われる。


  • レンタル機器を返却

    ONUやルーターなどのレンタル機器がある場合、指定の住所へ返送する。


撤去は基本的に立ち会う必要がありますが、管理会社や大家に相談すれば、代わりに立ち会ってくれるケースもあります。

まとめ

インターネット開通が間に合わない場合の対処法は、下記の通りです。

光回線以外で日常的にネット利用する方法

  • ホームルーター:据え置き型Wi-Fiルーター
  • ポケット型Wi-Fi:持ち歩ける小型Wi-Fiルーター

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光回線開通までの一時しのぎ

  • Wi-Fiレンタル
  • スマートフォンのテザリング機能
  • フリーWi-Fiスポット

詳細箇所を見る >

光回線は何かと手続きが多いため、インターネットの利用頻度によっては意外に必要ないかもしれません。

また、回線開通時も撤去時も混みやすい3~4月は避けつつ、引っ越しの1~2ヶ月前には申し込みを済ませておきましょう。

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