非常食の人気ランキングで常に上位をキープしている、井村屋の「えいようかん」。そのクオリティの高さから「美味しすぎて保存しておけない」「お腹が空いたら普通に食べてしまう」との声も上がるほどです。
この記事では、非常食になるお菓子として重宝する「えいようかん」に加え、「チョコえいようかん」についての実食レビューも紹介します。
「えいようかん」とはどんな非常食?

「えいようかん」とは、井村屋が備蓄用に5年間の長期保存を実現させたようかんです。
ようかんは常温保存可能&高カロリーを補給しやすいことから、警視庁災害対策課でも非常食として推奨されています。

ようかんは適度に柔らかく口当たりが良いため、子どもからお年寄りまで食べやすいのも魅力です。
2023年4月現在、井村屋では「えいようかん」「チョコえいようかん」の2種類を販売しています。
えいようかんの基本情報
内容量 | 60g×5本 |
1本(60g)あたりのカロリー | 171kcal |
原材料 | 砂糖(国内製造),生あん(小豆),水あめ,寒天 |
保存可能期間 | 5年6ヶ月 |
特徴
- 1本で171kcal(ご飯小盛1杯分程度)のエネルギーを補給できる。
- ほどよい柔らかさとすっきりした甘さで、水無しでもそのまま食べやすい。
- アレルギー特定原材料等不使用。
チョコえいようかんの基本情報
内容量 | 55g×5本 |
1本(55g)あたりのカロリー | 197kcal |
原材料 | 砂糖(国内製造),生あん(小豆),カカオマス,ココアバター,還元水あめ,寒天/乳酸Ca,香料 |
保存可能期間 | 5年6ヶ月 |
特徴
- 1本で197kcal(うどん・そば1玉分程度)のエネルギーを補給できる。
- カカオマスとココアバターを使っており、チョコレート風味のようかんが楽しめる。
- アレルギー特定原材料等不使用。
外観にも工夫が満載
えいようかんは非常時でも扱いやすいよう、パッケージにあらゆる工夫を施しています。





普段は使う機会がない災害用伝言ダイヤル。利用方法まで記載されているのはとても親切ですね。


意外性あり!「えいようかん」の実食レビュー
それでは、えいようかんの実食レビューを見ていきましょう。

良かったと思うポイント
※筆者個人の感想です。
①とにかく美味しい


非常食なのでもっと薄い味を想像していたものの、しっかりと美味しいようかんでした。普通に売ってるようかんでは物足りなく感じるほど、リピートしたくなる味。非常食とは思えないクオリティです。
チョコえいようかんは、ほどよい甘さのチョコ菓子といった印象。ようかんの食感とは少し違いますが、これはこれで美味しいです。

あんこが苦手な方はチョコを選んだ方いいかもしれませんね。
こんなメリットがありそう
- 被災時の慣れない環境で口にすれば、リラックスできて気分を変えられそうです。お子様や高齢者も安心できますね。
- 普段からおやつとしても食べたくなるので、ローリングストック(非常食を日常的に食べ消費した分を買い足す)に最適です。
- チョコえいようかんもそろえておけば、あんこ嫌いな家族がいてもみんなで食べられます。
②手頃なボリューム感

個包装のサイズは8×3.5×1.3cmほどですが、1本食べただけでもかなりのボリュームを感じます。
コンパクトなのに腹持ちが良いので、非常食にはもってこいです。
こんなメリットがありそう
- 被災時は満足な食事ができないため、手軽に高エネルギーを補給でき食欲も満たせます。
- ボリューミーだけどコンパクトサイズなので、非常時でも食べ切りやすいでしょう。
- 防災リュックや防災ポーチなど、持ち運び用の非常食にもピッタリ。
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突然の帰宅困難時に活躍!あってよかった防災ポーチ
③簡単に開封でき片手で食べやすい

パッケージの説明通りにフィルムを引っ張るだけで、簡単に開封できました。そのまま片手で食べやすいのも、被災時の状況を考えるとありがたいポイントですね。
下の方を絞り、中身を押し上げながら食べ進める感じになります。
こんなメリットがありそう
- 開封しやすいので、お子様や高齢者でも簡単に扱えます。
- 手を汚さずに食べられます。被災時は水が貴重なため、手を洗うための水を使わずに済むでしょう。
少し難ありと感じたポイント
※筆者個人の感想です。
①サイズが小さめ
一般的なようかんをイメージしている方は、えいようかんのサイズ(8×3.5×1.3cm)が思ったより小さく感じるかもしれません。

筆者は1本食べただけで十分な満足感を得られました。これ以上大きいと完食しづらそうなので、このサイズがちょうどいいと思います。
②最初は少し開封しにくい
保存性を重視した丈夫な包装なので、最初は少し開封しにくい点が気になりました。
特にチョコえいようかんは、柔らかいためか開封すると上の方がちぎれてしまいがちです。ノーマルのえいようかんはちぎれませんでした。

しかし、コツが分かればそこまで大きな問題ではないでしょう。チョコえいようかんのちぎれた部分は、少し押し出せば中身をごろっと出せます。
一度試しに開封しておくだけでも、次回は開けやすくなると思いますよ。

被災時は手を清潔に保てる状況とは限らないので、スムーズに開封できないと嫌ですよね。
美味しさと実用性を兼ね備えた「えいようかん」
日常的に食べたくなる美味しさはもちろん、災害時の状況を考慮しパッケージにもこだわり抜いた「えいようかん」。幅広い世代から支持を受け、ロングセラー商品として売れ続けています。
甘いものが苦手な方でなければ、非常食としてひとつ備えておいて損はないでしょう。また乾パンやビスケットなど、パサパサする非常食だけでは物足りないという方も、ぜひ購入をご検討ください。