一人暮らしでおしゃれそうなロフト付き物件ですが、実際に住んだ人からは「やめとけ」との声が多く聞かれます。筆者の実体験ではデメリットの方が多いと感じましたが、一人暮らしが快適になるメリットもいくつかあります。この記事では、一人暮らしでロフト付き物件を選ぶデメリット・メリットや注意点について詳しく解説します。

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新生活

【実体験】一人暮らしでこんな人はロフト付き物件はやめとけ!

2024年10月9日

一見おしゃれで、隠れ家のような魅力があるロフト付き物件ですが、実際に住んだ人からは「やめとけ」との声が多く聞かれます。

結論、実際にロフト付き物件で暮らしていた筆者はデメリットの方が多いと感じました。

一方でロフトには、一人暮らしを快適にしてくれる独特のメリットもいくつかあります。

この記事では筆者の実体験を基に、一人暮らしでロフト付き物件を選ぶメリット・デメリットに加え、デメリットの解消方法や注意点についても詳しく解説します。

「ロフトはやめとけって言われてたけど、住んでみたら意外に快適」という人もたくさんいますよ!

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【実体験】ロフト付き物件のデメリット

【実体験】ロフト付き物件のデメリット

筆者がロフト付き物件に住んでいた期間は1年ほどですが、すべての季節を経験したことで、さまざまなデメリットを実感しました。

特に「夏場にロフトで寝るのはよくない」とよく言われている理由を、身をもって学びました。

エアコン(特に冷房)が効きにくい

筆者がロフト付きで感じた最も大きなデメリットは、エアコンの冷房が効きにくいことです。

暖かい空気は冷たい空気より軽い性質があるため、冬の暖房は高い場所でも比較的届きます。

しかし夏場は、冷房を入れてもロフトの高い位置にはなかなか効きません。

夏場だけはロフトで寝るのは無理でした…。

冷房があまり効かないロフトで寝ると、熱中症や不眠症のリスクが高くなります。

また、ロフトに冷房を効かせようと温度を大幅に下げると、電気代もかさむかもしれません。

近年(2024年現在)の夏は異常気象で「危険な暑さ」となっているので、さらにしんどいですね。

登り降りが面倒

ロフトへ上がる手段は、主に「はしご式」と「階段式」があります。

ロフト付き物件①はしご式②階段式

筆者が住んでいたロフトは「はしご式」でしたが、登り降りに関して下記のようなわずらわしさがありました。

  • ちょっと横になりたいときでも、はしごを登らなきゃいけない
  • 夜中に起きてトイレへ行くとき、はしごを降りてまた登るのが面倒
  • 寒い時期はトイレのために布団から出たくないので、水分の摂取を我慢する
  • ロフト上にスマホを置き忘れたら、取りに行くのがしんどい

疲れて帰宅してすぐ横になりたいときや、作業の合間など軽く横になって眠りたいときなどは、ロフトを登るだけの手間でもかなり面倒に感じます。

また、家を出るときにスマホを忘れたことに気付き、靴を脱いでさらにロフト上まで登るのもかなり面倒。

はしごの登り降りのわずらわしさは、長期的な一人暮らしの生活では不便に感じました。

階段式のロフトであれば、はしごよりは快適かもしれませんね。

掃除や布団干しが難しい

ロフトを掃除するには道具を持って上がる必要がありますし、ロフトと天井の間隔が狭い場合は体をかがめての作業になります。

これらの手間を考えると、忙しい一人暮らしではロフト掃除が面倒になり放置しがちです。

ほこりを長期間放置すると、ダニの死骸やカビの胞子が空気中を漂いやすくなったり、こびりついて掃除しても落としにくくなったりする恐れがあります。

電子機器やコンセントにほこりがたまると、過熱や発火する危険も。

【関連記事】一人暮らしのほこりを撃退!すぐたまる原因&対策を徹底解説

また布団を干したくても、ロフトから降ろす手間がかなり厄介。

結局布団は敷きっぱなしになり、清潔に保つのが難しくなります。

ロフト上にコンセントがなければ、布団乾燥機などは延長コードでつないで持ち上げなければなりません。

布団カバーやシーツを洗濯するだけでも手間がかかります…。

【関連記事】布団カバーやシーツの洗濯頻度は?一人暮らし20年の実体験

結局荷物置き場になる

筆者は最初、ロフトを寝室として使うつもりでいました。

春から入居を開始し初めはロフトで寝ていましたが、仕事が忙しく面倒だったりで、ロフトを寝室として使う機会が減っていきました。

また夏になると、上記で述べたように寝室で寝るのは暑すぎて無理でした。

結局ロフトから布団一式を降ろし、床に敷いて寝ていました。

しかしロフトのスペースがもったいないので、トイレットペーパーなどたまに交換が必要な日用品や、しばらく使う予定のない季節ものの衣類などの置き場所になりました。

多忙で余裕がない生活だと、わざわざロフトで寝る必要性を感じなくなりました。

特に「めんどくさがり+ロフトが狭い」の条件に当てはまると、ロフトが荷物置き場になる可能性が高いかもしれません。

上の階の生活音が響く

ロフトは天井が近くなりやすいので、特に木造など防音性能が低い物件では、物音が直接ロフト部分に響いてしまいます。

幸いなことに、筆者がロフト付きに住んでいたときは、気になるほどの騒音被害はありませんでした。

しかし一人暮らし20年以上の中で、過去には上階の住人から下記のような騒音を受けた経験があります。

筆者が経験した騒音の例

  • 足音が「ドッスン!」と響く
  • 夜遅くにゲームを大音量で楽しんでいる
  • 話し声がうるさい外国人
  • 夜型生活なのか深夜でも掃除機の音がする
  • 週末に友人・恋人が来て夜中に騒いでる

もしロフトの上階にこのような住人がいたら、睡眠不足やストレスに悩まされていたでしょう。

ロフトでの騒音が気になる場合は「築年数が新しいか」「防音性能が高めの鉄骨造か」などを確認した方がいいですね。

はしごが邪魔

筆者が住んでいたロフト付き物件はただでさえ狭い上に、はしごがスペースをさらに圧迫していました。

はしごは移動できるタイプでしたが、毎回どかしたりセットし直したりも面倒なので、結局出しっぱなしに。

はしごのためだけに狭い部屋のスペースを消費するのは、実に非効率的です。

壁のフックに引っ掛けておけるタイプや、伸縮・折りたたみで収納できるタイプもありますよ。

階段式のロフトであれば、はしご式よりはデッドスペースをうまく活用できそうですね。

転落の危険がある

多くのロフトには、転落防止のための柵が設置されています。

ただし下記のような状況では、はしご部分から転落する恐れも。

  • 寝起きで頭がボーっとしている
  • 怖い夢を見て飛び起きた
  • 寝坊してしまい急いでいる
  • 夜間の真っ暗な中でトイレへ行く
  • 酔っ払っている

もし転落した衝撃で動けなくなっても、一人暮らしでは誰にも助けてもらえません。

救急車を呼ぶのもひと苦労ですね。

【関連記事】一人暮らしの体調不良はとても寂しい!経験者が対策を伝授

デメリットの解消方法を見る

【実体験】ロフト付き物件のメリット

【実体験】ロフト付き物件のメリット

デメリットが多いロフト付き物件ですが、一方でロフトならではのメリットもいくつか感じました。

2部屋を使える感覚になる

ロフトのスペースがあれば、1Kの間取りでも2部屋を使える感覚が得られます。

下のスペースはリビングや作業用、ロフトを寝室や収納用など分けて利用すれば、メリハリのある生活が送れます

筆者は雨が続く梅雨の時期などは、よく部屋干しスペースとして活用していました。

狭い部屋だと、部屋干しのスペース確保が難しいんですよね…。

ただし部屋干しでは、湿気がこもらないよう適切な対策が必要です。詳細はこちらの記事をご参照ください。

【関連記事】部屋の湿気が多いとこんなにやばい!すぐにできる対策を紹介

【関連記事】一人暮らしの部屋干しは乾かない?20年の経験による後悔&対処法

ワクワク感や開放感がある

ロフトは「隠れ家」「秘密基地」のような空間なので、生活が楽しくなるワクワク感がありました。

高い位置にあるスペースというのが、さらにワクワクをかき立てます。

最上階の部屋なら上に誰も住んでいないので、より快適に過ごせそうですね!

さらには、ロフト付き物件は天井が高めな傾向にあり、筆者が住んでいた部屋も同様でした。

天井が高いだけで、開放感が全然違って快適です。

来客時に重宝する

部屋に友人が来たとき、ロフトがあるというだけでハイテンションになり、喜ばれたことがあります。

また友人や家族が泊まりに来たとき、ロフトのスペースが重宝しました。

ロフト付きに住んだことがない人は、ロフトで寝たがるんですよね(笑)

ただし、普段はほぼ荷物置き場として利用していたので、誰かを泊めるときはちゃんと整理する必要がありました。

物を置けば部屋の景観が良くなる

ロフトにトイレットペーパーなどを置いておけば、日用品が目に入ってこないので生活感のない部屋を作れます。

荷物置き場が多少散らかっていても、下にいれば関係なし。

またロフトを寝室として使う場合は、布団を敷きっぱなしでも視界に入らないので、より良い景観を保てます。

似た条件でも家賃が安くなる場合も

ロフト付き物件は、通常の1K物件よりも家賃が安くなるケースがあります。

理由としては、ロフトは居室扱いではないため専有面積としてカウントされず、その分の賃料を抑えられるからです。

場合によっては「ロフト無し2部屋」の物件よりも、似た環境の「ロフト付き1部屋」の物件の方がお得に済むかもしれません。

「なるべく家賃を抑えたいから」と、ロフト付きを選ぶ人もいますね。

ロフト付きを選ぶ時の注意点

ロフト付き物件「こんな人はやめとけ」「向いている人」

ロフト付き物件、こんな人はやめとけ&向いている人

やめた方がいい人

  • 暑さが苦手、生活音に敏感(寝室にする場合)
  • すぐ横になれないのはつらい
  • ほこりがたまるのが嫌
  • お酒をよく飲む
  • 落下や怪我が不安
  • 飽きっぽい

ロフトは登り降りによるデメリットが多いため、めんどくさがりな人は長期的な生活には不向きです。

また、掃除が苦手な人も要注意。

「目に見える部分や、よく過ごすスペースだけきれいにしておこう」と、ロフトの掃除は後回しにする可能性が高くなります。

さらには、状況によってはロフトから落下したり、はしごを倒したりする恐れがあるため、怪我や骨折が不安なはロフト付きを避けた方が無難です。

ロフト付きのデメリットを見る

向いている人

  • 室内に置く荷物や日用品が多い
  • 就寝用・部屋干し用のスペースが欲しい
  • 几帳面で掃除がちゃんとできる
  • 家賃を安く抑えたい
  • 長く住む予定ではない
  • デメリットの内容が気にならない

限られた空間を有効活用したい人には、ロフト付きが適しています。

1Kやワンルームの狭い部屋でも、ロフトに荷物を置いたり部屋干しスペースに活用したりすれば、生活空間が広く感じられます。

暑い時期は寝室として過ごしにくいものの、夏場だけ下のスペースで寝るなど対処は可能です。

また、掃除のしづらさやはしごの不便さが気にならない人も、ロフト付きでの生活が快適になりますね。

ロフト付きのメリットを見る

ロフト付き物件のデメリットを解消する方法

ロフト付き物件のデメリットを解消する方法

ロフト付き物件のデメリットは、工夫することである程度は解消できます。

エアコンの設定を工夫する

ロフトの高い部分は冷房が効きにくいので、エアコンの風向きをできるだけ上に設定しましょう。

下の方にたまりがちな涼しい空気が上へ行きやすくなります。

また、エアコンの設定温度を低くするほど電気代は高くなりますが、タイマーを利用すればある程度の節約が可能です。

扇風機やサーキュレーターを活用する

エアコンが苦手、もしくはエアコンだけでは空気が循環しにくい場合は、扇風機やサーキュレーターを併用するのがおすすめです。

扇風機とサーキュレーターの特徴

扇風機やサーキュレーターを下に置き、風を上向きに送ることで、涼しい空気をロフト上まで届けられます。

空気の循環をより強化したいなら、送風性能に優れたサーキュレーターを「①1階用②ロフト用」の2台設置するのがおすすめ。

サーキュレーターがあれば、部屋干しの乾燥時間短縮にも役立って便利です!

暑さ対策グッズを使う

ロフト部分の暑さ対策として、市販の対策グッズを活用する方法も効果的です。

極涼 タオルケット 夏用掛け布団

累計販売枚数30万枚突破の冷感タオルケット。

一般タオルケットの3.8倍以上の冷たさで、熱帯夜でもひんやりと快適な寝心地になります。

冷感敷きパッド

ひんやり感のある素材を使用しており、敷布団やマットレスに取り付け可能。

汗をかいても洗濯機で丸洗いでき、また乾きも早いため夏場に重宝します。

アイスノンソフト 氷枕

凍らずやわらかくフィットする、保冷枕の定番アイテム。

冷感効果は約12~14時間持続する上に、繰り返し使えてお得です。

収納付きの階段タイプを選ぶ

ロフト付き物件のデメリットになりやすい、はしご問題。

はしごの使いづらさを避けたいなら、階段タイプのロフトを選ぶといいでしょう。

なお、階段部分に収納スペースを備えたタイプであれば、一人暮らしの限られたスペースをより有効活用できます。

ロフト付き物件を選ぶときの注意点

ロフト付き物件を選ぶときの注意点

コンセントがあるかどうか

ロフト部分にコンセントがあれば、スマホの充電や照明器具の接続が可能です。

コンセントがなくても延長コードを引く方法もありますが、見た目がスッキリしない場合があったり、コードに足を引っかける恐れも。

ロフトを寝室として使う予定があるなら、内見時にコンセントの有無を確認しておきましょう。

窓の有無&開閉可能か

ロフト部分に窓があるかどうかで、快適性は大きく異なります。

窓から光が入れば、昼間でも快適に過ごせます。

また、開閉できる窓であれば換気しやすくなり、部屋干しも効率的に。

夏場は特に熱や湿気がこもりやすくなるため、窓の有無と開閉可能かを確認しておくと安心です。

隣の建物と距離が近い場合は、カーテンがあるといいですね。

エアコンの風があたりにくくないか

物件によっては、エアコンの位置がロフトより低い場所に設置されているケースも。

エアコンが高めの位置でも、冷房の風はロフトへ届きにくくなります。

もしロフトで寝たり過ごしたりする前提であれば、エアコンの位置や扇風機・サーキュレーターの設置場所などを確かめておきましょう。

ロフトベッドを買う選択肢も

ロフト付き物件のデメリットが気になる場合、通常の物件でロフトベッドを購入する選択肢もあります。

ロフトベッドはおしゃれなデザインや材質がそろっていたり、はしご式・階段式から選べたりと、レイアウトの自由度が高いのが魅力。

また備え付けのロフトに比べ、真下の空間の使い道も幅広くなります。

ただし、大人がロフトベッドを使う場合は体重を支えられるよう、耐荷重の基準を確認してから選びましょう。

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