女性の一人暮らしではオートロック付き物件が理想ではあるものの、家賃が高いため防犯とコストのどちらを優先するか悩みどころ。この記事では、女性の一人暮らしでオートロックなしは本当に危険なのか、2階以上なら問題ないのか、女性のリアルな声や防犯対策を交えつつ詳しく解説します。

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防犯・防災

女性一人暮らしでオートロックなしは危険か問題!2階以上ならOK?

2024年12月20日

女性が一人暮らしをするとき、防犯面を考えるならオートロック付き物件を選びたいですよね。

しかし実際、オートロックについては下記のようにさまざまな声が上がっています。

  • 家賃が高くて無理
  • 襲われてからじゃ遅いので絶対必要
  • オートロックがあるのに簡単に侵入された

金銭的に余裕がない場合、防犯を重視するか家賃を優先するかは悩みどころです。

この記事では、女性の一人暮らしでオートロックなしは本当に危険なのか、2階以上なら問題ないのか、女性のリアルな声や防犯対策を交えつつ詳しく解説します。

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【リアルな現実】一人暮らし女性のオートロック事情

【リアルな現実】一人暮らし女性のオートロック事情

一人暮らし女性のオートロック事情について、当サイトで独自に集計したリアルな現状を紹介します。

  • あまり意味がない
  • 怖いので絶対に必要
  • 家賃が高くてきつい

【意味ない派】オートロックが安心とは限らない

  • オートロックで1階に住んでたけど、ベランダからしっかり侵入された。防犯カメラがなくて犯人も分からず。
  • 外廊下のマンションだと、入口のエントランスを通らなくても外から侵入できてしまう。
  • 入口だけのオートロックだと、隙を突けば誰でも入れそう。
  • オートロックでも、許可があれば宅配業者や勧誘が中に入って来れる。他の住民の許可は?
  • うちのアパート、締まりが悪くてオートロックの意味をなしてない。
  • 鍵を忘れて部屋を出たら締め出されてしまうリスクが高すぎる。
  • セキュリティ性が高そうなタワーマンションですら、強盗に侵入されてる。
  • オートロックありなし両方住んでたけど、安全面にそれほど差はなかった。

【関連記事】一人暮らしで業者が怖い・家に入れたくない!回避方法を伝授

【必要派】やっぱりオートロックがないと怖い!

  • 家賃がちょっと高いけど、女の一人暮らしで安心料と思えば仕方ない。
  • オートロックがあれば、不審者はエレベーターにも乗れないし部屋のドアも開けられないし、やっぱり大事。
  • オートロックがない物件に住んでたけど、色んな勧誘が来たし別室で空き巣被害もあったから、安全を確保した方がいい。
  • 地域にもよる。治安が悪そうなとこならオートロックはあった方がいい。
  • 女友達がベランダから部屋をのぞかれたり、部屋の前に知らない男が立ってたりとか、割とよくあったから。
  • オートロック物件は防犯カメラや宅配ボックスもあるので安心。
  • 入口だけのオートロックはあまり意味ないけど、階ごとやエレベーターにもあるならいいと思う。
  • 女性は玄関ドアを開けた瞬間に襲われる可能性が結構高いと思うので、オートロックなら建物入口に入るとこだけ注意すればいいから安心。

【関連記事】一人暮らし女性を襲った恐怖事件12例!自宅でも油断しないで

【家賃がきつい】オートロック・2階以上は家賃が高すぎる

  • 最低でも2階以上でオートロック付きじゃないと怖くて住めないけど、家賃が爆上がり。
  • 社会人1年目なのに、都内でオートロック付き2階以上の物件を見つけてる女性達は生きるの上手すぎる。
  • ほんとはオートロックがいいけど、そんなにお金の余裕がない。
  • 2階以上・オートロック付きの物件に絞って探してるけど、これだけで家賃かなり上がるし選択肢が狭まる。
  • 都内でオートロックなら安くても家賃8万は超えるし、美容代とか出すのが無理。
  • オートロックは諦めて妥協しないと、住む部屋が全然見つからない。
  • 女性は男性より所得が低くなりがちなのに、家賃高いオートロックに住まなきゃいけなくて、無駄な出費が多くて嫌。

オートロックなし物件はどんなデメリットがある?

オートロックなし物件はどんなデメリットがある?

一人暮らしが初めての方は、オートロックがどんなものかよく分からないかもしれません。

オートロックの概要とメリット・デメリットを簡単に紹介したあと「オートロックなし物件で想定される具体的なデメリット」を解説します。

オートロックの簡単な概要

オートロックは、扉を閉めると自動で施錠され、入居者もしくは入居者が許可した人だけが建物内に入れるセキュリティ設備です。

エントランスのオートロック扉から入るには、鍵・暗証番号・生体認証などで解錠するか、建物内の入居者にロックを解除してもらう必要があります。

来客時に室内から解錠する流れ

  • 来客がオートロック操作盤で部屋番号を入力し、呼出ボタンを押す
  • インターホンが鳴るので応答し、解錠ボタンでオートロックを開ける(解錠ボタンがない場合はエントランスまで迎えに行く)
  • 来客が中に入ると扉は自動的に施錠される

オートロックのメリット

  • 不審者の侵入を防ぎやすい、安心感がある
  • 訪問セールスや勧誘と顔を合わさずに済む
  • 防犯カメラ付きの物件が多い
  • 建物の管理が行き届いている傾向にある

玄関ドアの鍵とオートロックで二重ロックになるため、女性一人暮らしの強い味方となるのは間違いありません。

訪問セールスや勧誘が来た場合でも、インターホン越しのやりとりで直接顔を合わせる必要はありませんし、玄関ドアへたどり着く前に断るのも簡単です。

玄関先で顔を合わせて対応すると、断っているのになかなか帰ってくれないことがあります…。

またオートロック付き物件は、防犯カメラや宅配ボックスが設置されているケースが多く、防犯面でより安心できるのも魅力。

オートロックのデメリット

  • 家賃や管理費が高い
  • 鍵を忘れるor紛失すると部屋に入れなくなる
  • 郵便物を集合ポストへ取りに行く必要がある
  • 不審者の侵入を完全には防げない

オートロック付きは、オートロックなしに比べ家賃が2万~3万円ほど高くなるのが大きなデメリット。

また、鍵を部屋に忘れたままオートロックから出たり鍵を紛失したりすると、解錠できなくなり管理会社に対応してもらうなどの措置が求められます。

暗証番号式なら締め出される心配はありませんが、番号を他人に知られないよう気を付ける必要があります。

なお、オートロックがあっても完全に安心ではなく、下記のように不審者の侵入を許してしまう場合もあります。

侵入されるケース

  • オートロック解錠後はしばらくドアが開くため、すぐ後ろから一緒に入ってくる
  • 入居者や宅配業者が中から出てくるタイミングで、入れ違いで外から中へ入る
  • 点検業者や管理会社の従業員を装ってオートロックを解錠させる
  • 暗証番号を知られる
  • オートロックのセンサーを不正に作動させる

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「オートロックなし」物件で想定されるデメリットまとめ

オートロックなし物件で生活する場合、下記のような危険な場面が想定されます。

  • 不審者が建物内や室内に侵入しやすくなる
  • エレベーターで不審者と一緒になるリスクが上がる
  • どの部屋に住んでいるか特定されやすい
  • ドアスコープやドアポストから室内をのぞかれる
  • 訪問セールスや勧誘が部屋の前に直接来る
  • 防犯カメラや宅配ボックスの設置が期待できない

筆者の同級生や同僚で、オートロックなし物件で一人暮らしをしていた女性もたくさんいました。収入が十分でない場合など、やはり家賃は妥協せざるを得なかったようです。

オートロックなしの防犯対策を見る

女性一人暮らしは2階以上ならオートロックなしでもOK?

女性一人暮らしは2階以上ならオートロックなしでもOK?

ここではオートロックについての家賃比較や、2階以上であれば安全なのかについて詳しく解説します。

オートロックなしでも比較的安全な物件の特徴

オートロックがない物件でも、下記の特徴に当てはまる場合は安全性が高まります。

  • モニター付きインターホン
  • 防犯カメラ
  • 玄関の鍵がシリンダーキー以外
  • 高層階の部屋
  • 宅配ボックス
  • 管理人常駐

モニター付きインターホンが備わっている

モニター付きインターホンがあれば、こちらの顔は見せず訪問者の姿を確認して対応できます。

また録画機能付きなら、不審者が来た場合に警察へ証拠映像を提出することも可能。

玄関のインターホンに「録画中」などの表示を出しておくだけでも、防犯効果を上げられますよ。

【関連記事】知らない人がインターホンを何回も…一人暮らし体験談10例

防犯カメラが設置されている

防犯カメラがあるだけで不審者への抑止力が高くなるため、下見されても侵入のターゲットからは外れやすくなります。

ただし、コストを抑えるためダミーカメラを設置している場合もあるので、不動産屋に確認しておくといいでしょう。

玄関ドアの鍵タイプがシリンダーキー以外

一般的なシリンダーキーは、刻印されている製造番号が分かれば本人以外でも合鍵を作れる可能性があります。

その点ディンプルキーであれば、合鍵作成は本人確認や専用の手続きが必要になりますし、ピッキングによる解錠も難しくなります。

高層階の部屋

1階や2階などの低層階は、塀やゴミ置き場などを足場にしてベランダから侵入できてしまう場合も。

しかし高層階であれば、低層階よりも侵入される可能性は低くなります。

ただし高層階であっても、屋上からロープを使って侵入されたケースがあります。

【関連記事】女性一人暮らしのベランダ防犯対策!賃貸向け便利グッズも

宅配ボックスがある

宅配ボックスを利用すれば、配達員と直接やりとりする手間がないので、宅配業者を装った不審者に襲われるリスクが減ります。

また荷物を受け取れなかった場合でも、宅配ボックスなら再配達を依頼する必要もありません。

管理人が常駐している

建物の入口に管理人がいれば、不審者は警戒心が強くなり侵入を避けようとします。

ただし、管理人常駐の場合は管理費が高くなる傾向にあります。

「オートロックの有無」「1階・2階」の家賃比較

防犯面を重視するか家賃の安さを優先するか、悩ましいところですよね。

LIFULL HOME'Sの「家賃の差額が大きい条件ランキング」によると、「オートロックありorオートロックなし」での差額目安は26,000円「1階or2階以上」の差額目安は13,000円です。

家賃相場の差額目安

家賃相場①家賃相場②家賃差額
オートロックあり
82,000円
オートロックなし
56,000円
26,000円
2階以上
73,000円
1階
60,000円
13,000円
LIFULL HOME'S家賃の差額が大きい条件ランキングを基に作成

オートロックありとなしでは年間にすると312,000円もの差額があります。

さらに2階以上でも家賃は高くなるため、コストを抑えたい方は自分でできる防犯対策を整えなければなりません。

「オートロックあり1階」と「オートロックなし2階」ならどっちがいい?

  • 「オートロックがいいけど、家賃は安くしたいから1階でもいい?」
  • 「オートロックなしでも、2階以上の部屋なら防犯面は大丈夫?」

こういった悩みを抱える声も聞かれますが、実際どちらの方がよいのでしょうか。

結論、オートロックの有無にかかわらず2階以上の部屋をおすすめします。

上記で述べたようにオートロックも万全ではありませんし、たとえオートロックがあっても1階はベランダから簡単に侵入されたり、通行人からのぞかれたりするリスクが高くなります。

また、1階は魔が差した不審者など通りすがりで狙われやすいですが、2階以上は計画的犯行の確率が上がるためやや安全です。

オートロックなし物件に住む場合の防犯対策

オートロックなし物件に住む場合の防犯対策

オートロックなし物件に住む場合は、防犯対策を徹底する必要があります。

なお、女性向け防犯対策はこちらの記事で詳しく解説しているので、併せてご参照ください。

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一人暮らしの女性はセキュリティ設備が整っていても安心はできず、万が一室内に侵入されたら命の危険も。何かあってからでは遅いため、自意識過剰なくらいに防犯意識を強く持つことが大事。この記事では、女性の一人暮らしで危ない&狙われる要因に加え、気をつけることやおすすめ防犯グッズなどを紹介します。
女性の一人暮らしで危ない&狙われる要因と防犯対策38選
①部屋探し編②物件編
③生活編④外出編

①部屋探し編

内見は物件だけでなく、下記の周辺環境もチェックしておくのが大事です。

  • 周辺に24時間頼れそうな交番やコンビニがあるか
  • 小学校や保育園が近いか(比較的治安が良い)
  • 夜道は街灯が十分にあるか
  • 夜の駅前や繁華街の治安は問題なさそうか
  • 1階の部屋はなるべく避ける
  • 女性専用物件でも油断しない

閑静な住宅街は夜道が意外に暗く感じることもあるので、内見はできれば夜の環境も見ておきましょう。

内見は家族や友人と一緒に見てもらうと、自分が見落としやすいところに気付いてもらえますよ。

▶部屋探し編の詳細(別記事)を見る

②物件編

ドアスコープやドアポストからの盗撮・のぞき見を防ぐ対策も必要です。

  • 無施錠による侵入窃盗が多いため、必ず施錠する
  • モニター付きインターホンがなかったら後付けする
  • ドアスコープやドアポストからの盗撮・のぞき対策をする
  • 防犯カメラ作動中シールを貼る
  • エレベーターに乗るときの対策を覚えておく

モニター付きインターホンがない場合は、配線工事不要で簡単に後付けできるワイヤレスタイプを設置する方法もあります。

\配線工事不要&自動録画機能付き

ドアスコープやドアポストからの盗撮・のぞき見対策には「のぞき見防止カバー」「防犯カメラ作動中シール」などが便利。

\静音設計&軽量で使いやすい/

\劣化に強い&反射機能有り

エレベーターに乗る際は下記のポイントに注意してください。

  • 周囲や背後をよく見回す
  • 人目につきにくいエレベーターの場合はなるべく1人で乗る
  • 万が一知らない人と同乗したら、奥には行かず操作盤前の位置に立ち、壁に背を向け横向きになる
  • 扉が閉まる直前に人が乗ってきたら、最寄り階のボタンを押してすぐ降りる

もし不審者が先に降りた場合でも、上の階へ先回りしている可能性があるため安心はできません。

途中で降りる場合は、スマホが鳴ったふりをして通話をしている素振りを見せれば、同乗者が近隣住民だったとしても不快感を与えずに済みます。

▶物件編の詳細(別記事)を見る

③生活編

女性の一人暮らしでは、配達員・業者・店員とのトラブルも発生しやすいため注意が必要です。

  • チャイムが鳴ってもドアをすぐ開けない
  • ウーバーイーツは自然な男性の名前で注文する
  • 部屋に業者を入れる場合は安全な方法を検討する
  • SNSに部屋や周辺環境の写真をアップしない
  • ゴミの出し方に注意する
  • 公共料金をコンビニで支払わない

どんな訪問であっても、チャイムが鳴ったらまずはドアチェーンをしたまま対応し、不審に感じた場合は身分証の提示を求めましょう。

また「引っ越し業者やエアコンクリーニングの作業員が、室内に隠しカメラを仕掛けていた」などの被害例もあるため、不安な方は女性スタッフに依頼できるか確認してみてください。

なお、引っ越し先でインターネット環境を整えたい場合は、ホームルーターであれば光回線のような工事は不要で利用できるため、業者と接する必要がありません。

ホームルーターのレビュー記事を見てみる >

ホームルーターの特徴

コンセントに挿すだけでWi-Fiの電波が利用でき、また初期設定が簡単なので、機械操作が苦手な方でもすぐ利用できます。

【関連記事】ホームルーターを実際に使用して分かった利便性

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④外出編

女性が特に狙われやすいのは、夜遅くの帰宅時。対策を万全にしておく必要があります。

女性が1人で帰宅する際は、下記の点にご注意ください。

  • ひったくり防止のため、バッグは道路側と反対の手で持つ
  • 駐車場や駐輪場で誰かが近づいてきたら警戒する、危険を感じたらすぐ離れる
  • 夜中など人通りが少ない時間帯に公園を通らない(公園での犯罪が多発している)
  • 生活パターンを悟られないよう、帰宅ルートを適度に変える
  • 帰宅が夜遅くなる場合は、面倒でも人通りが多い場所や明るい道を選ぶ
  • 夜間、人通りの少ない薄暗い道を通る場合は、スマホのカメラもしくは動画をオンの画面にしながら歩く(※)

(※)実際にカメラを起動していなくても、カメラ画面を開いているだけで不審者が警戒するので、防犯対策になります。

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【関連記事】女性の一人暮らしで危ない&狙われる要因と防犯対策38選

まとめ

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