- 疲れているので風呂に入らずそのまま寝たい
- そんなに汗もかいてないのに風呂に入るのは面倒
- 一日くらいなら体を洗わなくてもバレない
このような理由で、風呂に入るのがめんどくさく感じることもありますよね。
しかし、入浴を怠ることによる周囲への悪影響や、逆に風呂に入らないことによる意外なメリットについて、しっかり理解している方は少ないのではないでしょうか。
この記事では「一日風呂に入らないとどのようなデメリットがあるのか」「風呂に入らないで寝るメリットは何があるのか」について詳しく解説します。
また、入浴の手間を大幅に短縮できる便利グッズ&対策も紹介するので、めんどくささを軽減したい方はぜひ参考にしてください。
この記事を書いた人
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- 宅配サービスの利用経験多数
- 数々の失敗経験を基に発信
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風呂に入らないメリットは意外に多い?
LIXILの調査によると「入浴を面倒に感じることがある人」は7割以上という結果が出ています。
疲れていたり眠かったりすると、つい入浴をサボりたくなりますよね。
体を洗わないと不潔なように思えますが、下記のようなメリットから「毎日は風呂に入らない方がいい」という意見もあります。
風呂に入らないメリット
- 自由時間が増える
- 水道代やガス代を節約できる
- 乾燥肌の人は肌の保湿力をキープできる
- 汚れや湿気が発生しないため、掃除の手間が省ける
- 髪の乾燥によるスキンケアが不要になる
- 頭皮への肌トラブルを避けられる
- 冬場は温度差によるヒートショックのリスクが減る
- 夜遅いときは、近隣にシャワー音などの迷惑をかけずに済む
「夏は汗をかくので毎日入るけど、冬は2日に1回でも問題ない」という方もいますね。
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時間やコストを節約できる
入浴して髪を乾かすまでの時間は、シャワーだけでも最低15~20分程度はかかります。
忙しい一人暮らしでは15~20分がとても貴重なので、人によっては入浴より自分の時間や睡眠を優先したくなる場合も。
湯舟に浸かって疲れを取ろうと思っても、なかなか難しいのが現実です…。
また、一人暮らしでは水道代やガス代を自分で負担するので、入浴しなければその分の費用を他に回せます。
筆者の場合はシャワーだけの使用でも、1回あたり数十円程度の光熱費がかかっています。
掃除の手間が省ける
風呂掃除を怠ると水垢や皮脂汚れがたまり、カビ・雑菌が繁殖しやすくなります。
また、洗髪によって排水口に髪の毛がたまると、シャンプーカスや石けんカスが絡まり、嫌なニオイや雑菌が発生する原因に。
入浴しなければ、そもそも汚れや湿気が出ないので、面倒な掃除の手間を軽減できます。
汚れを放置するほど強力に固まってしまい、自分で掃除するのが難しくなります。
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体へのトラブルのリスクが減る
乾燥肌の人は、入浴後に保湿剤などを使ったスキンケアが必要です。
また髪の洗い方によっては、髪の毛や頭皮へダメージを与えてしまうことも。
さらには、冬場に起きやすいヒートショック(急激な温度変化で血管・心臓に大きな負担がかかる)に襲われると、一人暮らしではとても危険です。
入浴をしなければ、肌や体に起こるトラブルのリスクが減るメリットもあります。
一日風呂に入らないデメリット|周りにばれる場合も?
風呂に入らない場合、やはり多くのデメリットがあります。
風呂に入らないデメリット
- 髪の毛がベタついて不潔に見える
- 嫌な体臭が出て、周囲に不快感を与える可能性が高くなる
- ニキビや吹き出物などの肌トラブルが悪化しやすい
- 頭皮に汚れがたまり、フケやかゆみが発生する
- 汗や皮脂が寝具に付着してダニが繁殖する
- 不潔な状態で寝ると、睡眠の質が低下する可能性がある
- 足のニオイがきつくなり、靴下や靴に悪臭が移る
- デオドラントや香水でもごまかせない悪臭が出る
- 代謝が低下して疲労感やむくみが増加する
- 気分転換やリフレッシュの機会を逃す
清潔感を損なう
頭を洗わないと髪の毛に余分な皮脂が蓄積するため、不自然なベタベタ感が出ます。
また皮脂や汗が体に残ると、肌がベタついたり顔が脂ぎってテカテカしたりなどの原因にも。
どれだけ服装の身だしなみを整えても、清潔感がないと「避けたくなる」「仕事ができなそう」などの印象を与えてしまいます。
特に夏場は、乾いた汗が塩分として残り、肌がベタつきやすくなります。
肌や頭皮の状態が悪化する
体を洗わないことで汗や皮脂が毛穴に詰まりやすくなり、ニキビや肌荒れが発生しやすくなります。
また頭皮においても同様で、フケやかゆみが生じて髪の健康状態を悪化させる恐れが。
かゆみを抑えるために爪でかきすぎると、炎症を起こして治療が必要になる場合もあります。
風呂1日入ってないだけで髪ベトベト、肌かゆかゆ( ̄― ̄)
— ないん (@m9japan) November 6, 2013
寝具内にダニ・細菌が繁殖する
風呂に入らないまま布団に入ると、洗い流せていない汗や皮脂が寝具へ移ります。
寝具は汗や皮脂が蓄積しやすい性質なので、そのまま放置するとダニや細菌の繁殖を招いてしまいます。
この状態で寝続けると肌への刺激が増し、かゆみやダニ刺されなどのトラブルに発展することも。
布団カバーやシーツは自分で洗濯できますが、布団の丸洗いは業者などに頼まないと難しいため、汚れの蓄積はなるべく避けたいところです。
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悪臭で周囲へ不快感を与える
風呂に一日入らないくらいなら、他人が感づくほどの体臭は出ないかもしれません。
しかし、脇の下や足の裏など汗腺が多く集まる部位では、体臭が強くなる傾向があります。
さらに、食生活や服装によっても体臭は変化するため、状況によってはデオドラントや香水でもニオイをごまかせない可能性も。
今日隣に風呂1日入ってないわー!って叫んでる女の子いたんだけど普通に隣通ったら香水と混ざってめっちゃ吐きそうになった😵💫
— sh!a (@IMIyaID) May 25, 2024
やはり根本的な解決には入浴が必要なので、どれだけ忙しくてもシャワーで体を流すくらいはした方がいいでしょう。
ニオイに敏感な人は、一日風呂に入ってない人とすれ違うだけですぐ気付くそうです…。
睡眠の質が低下する
風呂に入らないと、睡眠の質にも影響を及ぼす可能性も否めません。
入浴のあと、体温が下がったときに眠ると寝つきが良くなり、質の良い睡眠を得られる効果があります。
しかし、風呂に入らず体温の調整がされなかった場合、寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりするケースが考えられます。
湯舟にゆっくり浸かれない場合でも、シャワーを少し長い時間浴びれば、良質な睡眠を取れる効果があります。
お風呂がめんどくさい人向けの便利グッズ&対策
ここでは、お風呂が面倒で入りたくないとき、入浴しなくても髪や体を清潔にできる便利グッズを紹介します。
また、便利グッズ以外で入浴のめんどくささを改善できる方法も解説するので、ぜひ試してみてください。
めんどくさいを解消するおすすめグッズ
ここで紹介する便利グッズは突然の災害時にも役立つので、ひとつ備えておいて損はありません。
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ボディシート
ボディシートは汗や皮脂をサッと拭き取れ、また多くの商品は体臭を抑える効果も備えています。
近年では、顔にも使えるタイプや保湿成分が含まれたタイプなど、利便性の高い商品が豊富。
香りが苦手な方は無香料タイプを選ぶといいでしょう。
\さらさらパウダーでニオイまで拭き取る/
\無香料&顔にも使える/
ドライシャンプー
髪の根元にスプレーするだけで、頭皮の皮脂やベタつきを吸収してくれるドライシャンプー。
シャワーを浴びなくても髪がサラサラとした状態になり、清潔感を保てます。
使い勝手のよい大判シートタイプも便利です。
\スタイリングの仕上げにも使える/
\地肌も髪も拭き取れる厚手シート型/
リンスインシャンプー・全身シャンプー
リンスインシャンプーなら、髪を洗いながらリンスの効果も得られるため、入浴時間を大幅に短縮できます。
別々に購入するよりコストを抑えられる上に、1本で済むので場所も取りません。
中には「シャンプー&トリートメント&ボディソープ&洗顔」の機能がすべて入った画期的な商品も。
\リンスインシャンプーの定番/
\髪も体も洗える全身シャンプー/
\1本で洗髪・洗身・洗顔が可能/
体を洗うグッズ以外の対策
シャワーだけでも浴びる
風呂が面倒なときは、ボディシートやドライシャンプーで済ませる方法も便利ですが、シャワーで汗や皮脂を洗い流した方が清潔でスッキリします。
特に汗をかきやすい夏場や運動後などは、シャワーだけでも十分リフレッシュになります。
シャワーだけの簡単な入浴でも良好な効果が得られるので、無理に湯舟に入る必要はありません。
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心地よい入浴環境を作る
風呂に入ることが楽しくなるよう、下記のように心地よい入浴環境を作ってしまう方法もあります。
- お気に入りの入浴剤で香りを楽しむ
- おしゃれな照明やキャンドルを取り入れる
- 防水スピーカーで好きな音楽を流す
- 防水スマホケースや防水ブックカバーでネット・動画・読書を楽しむ
自分好みの環境を整えれば入浴が楽しみな時間となり、めんどくささの軽減が期待できます。
思い切って髪を短くする
お風呂がめんどくさいと感じる要因のひとつが、洗髪や髪の乾燥です。
髪が長いとシャンプーやドライヤーの時間が長くなり、コストも余計にかかります。
そこで、思い切って髪を短くすれば、入浴・乾燥時間やコストを大幅に軽減できるでしょう。
髪が短いとまんべんなく洗えて清潔を保ちやすい上に、スタイリングも楽になりますね。
夜風呂に入らないで朝入るのは良くない?
「朝起きたばかりで風呂に入ったら、体に良くないのでは?」と気になる方もいるのではないでしょうか?
結論、朝が苦手で目覚めをスッキリさせたい方には、朝風呂がおすすめです。
起床直後は頭がボーっとしがちですが、風呂に入れば気分をスッキリと切り替えられます。
また、基礎代謝が上がると老廃物が流れやすくなるため、心身ともにリフレッシュしたいときにピッタリです。
ただし夜に入浴しないと、汗・皮脂汚れ・スタイリング剤などが体についたままだったり、時間がなくなり朝食を抜いてしまったりなどのリスクも。
生活スタイルは人によって異なるので、気持ちよく1日をスタートさせたいときは朝風呂にするなど、適度に使い分けるのもいいでしょう。
筆者は大事な仕事や用事があるときは、朝風呂で脳を活性化させています!
もっと知りたい!入浴に関するQ&A
風呂は何日おきに入ればいい?毎日入った方がいい?
「毎日入るのが当たり前」派が多い一方で「冬は2日に1回」「毎日だと体の脂が抜けそう」などの声も。衛生面を重視するなら1日1回の入浴が基本です。
髪の毛は何日洗わないと臭う?
健康な頭皮であれば1日程度なら臭いません。ただし下記に該当する場合は、毎日髪を洗うことをおすすめします。
・仕事やスポーツなどで髪が汚れやすい
・毎日スタイリング剤で髪をセットする
・肌が脂性の人
風呂にずっと入らないとどうなる?
風呂に3日入らないと、髪のベタつきや体臭で周囲へバレやすくなります。1週間入らなかった場合は、自分でも悪臭を感じるようになり、フケがホコリのように目立ちます。
睡眠と風呂はどっちを優先した方がいい?
寝つきをよくしたいなら、就寝の2~3時間前に入浴を済ませましょう。睡眠時間を少しでも長くしたい場合は、熱めのお湯に3~5分程度浸かるか、熱めのシャワーを浴びるのがおすすめです。
風呂に入ると眠くなるのはなぜ?
体温上昇からの体温低下が眠気を促進します。湯舟に浸かって寝ると、溺れたり脱水症状を引き起こす恐れがあるため、入浴時間を設定しておくなどの対策が必要です。
まとめ
一日風呂に入らないと、体臭や肌トラブルなどのデメリットがある一方で、時間の節約は肌の保湿効果といったメリットもあります。
しかし、入浴を怠ることで健康や美容面に及ぼす影響や、他人へ与える不快感は軽視できません。
どうしても風呂に入れない場合でも、生活スタイルに合わせて代替グッズを活用するなど、清潔感を保つ努力は怠らないようにしましょう。