布団を洗う頻度はどれくらい?天日干しや除菌スプレーでは不十分?

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布団を洗う頻度とは?丸洗いしないとこんな危険が潜む

2023年6月15日

布団のカバーやシーツは洗うけど、布団そのものは天日干しや除菌スプレーだけで済ませていませんか?

しかしこれだけでは不十分であり、布団は適切な方法でクリーニングをする必要があります。

この記事では、布団を洗う頻度はどのくらいが適切なのか、また忙しい方にもおすすめのクリーニング方法について解説します。

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こんの
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布団の手入れに天日干しや除菌スプレーは無意味?

布団の手入れに天日干しや除菌スプレーは無意味?

天日干しや除菌スプレーなどの方法で、布団を手入れしている方も多いのではないでしょうか?

しかし、これらは布団を「洗っている」わけではないので、ダニの駆除はできていません。

天日干しの効果

紫外線には殺菌効果があるので、ダニ対策として布団を天日干ししたくなりますよね。

しかし、天日干しでダニを完全に死滅させられるわけではありません。

紫外線はあくまでも、ダニの繁殖を抑える効果があるだけです。

たとえ真夏の炎天下で天日干しをしても、約8割のダニは生存したままです。

ダニを死滅させるには、温度50度以上の環境が必要です。

除菌スプレーの効果

寝具・衣類・家具などに幅広く使える除菌スプレー。手軽に扱えるため、布団に吹き付けて使う方も多く見られます。

ただし、除菌スプレーにダニを取り除く効果はありません。

除菌スプレーは菌を減らし清浄度を高めるものなので、ダニの退治には不向きです。

除菌スプレーは補助的に使うものだと考えた方がいいですね。

見た目以上に汚れている布団!洗わないとどうなる?

布団は見た目以上に汚れている!洗わないとどうなる?

一見乾いていて問題なさそうな布団でも、実はあらゆる汚れが潜んでいます。

寝具はダニにとって最高の環境

人は眠っている間に、少なくともコップ1杯分ほどの汗をかきます。

そして布団やシーツは毎晩大量の汗を吸収し、ダニが繁殖しやすい湿度が高い状態を作ります。

さらに人が寝ている時は、皮脂・フケ・髪の毛などのダニが好む餌をたくさん落とすことに。

これらの状態は、ダニにとって天国とも言える環境です。

ダニの生態

ダニの生態

布団には見た目以上に大量の汚れが

布団には、下記のようなあらゆる汚れが蓄積します。

布団に溜まる汚れ

  • 寝汗
  • 皮脂、フケ
  • ダニの死骸やフン
  • カビ、細菌
  • ホコリ
  • 花粉
  • ペットの毛

これらは肉眼で確認しづらいため、一見布団が乾いているようでも、実は大量の汚れが潜んでいる傾向にあります。

なお、皮脂はドライクリーニングで落とせますが、それ以外の汚れは水洗いをしなければ落とせません。

つまり布団は水洗いをしなければ、どんなにドライクリーニングを重ねても汚れが残ったままです。

布団は水洗いが必須

布団を洗わずにいると何が起きる?

ダニが大量に繁殖し、死骸や糞をたくさん吸い込んでしまうと、ダニアレルギーの症状を引き起こす恐れがあります。

ダニアレルギーの症状

  • 目のかゆみや充血
  • 気管支喘息、呼吸困難
  • 鼻水、鼻づまり、くしゃみ
  • かゆみや湿疹が続く
ダニアレルギーの症状

また、人を咬むタイプのダニに刺された場合、赤い腫れやしつこいかゆみなどの症状が現れます。

これらの症状は同時に睡眠を妨げたり、肌が弱い方や赤ちゃんの肌が荒れたりする原因にも。

布団を洗う頻度の目安は?

布団を洗う頻度の目安は?

布団に飲み物をこぼしたなど特別な理由がない限り掛け布団や羽毛布団を洗う頻度の目安は、半年~1年の間に1回程度です。

ただし、布団の耐久性や品質を考慮したい方には、2~3年に1回程度が推奨されています。

掛け布団や毛布などが不要になったら、圧縮袋に入れて収納している方も多いのではないでしょうか?

布団を圧縮

しかしそのまま収納すると、汗や皮脂などが溜まったまま密閉された状態になり、雑菌やカビを増やしてしまいます。

来シーズンも布団を心地よく使いたいなら、シーズン終わりにクリーニングへ出してから収納すると衛生的です。

収納していた布団を使い始めるときは、一度風通しの良い場所に干してからがいいですよ。

布団のクリーニングは専門店に依頼するのがおすすめ

リネットのサービス利用イメージ
出典:Lenet撮影素材

布団を丸洗いしたいと思っても、自宅やコインランドリーでは思うようにいかないケースも考えられます。

確実に手っ取り早く済ませたいなら、クリーニングの専門店に任せましょう。

宅配クリーニング(布団)のおすすめは、こちらの記事で詳しく解説しています。

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筆者は定期的に「布団の宅配クリーニング」を利用しています。

布団の丸洗いは自宅やコインランドリーでできる?

布団の洗濯表示に「水洗い可能」を判別できるマークがあれば、自宅やコインランドリーでも洗濯できます。

※洗濯表示は2016年12月に改正されています。詳細は消費者庁のホームページをご参照ください。

ただし、布団が入るサイズの洗濯機やネットが必要だったり、方法を誤ると布団が傷み使えなくなったりする恐れがあります。

洗濯機に入ったとしても、洗剤がうまく全体に浸透せず、ダニや雑菌が中途半端に残ることも。

コインランドリーの業務用であれば布団を丸洗いしやすく、また50度以上の乾燥機を使ったダニの駆除も可能です。

しかし業務用は、布団の種類に関係なく一定の回転数で洗います。そのため、生地が部分的に傷んだり、中綿が偏ったりなどが懸念されます。

布団のクリーニングは専門店に任せるのが安心

リネットの工場画像
出典:Lenet撮影素材

布団は決して安くありません。自分でクリーニングをしたものの失敗し、結局新しく買い替えという事態は避けたいですよね。

布団のクリーニングを確実に済ませたいなら、費用はかかりますが専門店へ依頼するのがおすすめです。

専門店へ依頼するメリット

  • 布団に染み込んだ汗、ダニの死骸・フン、アレルゲン物質などをすっきり落とせる。
  • 天日干しではできない、ふわふわな仕上がりになる。
  • 素材に合わせた適切な方法で洗うので、布団へのダメージが最小限で済む。
  • 店によっては「防ダニ加工」「抗菌加工」「消臭加工」などのオプションを用意している。

※クリーニングが難しいシルクやムートンなどの素材は、店で対応していない場合があります。事前にご確認ください。

専門店に依頼するデメリットとしては
・費用の負担
・仕上がりまでに数日~数週間程度かかる
・店へ持ち込む手間が面倒
などが挙げられます。

布団を運ぶのが難しい方や、店へ持ち込む時間がない方には「布団の宅配クリーニング」が便利です。

自宅にいながらクリーニングへ出す~受け取りまでを完結できるので、忙しい方にも重宝されています。詳細は下記の記事をご参照ください。

「クリーニング中に代わりの布団を用意できない」という方におすすめの方法も紹介しているので、チェックしてみてください。

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毎日使う布団だからこそ清潔な環境が大事

布団は適切なクリーニングを行わないと汚れがどんどん溜まり、健康に影響を及ぼす可能性が高まります。

1日の1/3ほどを過ごす場所である布団だからこそ、自分に合ったクリーニング店を探してみてください。

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