布団に入ると痒くなる原因や、布団のダニ退治・駆除の方法を解説

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ライフスタイル 生活の知識

布団に入ると痒くなる?快適な睡眠のためのケア方法とは

2023年7月21日

毎晩体がムズムズして眠れない…それは布団に潜むダニが原因かもしれません。

布団はダニが過ごしやすい環境なので、いつの間にか大量に繁殖している恐れも。

この記事では、布団に入ると痒くなる原因や、布団のダニ退治・予防の方法を詳しく解説します。

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こんの
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ダニだけじゃない?布団に入ると痒い原因

ベッドとカーテン

布団に入るとムズムズする場合「ダニ刺され」や「ダニアレルギー」などが考えられます。

また、その他の原因についても押さえておきましょう。

体を痒くする可能性が高いのは「ダニ」

高温多湿でエサ(フケ・皮脂・髪の毛等)が豊富にある布団の中は、ダニにとって最高の環境です。

特に梅雨~夏の時期は、4ヶ月で一気に450万匹ほど増殖する恐れも。

布団に入ると痒い原因は、ダニによる影響が大きいと言えます。

布団に存在するダニ(ヒョウヒダニが最も多い)

チリダニ(ヒョウヒダニ)ツメダニ
特徴1年中生息している。人が長時間を過ごす布団やソファーで多く発生する。梅雨~秋に増殖する。エサとなる他のダニや虫が増えると大量に発生する。
エサフケ・垢・食べかす・昆虫の死骸等他のダニ類・小昆虫類等
被害通年性アレルギー疾患を引き起こす。人を刺す。かゆみ&皮膚炎が出る。

また体が痒くなるのは、ダニに刺されるだけでなく「ダニアレルギー」が原因かもしれません。

大量に繁殖したダニの死骸や糞は、乾燥し粉々になると体内へ入り込みやすくなります。

その結果、痒みをはじめ咳・くしゃみ・鼻水・喘息などを発症する恐れがあります。

ダニ以外に考えられる痒みの原因

布団で感じる痒みは、ダニ以外に下記の原因も考えられます。

  • 肌の乾燥
  • 飲酒・食事による体温上昇
  • 布団素材のアレルギー(化学繊維・そば殻・ラテックス等)
  • レストレスレッグス症候群(夕方~夜間にかけて、むずむずする感覚が現れる病気)

ダニ対策をしているのに痒みが見られる場合は、天然繊維の布団へ変える、病院を受診するなどの対応をおすすめします。

ダニ刺されの見分け方はある?刺されやすい人は?

ダニ刺されの見分け方はある?刺されやすい人は?

寝ている間に痒みや腫れなどの症状が出たら、それはダニが原因かもしれません。

また、ダニに刺されやすい人はいくつかの特徴があります。

「ダニ刺され」と「虫刺され」は判別できる?

症状には個人差が大きく関係するため、刺され跡でダニか虫かを判別するのはとても困難です。

ただし、ダニの場合は発症まで時間がかかり、蚊などの場合は発症が早い傾向にあります。

また、ダニと蚊では刺されやすい部位が異なるため、これらがある程度の参考にはなるでしょう。

ダニ(ツメダニ)
発症までの時間早い遅い
刺されやすい部位下腹部,太ももの内側,脇(服に隠れた柔らかい部位)顔,手足(皮膚が露出している部位)

服に隠れた部位が多く腫れている場合は、ダニ刺されの症状かもしれません。

ダニに刺されやすい人の特徴

ダニに刺されやすい人は、下記のような特徴があります。

ダニに刺されやすい人

  • 女性や赤ちゃん・幼児(肌がやわらかい)
  • 汗をかきやすい(ダニは高温多湿を好む)
  • お酒をよく飲む(二酸化炭素の排出量が増えダニを引き寄せる)

※ダニ刺されにも個人差があり、刺されたあと症状が出ない人もいます。

ダニに刺されやすい人は、汗をこまめに拭いたり、アルコールの摂取量を減らしたりなどを意識してみてください。

痒みを軽減!布団のダニ退治や予防に効果的な方法

ここでは「布団に入ると痒くなる」を軽減するケア方法を解説します。

  • 徹底的に対策したいなら「布団クリーニング」
  • クリーニングへ出すのに抵抗があるなら「ダニ対策効果が強い乾燥機」
  • 忙しい方や手軽に対策したい方は「便利グッズ」

①プロに布団をクリーニングしてもらう

布団のダニ対策として最も効果が高い、おすすめの方法です。

ダニ刺されやダニアレルギーを防ぐためには「生きているダニ」「死骸」「糞」を全て駆除する必要があります。

しかしダニの特性を考えると、これらをまとめて駆除するのは非常に厄介です。

ダニの特性

  • ダニは50度以上の高温でないと死滅せず、真夏の天日干しでも約8割のダニは生存。
  • 布団乾燥機を高温にしても、ダニは温度が低い裏側へ移動する。すべて死滅させるには何度も稼働する必要がある。
  • 掃除機やクリーナーでダニの死骸・糞は吸い取れるが、生きたダニは吸い取れない。
  • 布団を丸洗いすれば、ダニの死骸・糞を洗い流せ、生きたダニもある程度は駆除できる。ただし一部のダニは、繊維にしがみつくなど生存する。

ダニをすべて死滅させ駆除するには「布団を丸洗い&入念な乾燥」が確実です。

しかし、自宅で布団の手入れはなかなか難しく、またコインランドリーやクリーニング店へ持ち運ぶのも面倒ですよね。

そこで役立つのが、自宅にいながらプロにクリーニングを依頼でき、さらに多くのサービスが充実した「布団の宅配クリーニング」です。

筆者は定期的に布団の宅配クリーニングを利用しています。

クリーニングに出している間、代わりの布団を用意してくれる業者もありますよ。

クリーニングに依頼するメリット

  • 布団の奥までまんべんなく丸洗い
  • 最適な乾燥方法でふわふわに仕上げる
  • 寝汗・フケ・垢などもきれいに落とす
  • 防ダニ・防虫加工などのオプション有り
  • 枕・毛布・クッションをまとめて依頼できる業者も

布団の宅配クリーニングは、こちらの記事で詳しく解説しています。

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布団を洗う頻度の目安については、下記の記事をご参照ください。

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②布団乾燥機・コインラインドリーの乾燥機を利用する

クリーニングを利用するほどではないという方は「ダニ対策効果が高い布団乾燥機」「コインランドリーの乾燥機」の活用も有効です。

\マット式でダニ退治に特化/

もし布団を持ち運べるのなら、コインランドリーの乾燥機もダニ対策に効果的です。

機種によっては70~80度以上の高温に設定できるため、ダニを一気に死滅させられます。

TOSEIの検証によると「洗濯30分+乾燥100度(50分)」を行った結果、約99%のダニを低減させました。

注意点

コインランドリーで洗濯・乾燥をする場合、洗濯表示を必ず確認してください。

素材(ウール,綿等)によっては洗濯に対応していなかったり、高温の熱で傷んだりする恐れがあります。

※記号については、消費者庁の新しい洗濯表示記号をご参照ください。

③ダニよけスプレー・ダニ捕りシート・ダニ捕りロボを使う

手軽に布団のダニを駆除したい方には、ダニよけスプレーやダニ捕りシートなどのグッズが便利です。

ダニよけスプレー

天然由来成分のスプレーなので、肌が弱い方でも安心して使用できます。

布団や枕にシューっと吹きかけるだけで、手軽にダニよけ・除菌・防カビ効果を発揮。

さらには優しいハーブの香り付きで、コスパの良さも魅力的です。

ダニ捕りシート

誘引剤と強力粘着シートにより、ダニを生きたまま捕獲できる「ダニピタ君」。

死骸の飛散を防げるため、ハウスダストの減少につながります。

気になる場所へ設置したら、3ヶ月後にシートごと捨てるだけなので、忙しい方にも重宝しますね。

「置くだけ」でダニとの共同生活が終わります。
【ダニピタ君】公式サイトはコチラ

ダニ捕りロボ

「ダニ撮りロボ」は、置くだけでダニをおびき寄せ乾燥退治までしてくれます。

マット1枚を3ヶ月設置するだけで、280万匹ものダニを捕獲可能。

化学性殺虫成分を一切使用していないので、お子さんやペットがいる家庭でも安心です。

ダニを生きたまま捕まえる【ダニ捕りロボ】

一人暮らしでダニを徹底駆除したいなら専門業者もアリ

一人暮らしでダニを本格的に駆除するのはとても困難です。

手っ取り早く済ませたいなら、衛生害虫110番などプロの駆除業者へ依頼する方法もあります。

特徴

  • 24時間365日、全国受付対応可能
  • 通話料・見積もり・現地調査がすべて無料、見積後の追加料金なし
  • 最短15分でスピーディーに現場へ急行
  • 上場企業ならではの安心感・高品質なサービスを提供
日本全国受付対応!ダニ・ノミのことなら【衛生害虫110番】

部屋全体の湿気対策も布団のダニに効果的

ダニを予防するには、布団を敷きっぱなし・掛けっぱなしにせず、毎日畳んでおくことも大切です。

また、湿度が高いとダニやカビが発生しやすくなるので、部屋の環境を適度に整えておきましょう。

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