アイロンは「収納スペースが必要」「使う手間や片付けが面倒」などの理由から、一人暮らしでは必要ないと考える人が多くいます。
しかしライフスタイルによっては、アイロンを持っておいた方が結果的に安心な場合も。
この記事では、一人暮らしで「アイロンがいらない人」「実は必要な人」の判断基準を、筆者の体験談を交えつつ詳しく紹介します。
また、アイロンの代用手段として衣類のシワを伸ばす・防ぐ工夫も解説するので、アイロンはいらないとお考えの方もぜひ参考にしてください。
この記事を書いた人

- 一人暮らし歴20年以上
- 宅配サービスの利用経験多数
- 数々の失敗経験を基に発信
- 最新サービスも随時試し中
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一人暮らしでアイロンが必要orいらない人の条件(体験談あり)


ちなみに筆者は、アイロンが必要な環境&いらない環境の両方を経験しているので、体験談も併せて解説します。
アイロンを持つメリット・デメリット
メリット
アイロンで服のシワを整えれば、清潔感のある印象を保てます。
普段着はもちろん「仕事でシャツやスーツを着る必要がある」「フォーマルな場所へ行く機会が多い」などの人にとっては、重要な家電です。
またダニは50℃以上の高温に弱いため、約100℃の蒸気が出るスチームアイロンを使えば、ダニの駆除にも役立ちます。
デメリット
アイロンがけの環境を作り、終わったら片付ける作業は、忙しい一人暮らしでは負担に感じることもあります。
また狭いワンルームでは、アイロン本体+アイロン台の収納場所に困るでしょう。
さらには、誤って触れると火傷や事故の危険があるため、使い方に注意しなければなりません。
アイロンが必要な人(体験談あり)

- 仕事でシワのないシャツやスーツを求められる
- 私生活でも外出やデートなどで身だしなみを重視したい
- 大事な衣類を清潔なまま長く保ちたい
- クリーニングに出す手間や費用を抑えたい
筆者は新卒で入社したとき、初めてのスーツ生活がスタートしました。
仕事に慣れて少し余裕が出てきた頃、周りの営業マンや先輩・上司を見ると、いつもスーツやシャツが綺麗にピシッとしていることに気付きました。
自分はというと、周りに比べシャツやスラックスがヨレヨレの状態だったため「このままではまずい!」と、慌ててアイロンを買うことに。

当時の筆者は、スーツを着ているだけで満足していたのかもしれません…。
自分で適度にアイロンがけをするようになってから、アイロンをかけた服かどうかは見ればすぐ分かることに気付きました。
会社内の人と接するだけならまだしも、外部のお客さんや取引先と会う際に服がシワシワだと恥をかきます。
また、たとえ仕事用の正装がない職種であっても、急に清潔感のある身だしなみが必要になる場合もあるので、一人暮らし社会人はアイロンを持っておいて損はないと思いますよ。

アイロンがあれば、ハンカチを綺麗に整えることも簡単です。
アイロンはいらない人(体験談あり)

- シワが目立ちにくい、カジュアルな服装が多い
- アイロンがけの準備・作業・片付けが面倒
- 狭い部屋で収納スペースが限られている
- アイロンの代用方法で十分対応できる(次の項目で解説)
筆者は上記の会社以外に、私服OKの職場に勤めていたことがあります。
パーカーやニット素材など、シワになりにくい服を着ることが多かったため、アイロンを使う機会はない状況でした。
ただし結婚式や葬儀などの予定が入ったときは、スーツをクリーニングに出すか、急であればシワ取りグッズなどで対処していました。

新卒のときに買ったアイロンを持っていましたが、引っ張り出して綺麗に整える作業が面倒になってました。
アイロンをすでに持っていましたが、スーツ着用の機会がほぼなかったので、年に1回使うかどうかという感じです。
一人暮らしを始めてすぐこの状況になっていたら、アイロンは必要なかったかもしれません。
ただし、好きな人や恋人とのデートなどで身だしなみを重視するなら、普段スーツを着なくてもアイロンを持っていた方が無難ですね。

シャツや服がヨレヨレだと「見た目に気を遣っていない」と判断されることも…。
一人暮らしでアイロン代わりにシワを伸ばす&防ぐ方法

一人暮らしでアイロンを持たない場合でも、衣類のシワを取れる代用方法がいくつかあります。
おすすめは手っ取り早いシワ取りスプレーですが、身近にあるアイテムでもアイロン代わりになります。
シワ取りスプレーの活用
シワ取りスプレーは、衣類のシワを手軽に整えられる便利なグッズです。
特徴
- 衣類にスプレーして軽く引っ張るだけでシワを軽減
- 時間がない朝や忙しいときでもすぐ使える
- 消臭・除菌効果があるタイプなら衣類ケアも可能
- 長時間のシワ防止効果があるスプレーも
- 使用シーンに合わせて無香料・香り付きを選べる
シワ取りスプレーの使い方
- 衣類のシワ部分にスプレーする
生地の厚さに合わせ、シワが軽く湿る程度に吹きかける - シワを伸ばす
手で引っ張る・叩くなどして、縦や横にシワを伸ばす - 乾かす
ハンガーにかけて10分程度放置する
スプレーの成分によっては繊維の変色やシミが発生することもあるため、対応している素材かどうかをよくご確認ください。
\クリーニング店と同じ成分を採用/
\カーテンやクッションにも使える天然由来/
身近なアイテムでシワを伸ばすテクニック
身近にあるアイテムを活用して、シワを伸ばす方法もあります。
ドライヤー

髪を乾かすドライヤーは、衣類のシワを伸ばすときにも使えます。
- シワ部分を水で湿らせる
- 湿らせた部分を伸ばしドライヤーの温風をあてる
- 乾いたら冷風をあててシワを戻りにくくする
ドライヤーを近づけすぎないよう注意してください。
ヘアアイロン

アイロンと同程度の温度を出せるヘアアイロンは、細かいシワ取りに役立ちます。
- 温めたヘアアイロンでシワ部分を挟む
- 滑らせるようにシワを伸ばす
衣類の素材によっては焦げる恐れがあるため、使用時は注意が必要です。
霧吹き

シワ取りスプレーがなくても霧吹きがあれば、手っ取り早くシワを取れます。
- シワ部分に霧吹きで水をかける
- 湿らせた部分を適度に叩く・伸ばす
- 干して乾かす
乾燥に時間がかかるので、急いでいるときは不向きです。
温めたタオル

温めたタオルを使えば、頑固なシワも軽減できます。
- 濡らしたタオルを電子レンジで温める
- タオルをシワ部分にあて、しばらく置いておく
- 湿らせた部分が乾くまで干す
古くなったバスタオルを、アイロン用に残しておくのもいいでしょう。
浴室の蒸気

浴槽やシャワーの蒸気を、アイロンのスチームのように利用する方法もあります。
- 浴槽にお湯をためるかシャワーを使い、浴室に蒸気を充満させる
- シワを伸ばしたい衣類を浴室内に干す
- シワが伸びたら風通しのよい場所で乾かす
忙しいときは、シャワー前に水のかからない場所に干しておくのがおすすめです。
一人暮らしに最適なのはどっち?アイロンと衣類スチーマーの比較

衣類スチーマー(ハンディスチーマー)は、衣類をハンガーにかけたまま高温のスチームを吹きかけ、シワを伸ばせるアイテムです。
アイロンに比べ手軽に使えるため、人によっては衣類スチーマーの方が適しています。
スチームアイロンと衣類スチーマーの特徴と違い
スチームアイロン | 衣類スチーマー | |
メインの使い方 | 直接押しあてる | 少し離れてスチームを噴射 |
シワの伸ばし方 | 熱+圧力+水分 | 熱+水分 |
使用の手間 | アイロン台等が必要 | ハンガーにかけたまま |
使える素材 | 幅広く対応 | デリケート素材向き |
仕上がり | シワをしっかり伸ばせる | シワを完璧には伸ばせない |
スチームアイロンと衣類スチーマーは、どちらも衣類のシワを取るための道具ですが、使用方法や仕上がりには違いがあります。
スチームアイロンの特徴
熱を衣類に直接あてることで、頑固なシワでもしっかり伸ばせますし、スラックスの折り目も作れます。
厚手の生地でも対応しやすいですが、一定のスペースやアイロン台などが必要になる点はデメリットです。
衣類スチーマーの特徴
スチームの力でシワを伸ばすため繊維を傷めにくく、またハンガーにかけたまま手軽に使えるのが魅力。
軽いシワであれば十分ですが、袖口・裾や厚手の生地のシワを整えるには不向きです。
一人暮らしに適した選び方
一人暮らしにおいて、アイロンとスチーマーのどちらが適しているかは、生活スタイルや衣類の種類によって変わります。
アイロン向き
- 仕事用のシャツやスーツを頻繁に着る
- きちんとした折り目が必要な服をよく着る
- 厚手の生地やデニムなどのシワも伸ばしたい
- ハンカチやシーツをパリッとさせたい
スチーマー向き
- カジュアルな服装が多い
- シワは軽く伸ばせれば十分
- 素材を傷めずにケアしたい
- 作業の手間を少なくしたい
仕上がりの良さで選ぶならアイロン、手軽さで選ぶならスチーマーがおすすめです。
アイロン+スチーマーの兼用タイプも便利
スチームアイロンと衣類スチーマーのどちらも気になる方には、「仕上がりの良さ」「手軽さ」を兼ね備えた2WAYタイプも便利です。
忙しいときはハンガーにかけたままシワを伸ばし、しっかり仕上げたいときはプレスして使えます。
一人暮らしでアイロンを持つ場合、アイロン台は必要?

アイロン台があると作業効率は上がりますが、収納スペースの確保も必要です。
ここではアイロン台のメリットや、代用できる方法について紹介します。
アイロン台を使うメリット・デメリット
シャツの襟やスラックスの折り目などは、アイロン台を使った方が断然きれいに仕上がります。
また、床や机の上でアイロンをかけるよりも適切な高さなので、楽な姿勢での作業が可能です。
ただし、購入・処分の費用や手間がかかったり、アイロンとセットで保管するスペースが必要だったりする点は、一人暮らしでは難しい人もいるでしょう。
アイロン台を持たない選択肢
コストや収納スペースの問題でアイロン台を持ちたくない場合は、代用品で工夫する方法もあります。
- 厚手の布・タオル
床にタオルや耐熱マットを敷けば、簡易的なアイロン台の代わりになります。 - マットレス・敷き布団
マットレスや敷き布団でも代用できますが、熱に弱い素材でないかを必ず確認してください。 - クッション・座布団
ハンカチのような小物であれば、クッションや座布団でも代用可能です。ただし熱がこもりやすいため、短時間で済ませましょう。 - 雑誌・新聞紙
雑誌や新聞紙は熱を通しにくい&平らなので、アイロン台の代わりに使えます。段差が気になる場合はタオルを重ねるとスムーズになります。
収納しやすいアイロンマットもおすすめ
アイロンマットは、丸めて収納できたり折り畳めたりするため、収納場所をほとんど取りません。
また、アルミコーティング加工が施されたタイプなら熱が伝わりやすいので、時間をかけたくない人に適しています。
中には、アイロンを収納するバッグとして使えるアイロンマットも。
\高コスパのベストセラー商品/
\アイロンの収納バッグにも使える/
一人暮らしにおすすめのアイロン&スチーマー

アイロンやスチーマーをいきなり購入するのが不安な場合は、まず家電レンタルのお得価格で試してみるのもおすすめです。
アイロン・スチーマーをレンタルできるサービス
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ゲオあれこれレンタル | 最新家電やPC・スマホをお得にレンタル |
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スチームアイロン
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) スチームアイロン コード付 最短30秒スピード立上 フッ素加工 2段階スチーム 霧吹き機能 スチームショット 大容量タンク ブルー SIR-01-A
SIR-01-A
使いやすいシンプル仕様&コスパに優れる、コード付きのスチームアイロン。
最短30秒で立ち上がり、霧吹き+ドライアイロンで頑固なシワもしっかり伸ばします。
スチームは2段階で調整できるので、厚手・薄手どちらの生地もきれいな仕上がりに。
縦・横・斜めと自由にアイロンがけできるコードレスタイプです。
底面はフッ素コーティングで、滑らかで快適なかけ心地を実現。
専用ケースが付いているため、しばらく使わない間もホコリをガードします。
衣類スチーマー
従来品の1/4ほどの重さで、女性でも片手で扱いやすい超軽量サイズです。
約20秒で立ち上がり、綿・麻・ポリエステル・ウール・ニットなど幅広い素材に対応。
専用の収納袋付きなので、出張や旅行先へ持っていき活用することも可能です。
業界最高レベルのたっぷりスチームで、繊維の奥深くまで浸透しシワをしっかり伸ばします。
また従来のスチームとは違い、花粉やダニを除菌しながら吸い取るため、より清潔で快適な仕上がりに。
アイロン台では手入れが難しいデリケートな衣類も、丁寧に仕上げられます。
2WAYタイプ(アイロン+スチーマー)
スチーマーでは取れないシワをアイロンで伸ばしたり、折り目を付けたりと、さまざまな用途で使い分けられます。
ドライアイロン+スチームアイロン+ハンディスチーマーの、1台3役アイロンです。
パワフル&連続スチームが可能なので、ワイシャツやジャケットの手入れも簡単。
軽量でコンパクトサイズなため、収納しやすいのもありがたいポイントです。
スチームアイロン+衣類スチーマーに加え、除菌・消臭機能も備えた多WAYタイプです。
約640gと軽量設計なため、多機能でも疲れにくく操作しやすいでしょう。
さらには、120mlの大容量タンク&連続スチーム約12分の性能を備えているので、複数の衣類を一気にお手入れできます。
アイロンやスチーマーを使わずにシワを防ぐコツ

シワになりにくい衣類を選ぶ
ポリエステル・ウール・ナイロン素材の生地はシワができにくく、アイロン不要の衣類が多くあります。
これらの衣類は、洗濯機で回してもシワを最小限に抑えられるため、乾いたあともきれいな状態をキープできるのが特徴。

ポリエステル・ウール・ナイロンは反発性のある素材なので、シワになっても元に戻そうとする力が強くなります。
洗濯時の工夫でシワを防ぐ方法
下記の洗濯時のポイントに注意することで、衣類のシワを最小限に抑えられます。
- 洗濯ネットを活用する
洗濯時に衣類同士の摩擦を減らし、シワの発生を防ぎます。 - 脱水時間を短縮する
長時間の脱水はシワの原因になるため、短めに設定すればシワを抑えられます。 - 洗濯後はすぐに干す
洗濯後に放置するとシワがつきやすくなるため、すぐにハンガーにかけることが大切です。 - 形を整えて干す
シャツやパンツはハンガーにかけ、できるだけ自然な形に整えて乾かすことで、シワを防げます。
衣類を収納する時のコツ
Tシャツやニット類は、丸めるように畳むとシワがつきにくくなります。
また「シャツはハンガーにかける」「スラックスはクリップ式ハンガーで吊るす」などの工夫でシワを防げます。

スラックスは裾を上にして吊るすと、シワが伸びる効果も。
なお、季節ものなどを長期保管する場合は、衣類を重ねるよりも縦に並べて収納するのがおすすめ。
衣類に重みがかからないためシワがつきにくい上に、型崩れも防げます。
まとめ
一人暮らしでアイロンが必要かどうかは、ライフスタイルによってそれぞれ異なります。
今は必要なくても、今後転職などでスーツやシャツを頻繁に着る機会が多くなると、アイロンを持つことで身だしなみを整えやすくなります。
また、しっかり仕上げたい人はアイロン、手軽にケアしたい人はスチーマーなど、使用する目的に合わせて購入を考えてみてください。