「一人暮らしが寂しい」と思わず泣く社会人は、男性も女性も意外に多くいます。
特に、新社会人や新しい土地で一人暮らしを始めた人は、環境変化により寂しさや孤独を感じやすいものです。
しかし寂しさをうまく克服できれば、日々の生活が充実するだけでなく、仕事を楽しむ余裕も生まれるかもしれません。
この記事では、一人暮らしで寂しさを抱える社会人が「メンタルを整える方法」「病まない生活を送るコツ」について詳しく解説します。
社会人一人暮らし歴20年以上の筆者による、寂しさを乗り越えた実体験も紹介します!
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この記事を書いた人
- 一人暮らし歴20年以上
- 宅配サービスの利用経験多数
- 数々の失敗経験を基に発信
- 最新サービスも随時試し中
社会人が一人暮らしで寂しさを感じる原因
社会人になると同じ一人暮らしでも、学生時代とは違いメンタルを病みやすくなります。
仕事と私生活のバランスが取れていない
社会人になると、仕事に追われて私生活がおろそかになりがちです。
プライベートが充実しなかったり、職場以外での人間関係が希薄になったりすると、寂しさを感じやすくなります。
学生時代とは違い週5日程度は働く生活になるので、筆者も初めは疲弊しました。
仕事だけに没頭するのではなく、趣味や交友関係にも時間を割くことが大事です。
人間関係の築き方が分からない
学生時代とは異なり、社会人は充実した人間関係を築くのが難しくなります。
誰にも頼れない、理解してもらえないなどの状況に陥ると、孤独感が強くなってしまいます。
筆者は学生時代はサークル・アルバイト内での交流も多かったですが、社会人になってからは同世代と接する機会が一気に減りました…。
しかし、趣味のコミュニティやアプリなどを積極的に活用すれば、社会人でも充実した人間関係を作りやすくなります。
住んでいる部屋の居心地が良くない
一人暮らしの部屋の環境によっては、寂しさや孤独を感じやすくなります。
自分だけの空間である一人暮らしの部屋は、心の拠り所になるような場所でないと安心感を得られません。
一人暮らし社会人の給料では、なかなか好条件の部屋には住めませんよね。
将来への不安がある
社会人になると、仕事・結婚・老後など将来への不安を感じることがあります。
先の見えない不安は、寂しさを余計に増幅させてしまいますね…。
1人で抱え込まず周りに相談したり、将来についての具体的なプランを立てる、貯蓄・資産運用など経済的な備えを整えたりすることが大事です。
仕事でメンタルに限界がきてるときのサイン
体の調子が少し悪いけど、自分では「これくらいはまだ頑張らなきゃいけない」と思っていませんか?
その不調は、実は仕事のストレスが限界に達しているサインかもしれません。
メンタル限界時のサイン具体例
サインの具体例は下記の通りです。
- 頭痛・めまい・吐き気・食欲不振などの不調が続いている
- 眠れない日や夜中に目が覚める頻度が多い
- 短期間で体重が増えたり減ったりしている
- 仕事のミスが増えている
- ちょっとしたことでもイライラしやすい
- 身だしなみを気にしなくなる
- 趣味や興味があることでも楽しめない、笑えない
- 孤独感が消えない
- 家族や仲の良い友人に会うのもしんどい
- 悲しくもないのに涙が出る
「これくらいのストレスは、他の人達もみんな同じだろう」と考えてしまい、限界が来ていても気付きにくいケースが少なくありません。
心身の疲れが解消されないままだと、健康状態にも仕事にも重大な支障をきたす恐れがあります。
ストレスが限界に達すると、朝起き上がる気力もなくなり、出勤自体が難しくなる可能性も。
仕事でストレスを抱えやすい人の特徴
仕事でストレスを感じやすい人は、下記のような特徴があります。
- 完璧主義
- 頼まれたら断れない
- 自分だけではきつくても周りに頼れない
- 仕事の優先度が分からず非効率
- スケジュール管理ができてない
完璧主義は仕事での信頼を得やすい一方で、妥協できずこだわりが強すぎると、いずれメンタルが限界を迎えます。
また、責任感からたくさんの仕事を引き受けてしまうと、キャパオーバーになるケースも。
もし上記で当てはまる項目があったら、うまく改善すればストレスを軽減できる可能性があるでしょう。
筆者はすべて当てはまっていたので、すぐストレスを抱え込み一人で参っていました。
一人暮らしで寂しい社会人がメンタルを整える方法
社会人一人暮らしでメンタルを病むのは、環境の変化を考えれば自然なことです。
しかし、ちょっとした工夫でメンタルは整えられます。
仕事と私生活のバランスを取る
好きな趣味を見つけ没頭することで、寂しさを感じる暇がなくなります。
趣味を通じて新しい友人ができることもありますよ。
また、週末は「趣味の時間を設ける」「人と会う」など、オンオフをしっかり切り替えることで心にゆとりが生まれます。
安心できる家族とやりとりする時間を作るのもいいでしょう。
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新たな交友関係を構築する
同じ趣味や関心を持つ人達と交友関係を作れば、寂しさを感じにくくなります。
出会いの場が少なくなる社会人は、下記の方法で交友関係を広げられます。
直接会わなくても交流できるオンラインコミュニティは、中高年世代でも活用する人が増えています。
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もっと手軽に誰かとコミュニケーションを取りたいときは、話し相手がすぐ見つかるチャットアプリも便利。
【関連記事】一人暮らしで寂しい時に!すぐチャットできるアプリ厳選7点
オンラインゲームは、ネット上の人と雑談しながらプレイできます。
筆者も経験しましたが、職場以外の人と定期的に会話ができるのはとても助かりますね。
仕事や一人暮らしのことで悩みがあったら、SNSやブログを通じた情報交換もいいでしょう。
共感を得られたり、同じ境遇の人からアドバイスをもらったりできます。
居心地の良い部屋を作る
ちょっとした工夫で、居心地が良く快適に過ごせる部屋を作れば、寂しさを和らげられます。
観葉植物は見た目の癒しだけでなく、空気清浄効果や育てる楽しみも味わえます。
家具・カーテン・照明などを新しくそろえるのが難しい方は、「叫びの壺」「抱き枕」などの手軽な寂しさ解消グッズも便利です。
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将来設計を立てる
スキルアップや貯蓄などの設計を立てることで、将来への不安が和らぎます。
例えば、資格取得や副業収入を目指したり、貯金・投資を始めたりするのもいいでしょう。
収入源が多いほど、急な退職時でもお金を確保できる安心感を持てます。
なお、筆者は一時的に実家へ戻り生活を送ることで、リフレッシュした頭で冷静に将来について考えられるようになりました。
詳細はこちらの記事をご参照ください。
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職場環境によっては転職もアリ
筆者は、いわゆるブラック企業に勤めていたことがあります。
生活のためと割り切り勤務を続けていましたが、職場の体質が変わる見込みは一向にありませんでした。
このままダラダラと人生を過ごすのは無駄だと思い、見切りをつけて転職。
メンタルに影響を与え続けるような職場なら、思い切って新しい環境で頑張るのもひとつの方法です。
無料相談窓口やカウンセリングを利用する
厚生労働省では、悩みを相談できる窓口を提供しています。
カウンセリングは、精神科や心療内科で受けられます。
もし対面でのやりとりが苦手・初めての利用で不安という方は、パソコンやスマホで相談できる「オンラインカウンセリング」も おすすめです。
寂しさを乗り越えた筆者の実体験
筆者は以前、毎日朝8時から夜9~10時まで働き、休日は日曜だけという生活をしていました。
1日の拘束時間が長い上に週休1日なので、自宅アパートには寝るために帰っているような状態でした。
帰宅時間はいつも夜10~11時で、プライベートを楽しむ暇はありません…。
貴重な休日は「遅くまで寝る→ダラダラ過ごす」を繰り返していましたが、これではダメだ!と思いました。
何か非日常を体感したいと思い、とにかく外へ出ようと思いました。
自然が多い公園の中で何も考えずボーっと過ごすだけでも、身も心もリフレッシュできました。
また、季節ものの展示会に足を運んだり、SNSで目にしたお菓子を食べに行ったり、非日常を味わう習慣ができましたね。
神社は独特の荘厳な雰囲気があるためか、心が浄化される気分になりました!
近所をのんびりと散歩するだけでも、こんな場所があったんだと意外に新たな発見があります。
小さなことから始めて自分なりの仕事/プライベートのバランスを見つけると、寂しさや孤独を克服しやすくなると思いますよ。
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一人暮らしの社会人が病まない生活を送るコツ
自分なりの充実した生活スタイルを確立することが、心身ともに健康で満足度の高い人生につながります。
小さなことから始めて、徐々に習慣化していきましょう。
規則正しい生活リズムを作る
不規則な生活は心身のバランスを崩し、寂しさを助長します。
生活が乱れやすい一人暮らしでは、規則正しい生活リズムを作ることで、安定した気持ちで過ごしやすくなります。
【関連記事】一人暮らしの隠れたリスク!スマホ依存が将来の健康を脅かす
年末年始やゴールデンウイークなどの連休は、特に不規則な生活になりやすいので注意!
一度乱れた生活リズムを元に戻すのは、意外に厄介です。
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自分へのご褒美を設ける
頑張った自分へご褒美をすることで、心にゆとりが生まれたり、心身ともにリフレッシュできたりします。
ちょっと贅沢な食事をする、ずっと欲しいと思っていたものを買う、日帰り旅行や一泊旅行に出かけるなど、自分なりの楽しみ方を見つけてください。
筆者は仕事を頑張ったご褒美として、好きなお店のラーメンを食べに行っています!
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休日は新しいことにチャレンジしてみる
充実した休日を過ごすと、健康面に良い影響を与えるだけでなく、仕事の生産性向上にもつながります。
スタンフォード大学の研究によると「週70時間以上働く人」と「週55時間働く人」は生産性が同じであるという結果が出ています。
週の労働時間が55時間を超えると、生産性が急激に低下するそうです。
つまり、同じ1週間でも長時間働けば仕事の成果が上がるわけではなく、休日はしっかり休んだ方が効率的に業績を上げられるということです。
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少しずつ意識的に取り組むことが大事
仕事と私生活のバランスを取ることは、一朝一夕にはできません。
しかし、少しずつ意識的に取り組むことで、確実に生活は改善されていきます。
寂しさを感じている方は、まず自分の生活を見直し、小さな変化から始めてみることをおすすめします。