部屋干しを一人暮らしで効果的に行うコツやグッズ(突っ張り棒・スタンド・ワイヤー等)を紹介。

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一人暮らしの正しい部屋干し術|コツ次第で外干しより快適!

2023年6月6日

一人暮らしの部屋干しは「湿気がやばい」「臭くなる」「乾かない」などの悩みを抱える方が多くいます。

しかしデメリットをうまく解消すれば、部屋干しは外干しよりも格段に便利です。

この記事では、一人暮らしの正しい部屋干し方法や、効果的なスペース確保のコツなどを詳しく解説します。

一人暮らしでは必須のノウハウなので、ぜひ参考にしてください!

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部屋干しのコツをマスターすればメリットがたくさん

部屋干しのコツをマスターすればメリットがたくさん

部屋干しでは、下記のようなデメリットが考えられます。

デメリット

  • 室内は無風なので乾くまでに時間がかかる
  • 乾燥に時間がかかると、生乾きのニオイが発生しやすい
  • 室内に洗濯物を干すスペースが必要
  • 湿度が上がるとカビやダニが繁殖しやすくなる

部屋の湿気対策は、こちらの記事で詳しく解説しています。

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しかし部屋干しには、外干しにはないあらゆるメリットがあります。

メリット

  • 紫外線による変色や傷みなどのダメージを防げる
  • 花粉、排気ガス、PM2.5などが付着しない
  • 途中で雨が降ってきても取り込む必要がない
  • 強風で飛ばされる心配をしなくて済む
  • 夕方から洗濯して、干す時間が夜中になっても問題ない
  • 女性の場合、盗難や生活リズムを知られるなどのリスクを避けられる

仕事から帰ってきて洗濯をする場合、夜中の外干しは難しいですよね…。

生乾きなどになりやすい部屋干しですが、デメリットを解消すれば外干しより優れた点がたくさんあります。

また、梅雨の時期はどうしても部屋干しが多くなるので、コツを知っておいて損はありません。

快適な環境で住み続けるためにも、正しい部屋干し方法を理解しておきましょう。

一人暮らしの部屋干しで活躍!サーキュレーターや扇風機

サーキュレーターと扇風機

洗濯物は5時間以内に乾かさないと、菌が増殖し生乾きを引き起こしやすくなります。

しかし実際は、スペースや環境の都合により「一人暮らしで部屋干しが乾かない」と悩む方が多くいます。

そんな悩みを解決してくれるのが、サーキュレーターや扇風機です。効果やそれぞれの違いについて見ていきましょう。

効率的な部屋干しの条件

効率的な部屋干しには下記の条件が重要です。

効率的な部屋干しのポイント

  • 部屋全体の空気を循環させる
  • 洗濯物に風を当てる
  • 室内を適度な温度・湿度に保つ

これらの条件を手っ取り早く満たすのに便利なのが、サーキュレーターや扇風機です。風で空気を循環させると、湿った空気が拡散されやすくなります。

また洗濯物に風を当てることで、そのまま干した場合に比べ乾燥時間を2~3時間以上短縮できます。

扇風機の風を洗濯物に当てた場合は、当てない場合に比べ、「速乾シャツ」「綿シャツ」「トレーナー」の乾燥時間が早くなった。乾燥度合(洗濯物に残った水の割合)が1.0%未満になるまでの乾燥時間は「速乾シャツ」では1.5~2.5時間、「綿シャツ」では2~3時間以上早くなった。

引用元:兵庫県立生活科学研究所
乾燥時間を大幅に短縮

サーキュレーターと扇風機のどっちを使うべき?

効率的な部屋干しの方法として、サーキュレーターの使用がよくおすすめされています。

しかし、扇風機があれば十分なのでは?と思いますよね。それぞれの特徴や違いを見てみましょう。

サーキュレーターと扇風機の違い

  サーキュレーター 扇風機
目的 空気の循環に特化 人に風を当てる
風の特徴 直進的で強い風を遠くまで送る 穏やかな風を広範囲に送る
使用時期 1年中 主に夏場
稼働音 やや大きい 小さい

サーキュレーター

部屋干しに便利なサーキュレーター

サーキュレーターは、床から天井まで効率よく空気を循環させるため、部屋干しにとても効果的です。

冷房や暖房と併用すれば室内の温度にムラがなくなるので、1年を通して活躍します。

扇風機に比べコンパクトでデザイン性に富んでおり、インテリアとしても優秀。ただし、稼働音が大きくなりがちな点はデメリットです。

こんな人におすすめ

  • 部屋干しの乾燥時間をより短縮したい
  • 季節に関わらず室温を快適に保ちたい
  • 設置スペースにあまり余裕がない

扇風機

部屋干しに便利な扇風機

扇風機の風は人が涼むことを目的としているので、サーキュレーターほどの空気循環機能は備えていません。

しかし効率的な部屋干しという点では、扇風機の風でも十分な効果を発揮します。

また扇風機は、サーキュレーターに比べ静音性が高いのも利点です。

こんな人におすすめ

  • 部屋干しのスピードはそこまでこだわらない
  • 就寝中の部屋干しに使いたい
  • エアコンよりも扇風機を使う頻度が多い

部屋干しや湿気対策をより強化したいのなら、除湿機との併用が効果的です。筆者はもう除湿機が手放せません!

除湿機が必要かどうかは、こちらの記事で詳しく解説しています。

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部屋干しのコツは便利グッズ!一人暮らし向けのアイデアを紹介

部屋干しのコツは便利グッズ!一人暮らし向けのアイデアを紹介

部屋干しをしたくても、一人暮らしのアパートやマンションでは、干す場所の確保に困りますよね。

ここでは便利グッズを活用した、一人暮らしの室内干しアイデアを紹介します。

部屋干し場所の確保に便利なグッズ

  • 折りたたみスタンド
  • 部屋干しワイヤー
  • 突っ張り棒
  • パラソルハンガー
  • エアコンハンガー
  • ドアハンガー

折りたたみスタンド

X型&4本脚のタイプが主流で、中にはポールを自由に伸縮できる商品も。十分なスペースがあれば、室内のどこでも設置可能です。

また折りたためるので、使わないときはコンパクトに収納できます。

大きめのタイプであれば、布団やシーツも干せますよ。

\軽量&コンパクトで布団も干せる/

部屋干しワイヤー

必要なときだけワイヤーを伸ばして、反対側の壁に設置したフックへ引っ掛けます。部屋干しのたびに器具を設置する手間がありません。

スタイリッシュなデザインなので、どんな空間にも溶け込みやすいでしょう。

干す量が多いと、重さで洗濯物が中央に寄ってしまうのが難点です。

\壁に穴開け不要&薄いのに頑丈/

\部屋干しロープも手軽で便利/

突っ張り棒

突っ張り棒を使えば、部屋のデッドスペースを利用して部屋干しできます。窓に近い場所へ設置すれば、日光を当てながら乾かすことも可能。

ただし、設置方法や耐荷重などには十分な注意を払い、落下を防ぐことが重要です。

パラソルハンガー

小物類やタオルなどをまとめて干したいときに、横幅を取らずに乾かせるパラソルハンガー。

2~3段構造であれば、洗濯量が多くてもたっぷり干せます。洗濯量が少ない場合は、フックで引っ掛ける吊り下げ式が便利です。

\高さ調整可能で省スペース/

ドアハンガー

ドア上部に取り付けて部屋干しのスペースを作ります。安定感のある2箇所固定の横長タイプや、小物をまとめて掛けやすい縦型タイプなど、種類が豊富です。

折りたためるドアハンガーなら、使用時以外は邪魔になりません。

\テコの原理を利用したアイデア商品/

エアコンハンガー

エアコン下のデッドスペースに洗濯物を干し、風を当てて乾かすアイテムです。すぐに乾くので、急ぎの洗濯物があるときはとても重宝します。

ただしエアコンの状態や周囲の環境によっては、取り付けが難しい場合も。

エアコンハンガー自体は、女性1人でも工具不要で簡単に取り付けられます。

部屋干しでカビや生乾きを防ぐコツ

洗濯物かご

部屋干しをしたいけど、一人暮らしでは湿気対策もままならず、生乾きの臭いやカビ・菌の繁殖が心配になりますよね。

ここでは、部屋干しによる生乾きやカビ・菌の発生を防ぐ方法について解説します。

脱いだ衣類は洗濯カゴへ入れておく

一人暮らしでは洗濯カゴ(ランドリーバスケット)を使わず、脱いだ衣類をそのまま洗濯機に入れておく人も少なくありません。

筆者も以前は、服を脱いだらそのまま洗濯機に投げ込んでいました…。

しかし、洗濯槽は湿気がこもりやすい構造なので、特に梅雨~夏場はカビが生えやすくなります。

カビの発生や菌の繁殖を防ぎたいなら、通気性に優れた洗濯カゴを使いましょう。

\ 折りたためるランドリーバスケット /

「アーチ干し」で乾かす

「アーチ干し」とは、外側に長い衣類・内側に短い衣類を干し、アーチ状にする干し方です。

部屋干しはアーチ状にする

アーチ干しにすると風通しが良くなり、空気が効率よく循環します。

そのため普通に干すよりも、乾くまでの時間を30~60分程度短縮する効果があります。

窓を開けて適度に換気

部屋干しをすると室内の湿度が上がるため、適度な換気が必要です。特に雨の日は、屋外よりも屋内の湿度が高くなる場合も。

換気をするときは、2ヶ所以上の窓を開けると空気が流れやすくなります。

もし窓が1ヶ所しかない場合は換気扇を回したり、部屋のドアを開け扇風機で空気を流したりなどがおすすめです。

窓が一つしかない場合の換気方法
出典:日本摂食嚥下リハビリテーション学会

洗濯槽を掃除する

部屋干しの環境を整えても、洗濯槽が汚れていたら意味がありません。

手入れを怠ると雑菌が繁殖し、洗濯物に付着し嫌な臭いが発生してしまいます。

可能であれば1~2ヶ月に1回、最低でも3ヶ月に1回は洗濯槽を掃除しましょう。

使用後は洗濯機のフタを開けておくと、カビの発生を抑えられますよ。

「宅配クリーニング」の保管サービスを利用すれば、衣類により良い環境下で6~12ヶ月預けておけます。

クローゼットのスペースが空く上に、カビ・ダニ発生の心配がありません。

衣替え時に衣類をまとめてクリーニング&保管したい方は、ぜひ活用をご検討ください。

宅配クリーニングのおすすめ」「宅配クリーニングのトラブル事例」は、こちらの記事で詳しく解説しています。

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部屋干しは工夫次第!快適な一人暮らしを送ろう

スペースか限られている一人暮らしの部屋でも、ちょっとしたアイデアやグッズで快適に部屋干しできます。

部屋の環境や洗濯の頻度に合わせて、ぜひ最適な部屋干し方法を探してみてください。

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