近年、一人暮らしの女性を狙った悪質な犯罪が増加しています。
- 同僚や知人に合鍵を勝手に作られ部屋に侵入されていた
- ドアポストからスマホを差し込まれ室内を盗撮された
- 配達員に顔を覚えられストーカー被害に遭った
- クリーニング業者が室内に隠しカメラを仕掛けていた
- スマホを見ながら自宅ドアを開けたら後ろから襲われた
たとえセキュリティ設備が整っていても完全に安心ではなく、万が一室内に侵入されたら命の危険も。
何かあってからでは遅いため、身を守るためには自意識過剰なくらいに防犯意識を強く持つことが大事です。
この記事では、女性の一人暮らしで危ない&狙われる要因と併せて「気をつけること」「おすすめ防犯グッズ」などの対策38選を紹介します。
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この記事を書いた人
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- 宅配サービスの利用経験多数
- 数々の失敗経験を基に発信
- 最新サービスも随時試し中
一人暮らし女性の防犯対策①部屋探し編
女性が一人暮らしの部屋を探すとき「オートロックなしでも大丈夫?」「1階は怖い?」などの不安がよく聞かれますが、セキュリティだけでなく周辺環境にも気を配る必要があります。
セキュリティ設備が整っているか
セキュリティ設備が整っている物件であれば、空き巣やストーカーなどを防ぐ効果が上がります。
あると安心の設備
- オートロック
- TVモニター付インターホン
- 防犯カメラ
- ダブルロック、カードキー
- 防犯ガラス 、シャッター
- ホームセキュリティ
- 室内用物干
- 浴室乾燥機
- 宅配ボックス
ただし、セキュリティ設備が充実している物件ほど家賃は高くなりがち。
TVモニター付インターホンは後付けできる場合があったり、ダミーカメラ・防犯カメラ作動中シールなどを使ったりする方法もあるので、予算を抑えたい方は「②物件編」をご参照ください。
内見は夜の環境も見ておく
物件の内見は大抵昼間に回りますが、できれば夜の環境も見ておくことをおすすめします。
閑静な住宅街は住む場所としては良さそうに思えるものの、大通りから離れると街灯が少なく、夜道が意外に暗く感じることも。
内見は家族や友人と一緒に行くと、自分が見落としがちな箇所に気付いてもらえますよ。
周辺に24時間頼れる施設があるか
残業や飲み会などで帰りが遅くなり、深夜に女性一人で歩くこともあります。
そんなとき、コンビニや交番など24時間頼れそうな施設があれば、いざというときに助けを求めやすくなります。
場所によっては24時間営業のスーパーや飲食店などもあるので、周辺環境を確認しておくといいでしょう。
小学校や保育園が近いか
小学校や保育園があるエリアは、通学路の安全確保や防犯カメラ設置などが充実しているので、比較的治安が良いとされています。
また、学校や保育園は避難施設に指定されているケースが多いため、災害発生時はスムーズな避難が可能。
ただし昼間は、子ども達の声や部活動の騒音に悩まされる可能性があります。
ゴミ集積所は外か敷地内か
ゴミを外へ出しに行く数分の間に、無施錠の玄関から侵入されるケースがあります。
集積所が敷地内にある物件であれば、建物から出る必要がない&24時間いつでもゴミ出しできて安心です。
なお集積所が外の場合は、ゴミを捨てに行く数分でもしっかり施錠しましょう。
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管理人常駐であるか
建物の入り口で管理人が監視している状況であれば、不審者にとって侵入のハードルが上がります。
また、管理人常駐の物件は下記のようなメリットも。
- 設備の不具合などが起きた際にすぐ対処してもらえる
- 建物内のルールやマナーが徹底されており、住民トラブルが発生しにくい
- ポストへの不要なチラシ投函を防げる
治安の良さを調べておく
地域ごとに治安については、下記サイトからある程度は調べられます。
最新の治安については、物件を探すとき不動産屋に聞いてみるといいでしょう。
「治安が悪い」とされている地域でも、実際にその通りとは限りません。
1階はなるべく避ける
防犯面を重視するなら、女性の一人暮らしでは1階の物件を避けるのが無難です。
ただし2階以上は家賃が高くなるため、コストの安さを優先したい方もいるでしょう。
どうしても1階を選ばざるを得ない方は、自分でできる防犯対策を万全にしておきましょう。(③生活編で詳しく解説)
女性専用物件でも注意する
女性しか住んでいない女性専用の賃貸物件であれば、セキュリティ面も精神面も安心を得られます。
しかし、女性しか住んでいないことから逆に狙われやすくなったり、周辺で待ち伏せされたりなどの危険も。
女性専用でなくてもセキュリティが整った物件はたくさんあるので、最優先でこだわる必要はありません。
一人暮らし女性の防犯対策②物件編
女性の一人暮らしで防犯に力を入れるなら、ベランダ・ドアポスト・カーテンなどもしっかり対策しておきましょう。
施錠は必ず
警察庁の資料によると、侵入窃盗で最も多い侵入手段は無施錠の状態です。
侵入窃盗の手段(令和4年度)
無施錠 | 4,145件 |
ガラス破り | 3,586件 |
施錠開け | 1,172件 |
その他 | 1,650件 |
帰宅したらすぐ施錠している方は多いと思いますが「疲れている」「酔っている」などの状態では、うっかり施錠を忘れてしまうことも。
施錠忘れが不安な方は、ドアを閉めると自動で施錠してくれる「スマートロック」が便利です。
スマートロックの特徴
- 玄関ドアの鍵部分に専用デバイスを取り付けることで、スマホで解錠や施錠を操作できる
- ドアに近づくと自動解錠されたり、ドアを閉めると自動施錠できたりなどのオート操作も可能
- 賃貸物件の場合は、管理会社への確認や工事不要で設置できる「貼り付け」タイプがおすすめ
\工事不要・幅広い鍵に対応・15種の解錠方法/
オートロックでも油断しない
オートロックがあっても防犯面は完全ではなく、下記のケースが考えられます。
- 住人が入ったあと一緒に入ってくる
- 住人が建物から出るとき、すれ違いで入ってくる
- 非常階段や塀から侵入される
- 宅配業者が荷物を届ける際のオートロック解除時、一緒に入ってくる
- 業者や管理会社従業員になりすまして鍵を開けさせる
オートロックでも「住人かどうか分からない場合は一緒に入らない」「玄関・廊下に面した窓の鍵は閉めておく」などの対策が必要です。
【関連記事】女性一人暮らしでオートロックなしは危険か問題!2階以上ならOK?
表札は名字だけならOK?
表札に名前を出さなくても、部屋番号の記載があれば多くの配達物は届きますが、下記の事柄が起きる可能性もあります。
- 集合ポストで間違って隣や上に入れられる
- 誤配達を防ぐため、配達員が持ち帰ることがある
- 届け先住所に「101」と書いても、同じオーナー所有で似た名前の建物が近くにある場合、そちらの101に届けられる
別のポストに誤配送されたら、個人情報や内容物を他人に見られる恐れがあります。
表札に名前を記載したくない方は、重要な書類や他人に見られたくない配達物を受け取るときだけ、表札に名字(カタカナ・ローマ字等)を出しておくといいでしょう。
古い物件では、表札をしっかり出すルールを定めている場合もあるので、不安な方は大家さんに相談してみてください。
TVモニター付インターホンを後付けする
TVモニター付インターホンがない賃貸物件では、配線工事不要で簡単に後付けできるワイヤレスタイプが重宝します。
ドアを開けることなく、来訪者の顔や姿を確認できるメリットは大きいですね。
また、外側のインターホンに「録画中」などの表示を出しておくのも効果的。
購入時は、自宅の玄関に設置できるタイプかをよくご確認ください。
\配線工事不要&自動録画機能付き/
ドアスコープをふさぐ
玄関ドアに設置されているドアスコープから、特殊レンズで室内をのぞかれる可能性があります。
室内をのぞけなくても電気が点いているのが分かれば、在宅か留守かが分かってしまいます…。
またドアスコープを取り外され、穴が空いた状態にされてしまうケースも。
対策としてはテープやマグネットで目隠しするか、ドアスコープとして使いたいなら「のぞき見防止カバー」が便利です。
\静音設計&軽量で使いやすい/
ドアポスト対策も必要に応じて
ドアポストがある場合「自撮り棒に付けたスマホを差し入れて盗撮する」「手や道具を入れ内側から鍵を回して開ける」などの被害が考えられます。
ドア内側に郵便受箱がない場合は後付けする、サムターン(ドア内側で解錠・施錠するツマミ部分)回し防止カバーを取り付けるなど、必要に応じて対策をしましょう。
\外部からの鍵開けを防ぐ/
ベランダからの侵入に注意
警察庁犯罪統計書 令和4年の犯罪によると、共同住宅の住居侵入発生例において、表出入口に次いで2番目に多いのが窓からの侵入。
たとえ2階や3階の部屋でも、不審者が電柱・配管・塀などをつたってベランダから侵入されるケースもあります。
住人に見つかるリスクなど、何も考えず侵入してくる強盗もいます…。
【関連記事】女性一人暮らしのベランダ防犯対策!賃貸向け便利グッズも
窓の防犯対策は、窓用の補助錠や防犯ブザーが便利です。
\換気しつつ窓を固定できる補助錠/
\誤作動に強い衝撃検知アラーム/
カーテン選びを工夫する
女性の一人暮らしでは、カーテンの柄選びにも注意が必要です。
花柄・ハート柄・ピンクなど、女性が住んでいると悟られやすい柄は避けるのが無難。
防犯性を高めたいなら、室内が透けて見えにくい遮光カーテンがおすすめです。
ダミーカメラや防犯カメラ作動中シールを活用する
女性の一人暮らしで防犯カメラがない場合は、ダミーカメラを設置する方法もあります。
安いものなら1000円前後で購入できますが、プライバシーの面で他の住人とトラブルになる可能性があるため、設置を考える場合は管理側に相談してください。
ダミーカメラが設置できない場合は「防犯カメラ作動中シール」を貼っておくだけでも、不審者に「この家は避けよう」と思わせることが可能です。
\劣化に強い&反射機能有り/
エレベーターに乗るときは警戒する
エレベーターは密室になるため、女性が乱暴などを受ける事件が起きています。
- 乗り合わせた不審者に暴行される
- 扉が閉まる瞬間、潜んでいた不審者にバッグをひったくられる
- エレベーターを降りてから尾行され、部屋を知られる
エレベーターに乗る際は下記のポイントに注意してください。
- 周囲や背後をよく見回す
- 人目につきにくいエレベーターの場合はなるべく1人で乗る
- 万が一知らない人と同乗したら、奥には行かず操作盤前の位置に立ち、壁に背を向け横向きになる
- 扉が閉まる直前に人が乗ってきたら、最寄り階のボタンを押してすぐ降りる
もし不審者が先に降りた場合でも、上の階へ先回りしている可能性があるため安心はできません。
途中で降りる場合は、スマホが鳴ったふりをして通話をしている素振りを見せれば、同乗者が近隣住民だったとしても不快感を与えずに済みます。
一人暮らし女性の防犯対策③生活編
女性の一人暮らしでは、男性の配達員・業者・店員とのトラブルもたびたび発生しています。
【関連記事】一人暮らし女性を襲った恐怖事件12例!自宅でも油断しないで
配達物を受け取る方法
宅配ボックスがあれば、非対面&不在時でも受け取れるためリスクが少なく済みますが、設置されている物件は限られています。
自宅で直接受け取る以外には、下記の場所で受け取る方法もあります。
- 宅配便の営業所や郵便局
- コンビニ
- 駅や商業施設の宅配便ロッカー
置き配にする場合は伝票を誰かに見られないよう、すぐ引き取れる時間帯を指定して長時間放置しないよう気を付けてください。
ウーバーイーツは自然な男性の名前で注文する
ウーバーイーツの男性配達員による女性客への犯罪行為が、たびたび発生しています。
注文時は強そうな男性の名前を使う女性もいますが、逆にそれで女性とバレるケースもあるため、当たり障りのない男性の名前を使うのが良さそうです。
なお、対面で受け取りたくないなら現金払いは避け、カード決済などで支払いましょう。
チャイムが鳴ってもドアをすぐ開けない
TVモニター付インターホンがない場合は、配達物や業者等どんな訪問であっても、チャイムが鳴ったらまずはドアチェーンをしたまま対応しましょう。
不審に感じた場合は身分証の提示を求めてください。
配達物を直接受け取る場合は、ドアチェーンをかけたまま伝票の受け渡しを行い、荷物はドア付近に置いてもらうと安心です。
サイン不要の配達物は、できるだけ対面での受け取りは避けるのが無難ですね。
部屋に業者を入れる場合は安全な方法を検討する
一人暮らしでは下記のような状況で、部屋に男性の業者を入れることがあります。
- インターネットの回線工事
- エアコンクリーニング
- 設備の故障
- 引っ越し作業
「業者が室内に隠しカメラを仕掛けていた」「性的な発言をされた」「置いていた部屋の鍵の写真を撮られ複製された」などの被害例があるため、不安な方は女性スタッフに来てもらえるか確認してみましょう。
引っ越し業者の中には、女性作業員を手配してくれる「レディースパック」などのサービスを提供しているところもあります。
なお、引っ越し先でインターネット環境を整えたい場合は、ホームルーターであれば光回線のような工事は不要で利用できるため、業者と接する必要がありません。
ホームルーターはコンセントに挿すだけでWi-Fiの電波が利用でき、また初期設定が簡単なので機械操作が苦手な方でもすぐ利用できます。
動画視聴やネットサーフィンなど、一般的なネット利用であればホームルーターでも問題ありません。
一人暮らし向けホームルーターは、こちらの記事で詳しく解説しています。
-
一人暮らし向けホームルーターおすすめ7選!容量無制限のみ
SNSに部屋や周辺環境の写真を上げない
窓から見える景色や、近隣の特徴が分かる写真をSNSにアップすると、住所を特定されるリスクが高まります。
窓の外で桜が咲いていたり雪が降ったりすると写真を撮りたくなりますが、SNSに投稿することで住んでいる階まで分かってしまうことも考えられます。
洗濯物は室内干しする
女性の一人暮らしで安全性を重視するなら、洗濯物は部屋干し・乾燥機・浴室乾燥機など室内で干すのが確実です。
どうしても外干しする場合は、下記の点にご注意ください。
- 男性物の下着や洋服と一緒に干す
- バスタオルなどで、他の洗濯物が見えないようにする
- 下着は部屋干しにする
- 夕方までに取り込める日に干す
- 女性用の衣類等を外に干しっぱなしにしない
【関連記事】一人暮らしの部屋干しは乾かない?20年の経験による後悔&対処法
すりガラスフィルムを貼る
通りに面している1階や、向かいに別のアパート・マンションがある部屋は、外からの目線が気になりますよね。
そんなときは、窓ガラスにすりガラスフィルムを貼れば目隠しになり、快適に過ごしやすくなります。
また、ガラス飛散防止の性質を備えたタイプであれば、大規模な地震が発生してもガラスの破片による二次被害を防ぐ効果も。
\uvカット・飛散防止・結露防止型/
ゴミの出し方に注意する
郵便物の封筒や伝票・はがき・公共料金の利用明細などは、個人情報が記載されています。
そのまま捨てると悪用される恐れがあるため、名前や住所などの部分をマジックで塗りつぶしたり、細かく切り刻んだりしてから捨てましょう。
\コンパクト型のハンドシュレッダー/
また、ゴミ袋をあさられ女性用下着を盗まれる被害が、SNSで相次いで投稿されたことがありました。
黒い袋に入れると女性が捨てたゴミと感づかれる場合もあるので、切り刻んでから紙袋やチラシなどに収め、ゴミ袋の奥の方に入れる&二重にして捨てましょう。
ポストに郵便物をためすぎない
ポストに郵便物がたまっていると、長期不在と思われて空き巣に入られる可能性があります。
また、郵便物からフルネームなどの個人情報を見られる恐れもあるため、ポストは常に整理しておきましょう。
ドアポストに郵便物がずっと挟まったままだと、すき間から虫が入りやすくなるリスクも。
【関連記事】虫画像なし!一人暮らしで虫が殺せない&怖い人向けグッズ
公共料金をコンビニで払わない
公共料金明細には名前や住所が記載されているので、同じコンビニで支払い続けると店員に顔を覚えられるリスクがあります。
コンビニの店員は近所に住んでいる可能性が高いため、自宅を知られストーカー化する恐れもゼロではありません。
公共料金支払いはできれば引き落としにするか、コンビニを利用する場合はその都度店舗を変えるのがおすすめです。
一人暮らし女性の防犯対策④外出編
女性が特に狙われやすいのは帰宅時。夜遅くなる場合はさらにリスクが上がるので、対策を万全にする必要があります。
帰宅時の注意点
警視庁の統計(令和4年)によると、強制わいせつ事件の発生が多い時間帯は23~1時の間です。
女性が1人で帰宅する際は、下記の点にご注意ください。
- ひったくり防止のため、バッグは道路側と反対の手で持つ
- 駐車場や駐輪場で誰かが近づいてきたら警戒する、危険を感じたらすぐ離れる
- 夜中など人通りが少ない時間帯に公園を通らない(公園での犯罪が多発している)
- 生活パターンを悟られないよう、帰宅ルートを適度に変える
- 帰宅が夜遅くなる場合は、面倒でも人通りが多い場所や明るい道を選ぶ
- 夜間、人通りの少ない薄暗い道を通る場合は、スマホのカメラもしくは動画をオンの画面にしながら歩く(※)
(※)実際にカメラ起動をしていなくても、スマホのカメラの画面を開いているだけで、近づいてきた人は警戒し本人から離れるので防犯対策になります。
すぐ手が届く&見えるように防犯グッズを携帯する
防犯ブザーやライトなどを、見えるように持っておくだけで抑止力になります。
いざというときすぐ使える場所に付けておき、また電池切れになっていないかを適度に確認しておきましょう。
\USB充電式&LEDライト付き/
催涙スプレーやスタンガンなどの持ち歩きは違法になる可能性があるため、ご注意ください。
SNSにリアルタイムの投稿をしない
「今から帰宅」「今〇〇に来ています」「やっと家着いた」などをSNSにリアルタイムで投稿すると、現在地や自宅が留守であることを知られてしまうので避けましょう。
また顔を載せていなくても、髪型・服装や風景などが分かるように投稿していたら、閲覧した人が最寄り駅近辺に潜み特定する可能性も。
鍵の管理を厳重にする
近年、同僚や知人に自宅の合鍵を無断で複製され、部屋に侵入される女性の被害が相次いでいます。
玄関ドアの鍵によく使われている「シリンダーキー」は、刻印されている製造番号さえ分かれば、本人以外でも複製を依頼できる業者がインターネット上に存在します。
このような現状から、職場や外出先で関係者が女性の鍵番号を盗み見て、ネットで勝手に合鍵を作り部屋に侵入するケースが続出しています。
バッグやロッカーにしまってある鍵を、隙を見て手に取り製造番号の写真を撮る、などの手口です。
注意点
- 自宅の鍵は他人に見せない、渡さない
- 鍵が入ったバッグを放置したまま長時間離れない
- 鍵の写真を撮ってSNSなどにアップしない(映り込みにも注意)
- 鍵番号を隠す、鍵にカバーを付ける
\猫の肉球デザインが可愛いキーカバー/
スマート電球で在宅を装う、部屋の特定を防ぐ
帰宅時に電気を点けるタイミングも、不審者に狙われる可能性があります。
アパートに入るところを不審者に見られ、電気が点く部屋を外から確認されると、どの部屋に住んでいるかが特定されてしまいます。
電気点灯による部屋の特定を防ぐには、時差で点灯できたり外出先から照明を操作できたりするスマート電球が便利。
スマート電球の特徴
- Wi-FiやBluetoothを利用してスマホ・タブレットなどで操作できるLED電球
- 指定した時間に自動点灯/消灯できるタイマー機能も有り
- 外出先からの遠隔操作も可能
- LEDなので電気代が安く済む
帰宅前に遠隔操作で電気を点けておけば、外から窓を見られても誰かがいるように装えるので、電気が点くタイミングを気にする必要がありません。
\音声操作やカラー調節も可能/
なお、自宅だけで使用する場合はBluetooth対応の電球で十分ですが、外出先からも操作したい場合はWi-Fi対応モデルが必須です。
※ネット回線工事の業者を部屋に入れたくない・立ち会いたくない方には、工事不要でWi-Fiが使えるホームルーターがおすすめ!
一人暮らし向けホームルーターは、こちらの記事で詳しく解説しています。
-
一人暮らし向けホームルーターおすすめ7選!容量無制限のみ
夜間のコンビニやスーパーは注意
一人暮らしにとって、夜遅くまで開いているコンビニやスーパーは便利ですが、女性は注意が必要です。
買い物の内容や時間帯から一人暮らしだと感づかれ、尾行される危険が。
休日などになるべくまとめ買いしておくことで、夜遅くの買い物を避けられます。
【関連記事】一人暮らしで冷凍食品ばかりでもOKな人&要注意な人の基準
夜中にアイスを買うなら2本
コンビニを利用する女性に対し「1人分のアイスを買わないで」と注意喚起を促す投稿が、SNSで話題になったことがありました。(現在は削除されています)
投稿の要約
アイスは昼間に箱で買っておくか、どうしても夜中にアイスを買って帰りたい場合は、2人分に見せかけて2本買っておきましょう。
ながら帰宅をしない
スマホを見ながら、あるいはイヤホンをして音楽を聴きながら歩いていると、後ろから不審者や自転車が近づいていても気付けません。
また歩いているときだけでなく、自宅に入るときも要注意。
イヤホン装着+ながらスマホの女性が、玄関ドアを開けたタイミングでなす術もなく襲われたケースがあります。
家の出入り時に挨拶をする
警察庁の資料によると、空き巣などの犯人は侵入しやすい家かどうか、事前に下見をするケースが多いそうです。(参考:警察庁 住まいる防犯110番)
この防犯対策として、家を出るときは「行ってきます」帰宅時は「ただいま」と挨拶をするのが効果的。
挨拶を見た不審者に対し「もしかして一人暮らしではないのかも?」「友達が頻繁に出入りしている?」などの疑念を抱かせることが可能です。
女性の一人暮らしにおすすめの防犯グッズ一覧
この記事で紹介した「女性向け防犯グッズ一覧」
※クリックすると紹介箇所へ飛べます。
スマートロック | スマホ操作で自動解錠・施錠 |
モニター付インターホン | 対面せず来訪者の姿を確認 |
ドアスコープカバー | ドア外側からののぞき見防止 |
サムターンカバー | ドア内側の鍵回し防止 |
窓用補助錠 | 換気しつつ窓を固定 |
窓用防犯ブザー | 振動検知で大音量アラーム |
防犯カメラステッカー | 防犯カメラ作動中と思わせる |
すりガラスシート | 外からの目線を遮断&飛散防止 |
ハンドシュレッダー | 場所を取らないシュレッダー |
携帯用防犯ブザー | USB充電式&LEDライト付き |
キーカバー | 鍵番号を隠して複製防止 |
スマート電球 | 照明を自動点灯&遠隔操作 |
「自分は大丈夫」と思わない
不審者はどこに潜んでいるか分かりませんし、思いもよらない大胆な手口で襲ってくるかもしれません。
「自分が犯罪に巻き込まれることはないだろう」と過信せず、日頃から防犯対策を徹底しておくことが大事です。
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