非常食になるお菓子としても普段のおやつとしても人気のえいようかん。非常食なのに美味しいとランキングでも上位をキープ。食べてみて少し気になった点もレビューで紹介。

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防災

人気の美味しい非常食「井村屋えいようかん」実食レビュー

2023年4月9日

非常食の人気ランキングで常に上位をキープしている、井村屋の「えいようかん」。

そのクオリティの高さから「美味しすぎて保存しておけない」「お腹が空いたら普通に食べてしまう」との声も上がるほどです。 

この記事では、非常食になるお菓子として重宝する「えいようかん」に加え、「チョコえいようかん」についての実食レビューも紹介します。

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「えいようかん」とはどんな非常食?

えいようかんとチョコえいようかん

「えいようかん」とは、井村屋が備蓄用に5年間の長期保存を実現させたようかんです。

ようかんは常温保存可能&高カロリーを補給しやすいことから、警視庁災害対策課でも非常食として推奨されています。

ようかんは適度に柔らかく口当たりが良いため、子どもからお年寄りまで食べやすいのも魅力です。

2023年4月現在、井村屋では「えいようかん」「チョコえいようかん」の2種類を販売しています。

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えいようかんの基本情報

内容量60g×5本
1本(60g)あたりのカロリー171kcal
原材料砂糖(国内製造),生あん(小豆),水あめ,寒天
保存可能期間5年6ヶ月

特徴

  • 1本で171kcal(ご飯小盛1杯分程度)のエネルギーを補給できる。
  • ほどよい柔らかさとすっきりした甘さで、水無しでもそのまま食べやすい。
  • アレルギー特定原材料等不使用。

チョコえいようかんの基本情報

内容量55g×5本
1本(55g)あたりのカロリー197kcal
原材料砂糖(国内製造),生あん(小豆),カカオマス,ココアバター,還元水あめ,寒天/乳酸Ca,香料
保存可能期間5年6ヶ月

特徴

  • 1本で197kcal(うどん・そば1玉分程度)のエネルギーを補給できる。
  • カカオマスとココアバターを使っており、チョコレート風味のようかんが楽しめる。
  • アレルギー特定原材料等不使用。

外観にも工夫が満載

えいようかんは非常時でも扱いやすいよう、パッケージにあらゆる工夫を施しています。

えいようかんのホログラム
ホログラム付き。暗闇でも光を反射して見つけやすい。
えいようかんの開け口
手触りで分かりやすい開け口。暗所でも容易に開封できる。
えいようかんの点字
点字入りで目が不自由な方でも判別可能。
えいようかんの災害用伝言ダイヤル
裏面に「災害用伝言ダイヤルの利用方法」を細かく記載。

普段は使う機会がない災害用伝言ダイヤル。利用方法まで記載されているのはとても親切ですね。

えいようかんの外装
外装の段ボールは強化仕様&水を弾く設計。
えいようかんの個包装の外装
個包装でも保存性を高めるための二重構造を採用。

意外性あり!「えいようかん」の実食レビュー

それでは、えいようかんの実食レビューを見ていきましょう。

えいようかんの箱を持った様子
思ったよりもズッシリと重量感があります。

良かったと思うポイント

※筆者個人の感想です。

①とにかく美味しい

えいようかんを開封
チョコえいようかんを開封

非常食なのでもっと薄い味を想像していたものの、しっかりと美味しいようかんでした。

普通に売ってるようかんでは物足りなく感じるほど、リピートしたくなる味。非常食とは思えないクオリティです。

チョコえいようかんは、ほどよい甘さのチョコ菓子といった印象。ようかんの食感とは少し違いますが、これはこれで美味しいです。

あんこが苦手な方はチョコを選んだ方いいかもしれませんね。

こんなメリットがありそう

  • 被災時の慣れない環境で口にすれば、リラックスできて気分を変えられそうです。お子様や高齢者も安心できますね。
  • 普段からおやつとしても食べたくなるので、ローリングストック(非常食を日常的に食べ消費した分を買い足す)に最適です。
  • チョコえいようかんもそろえておけば、あんこ嫌いな家族がいてもみんなで食べられます。

②手頃なボリューム感

えいようかんとチョコえいようかんのボリューム

個包装のサイズは8×3.5×1.3cmほどですが、1本食べただけでもかなりのボリュームを感じます。

コンパクトなのに腹持ちが良いので、非常食にはもってこいです。

こんなメリットがありそう

  • 被災時は満足な食事ができないため、手軽に高エネルギーを補給でき食欲も満たせます。
  • ボリューミーだけどコンパクトサイズなので、非常時でも食べ切りやすいでしょう。
  • 防災リュックや防災ポーチなど、持ち運び用の非常食にもピッタリ。
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③簡単に開封でき片手で食べやすい

えいようかんの開封手順

パッケージの説明通りにフィルムを引っ張るだけで、簡単に開封できました。

そのまま片手で食べやすいのも、被災時の状況を考えるとありがたいポイントですね。

下の方を絞り、中身を押し上げながら食べ進める感じになります。

こんなメリットがありそう

  • 開封しやすいので、お子様や高齢者でも簡単に扱えます。
  • 手を汚さずに食べられます。被災時は水が貴重なため、手を洗うための水を使わずに済むでしょう。

少し難ありと感じたポイント

※筆者個人の感想です。

①サイズが小さめ

一般的なようかんをイメージしている方は、えいようかんのサイズ(8×3.5×1.3cm)が思ったより小さく感じるかもしれません。

えいようかんのサイズ感
1本は片手に収まるサイズです。

筆者は1本食べただけで十分な満足感を得られました。これ以上大きいと完食しづらそうなので、このサイズがちょうどいいと思います。

②最初は少し開封しにくい

保存性を重視した丈夫な包装なので、最初は少し開封しにくい点が気になりました。

特にチョコえいようかんは、柔らかいためか開封すると上の方がちぎれてしまいがちです。

ノーマルのえいようかんはちぎれませんでした。

チョコえいようかんがちぎれた様子

しかし、コツが分かればそこまで大きな問題ではないでしょう。

チョコえいようかんのちぎれた部分は、少し押し出せば中身をごろっと出せます。

一度試しに開封しておくだけでも、次回は開けやすくなると思いますよ。

被災時は手を清潔に保てる状況とは限らないので、スムーズに開封できないと嫌ですよね。

美味しさと実用性を兼ね備えた「えいようかん」

日常的に食べたくなる美味しさはもちろん、災害時の状況を考慮しパッケージにもこだわり抜いた「えいようかん」。

幅広い世代から支持を受け、ロングセラー商品として売れ続けています。

甘いものが苦手な方でなければ、非常食としてひとつ備えておいて損はないでしょう。

また乾パンやビスケットなど、パサパサする非常食だけでは物足りないという方も、ぜひ購入をご検討ください。

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